Re9: おたふく風邪の予防接種
まつ/父親
2006/2/28
こんにちは。

もし議論に参加されるのであれば、ちょっとおつきあいください。もちろん、無視していただいてもかまいません。

予防接種の制度うんぬんというのはベキ論(政策提言)になってしまいますので、ここでは現在の制度の枠内でどうすべきか、という身近な問題で考えてみました。

おたふく風邪の予防接種はそれほど有効性が高いわけではありません。ですから、予防接種をしても発症するケースがあります。でも、これ自体、それほど大きな問題というわけではありません。

むしろ問題は、予防接種による免疫は時間がたつにつれ低下してしまうということです。たとえ子供の間に予防接種をしたとしても、大人になるころには免疫が低下してしまう人が大勢でてきます。ところが、大人になってからおたふく風邪の予防接種を受ける人はほとんどいません。みんな、おたふく風邪のことなんか忘れています。で、どうなるかというと、大人でおたふく風邪を発症する人が増える。

そんなおとぎ話みたいな…とお思いになるかもしれません。でも実際、このホームページにアクセスしてくる人は、「大人 おたふく風邪」という二つのキーワードを使って検索してくる人が非常に多いのです。このところ、だいたい第5〜6位で推移しています。「水ぼうそう」とか「溶連菌」とか、典型的な子供の病名で検索してくる人よりも多いんです。きっと、大人の間でそれだけ流行しているということですね。

そして、No.2003 の投稿に書かれていたように「大人は子供の10倍くらい難聴を合併しやすい」のが事実であれば、大人になってからの自然感染の方が圧倒的にリスクが高い。。

であれば、(繰り返しですが、現在の制度を前提にする限り)予防接種をせずに、子供のあいだに自然感染した方が、結局は難聴被害者を減らすことになりませんか? つまり、「子供の病気」は「子供の間」に積極的に罹ってしまうというわけです。実は、これは、昔の人たちが実践していました(近所に罹った人がいれば、病気をもらいに行く習慣)。おそらく経験から積み重ねられてきた知恵なんだと思います。子供のあいだに罹っておけば、大人になってからの自然感染、難聴リスクは確実に低減できます。これは、おたふく風邪に限ったことではなくて、風疹や水ぼうそうなどについても同じような構図です。

いろんなことを考慮して、深く考えてみると、こうした結論も出てくるわけです。


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