インフルエンザウィルスは常に変異していく性質を持っていますが、毎年大きな変異ではなく、小さな変異を繰り返していくのです。流行シーズンのはじめと終わりだって同じウィルスではありませんが、それほど違うものではありません。だから、同じ年に同じ型のインフルエンザに2度かかる、ということはまず無いはずです。ただ、時間がたてば変異の度合いが大きくなります。そのため、一度インフルエンザにかかっても、数年たてば、かかった経験のあるウィルスと、その年のウィルスの違いが大きくなってくるので、抗体もうまく働かなくなってくると考えられています。なお、ワクチンも前の年の流行を元に作られているもので、変異にまでは対応できませんので、あくまでも、近い型でしかありません。だって、変異した型は作り出せませんよね。それから、うわさが錯綜して怖くなる、とのことですが、きちんと知識を得て対応すれば、インフルエンザはそれほど怖いものでは無いと私は思います。体力・気力とも万全の状態であれば病気には体が立ち向かってくれます。そういった自己免疫をいい状態に保つことが一番の対策だと思いますよなお、私は子どもたちが相当にひどいインフルエンザだったときも、とにかく寝不足にはならないよう、無理はせずに、と心がけていたら、私も主人もインフルエンザにはかかりませんでした。流行の話題が多くて、気がめいりますが、雪桜さんも疲れをためず、体力を十分につけて冬を過ごしてくださいね。