インフルエンザ予防マスクの続きです。
今年の冬のインフルエンザ対策(鳥も新型もSARZも)のリーフレットからのコピーのためテキストのみでイラストや写真がなく迫力に欠けますが、
インフルエンザの予防はうがいよりも手洗い、洗顔を
インフルエンザウィルスが1コや2コ　口腔に飛び込んだとしても唾液で不活化(無害化)されます。また胃に到達すると胃酸で死滅します。空気中に漂うインフルエンザウィルス(空気感染ウィルス)は細菌と違って自己増殖することができません。生体組織に着床して細胞内に進入した後増殖を始めます。だから口呼吸をすると、下気道や肺組織に直接飛び込み、即気管支炎や肺炎の原因となります。(イラストは臼田篤伸氏の『さらば風邪薬』より拝借)
呼吸により鼻腔から飛び込んだウィルスは直接下気道や肺組織に達することはできず、鼻の奥、上気道でせき止められます。　この上気道の細胞内で48時間以上かけて増殖し、下気道を経由して肺や身体各部に侵入して身体全体を蝕みます。　顔や手・衣服に付着したり、空中に漂っているウィルスを上気道で増殖させないことが重要なのです。
風邪予防やインフルエンザの予防にすぐうがいをと言う識者がいっぱいいますが、うがいはウィルスに届かない場所を洗浄しているに過ぎません。やらないよりましという気休めです。
鼻腔に飛び込むウィルスを減らすには身の回りのホコリや汚れを落とすことが一番重要です。だからうがいよりも手洗い・洗顔のほうがだいじなのです。
(H17.10　ヨード液うがいよりも水うがいの方が風邪予防に効くということが京大保健センターの研究室から発表されました。これは解釈が間違っているのではないかと思います。うがいの目的は細菌の栄養素となる口腔内の汚れと日和見細菌と呼ばれる常在菌が増えすぎると悪さをするため、これらを洗い流すことにあるのです。ヨード液という強烈な薬を使用すると常在菌が全て居なくなり、あとから侵入するかもしれない病原菌にとって、抵抗勢力の居ない更地になってしまうというように考えるべきではないでしょうか)
幸いなことに、感染後48時間以内ならウィルスの増殖数も少ないため、タミフルやリレンザなどのインフルエンザ特効薬が良く効きます。(タミフルはB型には弱く、耐性菌も出てきたようです。H17.10〜11には副作用と疑われる事故死や不審死が問題となっています。)
次に鼻腔に飛び込んだウィルスを増殖させない工夫が必要です。
インフルエンザウィルス(空気感染ウィルス全般)は湿気に大変に弱いと言う性質を持っています。インフルエンザウィルスが着床する上気道を常に湿らせておくことが肝心なのです。
型が目まぐるしく変遷するインフルエンザ(A型B型、香港型、ソ連型、スペイン風邪といろいろありますネ)に対し、ワクチンはこれらの型が適合しないことには有効ではなく、非常に稀ではありますが重篤な副作用を引き起こすことが知られています。だから学童の強制集団接種から任意の個別接種となったのです。
予防ワクチンの接種は必ずしも有効ではない。　逆に危険であるかもしれない。　ではどうすれば?
48時間以内の服用　これが大事なのです。　タミフルを48時間以内に服用するということは、ウィルスの増殖を遅らせて、身体に備わった自然治癒力がインフルエンザウィルスをやっつけるということに他なりません。決してタミフルがインフルエンザを治療するわけではありません。
ウィルスを増殖させてしまったら特効薬のタミフルでもお手上げ。あとは高熱を発して、高温に弱いインフルエンザウィルスが死滅するまで待つだけ。　高熱を発することは身体の自然治癒力がウィルスと戦っている姿なのです。　ウィルスが死滅するまで体力が持たなければ最悪の事態へと………
元へ戻ってウィルスの増殖をストップするには、上気道を常に湿らせることが一番。　加湿器の蒸気を吸入するも良し。　ところが加湿器は部屋全体を湿気で一杯にし、空気流動の少ない部屋の隅や家具の裏側にカビが生える原因となります。カビ毒はインフルエンザよりも恐ろしいものが一杯あります。
そこでお奨めなのが濡れマスク。高い専用の濡れマスクを買わなくてもガーゼマスクを水に浸して、鼻を覆わないように口に掛けるだけでOK。　鼻を覆うと息ができなくなります。そして安眠と保温、とくに就寝時の適度な保温、隙間風や放熱を防ぐ工夫が必要です。
技術士事務所(資)テクノ・ファブリカ が開発したインフルエンザ撃退グッズ
鳥インフルエンザもSARSも新型インフルエンザにも
上気道の潤い水マスク、安眠のセドロール香、自着性おやすみマフラー
マスクと保水パッド水も漏れない特殊高性能フィルター
体は疲れているのに眠れない　そんなときに
国立精神・神経センター精神保健研究所の老人精神保健研究室・白川修一郎室長
更年期障害に悩みホルモン補充療法では治療効果がない女性(61)の寝室に、セドロールの香りを認知するかしないか程度散布して、効果を試した。4週後には多汗、息切れ・動悸、頭痛・めまいなどの自律神経症状やイライラ、憂うつなどの不定愁訴が改善し、8週後には健康な睡眠が得られるようになったそうだ。(医療ライター・福原　麻希)
セドロール他6種の香りを含浸させた不織布パッチをマスクあるいはマフラーに挿入します。
AVAスィッチを開く　手足の冷えが辛い冬。そんな手足を温めるスイッチを体のある部分に発見!
マフラーで手足共にAVAが開きました。(NHKためしてガッテン2002.12.4)
手は実験前平常時に比べ9割、足は実験前平常時に比べ4割血流が回復しました。AVAが閉じる理由は寒い時に心臓や脳といった深部の温度を維持するため。マフラーをしっかり巻いて、首もとの熱の漏れを防げば首だけでなく体幹部全体の温めも期待でき、AVA本来の目的を助けることができ、手足のAVAがより開きやすくなります。
これはおやすみマフラーとは関係ありません。NHKのHPからの借用で首周りを保温することの重要性の説明です。
一番肝心なことは、新型インフルエンザにかかることは防げない、いかにして不顕性感染(感染しても発症しない)に抑え付けるかということなのです。
新型インフルエンザに有効なワクチンはありません。化粧品のS社が卵黄から抽出したウィルスに有効なバイオ抗体なるものをマスクに応用してH17.11より発売すると発表して、直前に取りやめました。
ウィルスは生体に着床して増殖するという基本原則を考えると抗菌剤によるマスク上の防御に意味がないことは明白です。　いずれにしても一般の素人が新型インフルエンザに対抗するのは頑健な体力を維持するしかないのです。
技術士事務所(資)テクノ・ファブリカ が開発した<水マスク><セドロールの香り><おやすみマフラー>もホンのひとかけらのお助けグッズに他ならないのです。
銀抗菌やその他もろもろの抗菌マスクがどんなに優秀な効果効能を謳っていても、せいぜいが殺す必要のない常在菌の増殖抑制を試験データとしているに過ぎず、病原菌でのテストデータを出しているところはありません。病原菌のテストデータが仮にあったとしても、それと実用性とは別個のものだと理解してください。