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症状を考える | 症状のほとんどは体の自発的な反応のことです。
例えば悪いものを食べて「嘔吐」する「下痢」をするという症状を思い浮かべてみてください。
悪いものを少しでも早く排泄してしまうために、「レギュラー」ではない緊急な手段を使って、排泄しているわけであり、この場合の嘔吐や下痢は、正当で目的のある反応であることが理解できると思います。
症状がはっきりだせることは、「元気で正常な体」ということです。
かりに、悪いもの食べて嘔吐も下痢もしないほうが、むしろ「正常ではない」何かがあることを考えなければなりません。(このあたりの常識が世間ではまったく正反対になっていることが多い)
では、そのような前向きではない症状とはどういうものでしょう。
その代表例は「反応」としての症状ではなく「結果」としての症状です。
例えば脳卒中が原因で、手足が麻痺するという症状ですね。
この場合は、病気に「反応」した自発症状ではなく、結果としてそうなってしまっている。症状にもいろいろあるわけです。
症状をすべて「怖い現象」だと思う常識を見直し、症状の意味を考えると、看病時の不安が緩和されるかもしれません。
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