現行インフルエンザワクチン(新型ワクチンも季節性ワクチンも成分ワクチンでHAワクチンと呼ばれる)の添付文書には別の薬剤(全粒子ワクチン)のデータ[Sugiura, A. et al.(1970)]が不正流用されてます。 厚生労働省・医薬食品局の審査管理課・キムラ氏と安全対策課・イケガミ氏の二人に確認要求し、二人は別の薬剤である全粒子ワクチンのデータ流用の事実を確認しました。 尚、全粒子ワクチンのデータの不正流用だけでなく、インフルエンザワクチン添付文書に「ハズレ年」の低い有効率のデータを載せないのが可能なシステムになっている添付文書の構造的不適正もあります。日本臨床内科医会の調査によれば、A型インフルエンザでは有効率が(2001-02)シーズンで78.6%だった有効率が(2003-04)シーズン以降低迷し(2006-07)シーズンでは18.7%にまで低下しています。現時点では未発表ですが(2008-09)シーズンの有効率も低いはずと思われます。今年1月に(認知症の高齢者の)鶴川サナトリウム病院でワクチン接種した認知症の高齢者が大量院内感染が起きたからです。