miyukingさん はじめまして今回は 大変いやな思いをされましたね。文章を拝見して 私も心が苦しくなってしまいました。私も 医療に従事する者ですが 同業者としてその医師の言い方に失望します。そして お詫びいたします。私には4人の子どもがいますが 予防接種に関してはいつも いつも本当にこの子にとって必要なのかと 悩み迷います。最近では ワクチンを打たないことが 社会的に迷惑だ・・などという批判をする人もいて ますます落ち込みます。ワクチンを打つにしても 打たないにしても覚悟を決めることが大切です。以前 カンガエルーネットに投稿したことがある文章ですが、私のワクチンに対する考え方の根本は 以下にご紹介する油上先生のお言葉ですすべての親御さんと すべての医師がワクチン接種を考える時に考慮すべき内容だと思います。Miyukingさんの愛情で 子どもを守ってあげてくださいね応援します!『予防接種の考え方』(由上修三、大月書店、1992)より 『予防接種が医療行為であるならば、医師は被接種者の利益を考え、十分な科学的根拠を持もち、厳格な注意義務を果たして、被接種者の期待と信頼にこたえなければならない。また、被接種者に接種の利益とリスクを説明して、被接種者の判断を求め、その同意の上で接種することが必要である。これらは一般の医療における原則であるが、予防接種においてこれらの原則がしばしば省略されること、世間もこれを容認する傾向があることに注意しなくてはなるまい。 まして、予防接種は人体に危害を加える医療行為である。その点では、外科手術と同等の医療行為である。異物、それも病原体の一部または全部を体内に入れるのであるから、かならず何らかの副反応(副作用)をともなう。これは不可避の事実であって、副反応のないワクチンは皆無である。したがって、厳格な注意義務とインフォームド・コンセント(説明と同意)が求められよう。 医療は科学である。したがってその行為は科学的必然性がなくてはならない。「法律で決められているから」とか「厚生省の通達に従って」とかの判断を科学的判断に優先させてはならないのである。この注射がどうしても必要なのか、その効果はどれほどの確実性が証明されているか、接種をしない場合のリスクは将来の幸福を左右するほどのものか、不幸にして副反応の被害を受けた場合、それを背負う覚悟があるのかと、医師も被接種者もその保護者も、真剣に考慮しなければならないであろう。かりにも「やらないよりましだろう」式の安易な態度で予防接種にのぞんではならないと思う。』