こんにちは。予防接種のおかげでかるく済んだ、という話はよく聞きますが、私は疑問だなあと思っています。現場のお医者さんの印象として、予防接種を打っている患者のほうが比較的軽く済んでいるような傾向がある、という話を読んだことはありますが。だからといって、それは「傾向」であり、必ず軽く済む、というわけではないと思います。インフルエンザといっても、ウィルスの型によっては症状の出方も違いますし、同じ型であっても個人個人によって症状の重さにもちがいがあります。病気というのは、そのときの健康状態も大きく影響しますし、個人差もあるので、あまり熱も出ない、出てもすぐにひいてしまう人、高熱が何日も続く人、色々な例があると思います。まして、個人が、ある一回のインフルエンザにかかったときの、予防接種をした場合と、接種していない場合の比較は出来ないですよね。どちらかしか体験できないわけですから。なので、「軽く済む効果」というのは、はっきり証明は出来ないものなのではないか、と私は思います。なお、一度かかると同じ型に対しては予防接種よりもよほど強い抗体がつくはずです。わが家の子どもたちは5年前にA型インフルエンザ(A何型かまでは分かりませんが)にかかったあと、2年前にB型にかかりました。予防接種は打っていませんし、集団生活もしているのですが、インフルエンザにかかったのはそれくらいです。A型に関しては、5年前のでしばらくは抵抗がついたのだろうなあ、と私は思っています。でも、そろそろそれも切れるでしょうし、インフルエンザ流行しだした最近はちょっとびくびくしています。