息子さん、おかげんいかがですか?犬ではありませんが、何年か前、母がノラ猫に足(ふくらはぎ)を咬まれました。咬まれてから一晩で膝下から足の甲まで腫れあがり、発熱もあったのですぐ近所の診療所に行かせました。処置としては傷口の洗浄と抗生物質の点滴のみで、破傷風のワクチンの接種はしませんでした。傷口の洗浄も最終的には腫れているところに直接メスを入れて切開してからの洗浄に変わりました。ご心配の破傷風ですが、破傷風菌は土中や泥の中に生息しており、口中には生息しません。なぜなら破傷風菌は嫌気性といって空気を嫌う性質があるのです。ですので空気に触れる可能性の多い口中には生息しないのです。(もっとも他の雑菌はノラ猫でも飼い猫でも関係なく常在菌として棲んでますが)事情は犬でも同様と思われます。人間でも口中には常在菌がいるのですから、犬も飼い犬・野良犬関係なくなんらかの菌が口中に棲んでいると思わなくてはいけません。近年は、狂犬病のワクチンの飼い犬の接種率が高く、犬からは狂犬病は感染しないといわれています。しかし、狂犬病のウイルスは猫にも感染し、猫の予防接種は率が低いので、今後は猫からの感染が懸念されるそうです。お大事に・・・