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No.1391 : Re2: ありがとうございます
( 返信 )
 まつ  父親父親 [お子さん1人] - 2004/09/12(日) 16:07

こんにちは。

じゅんじゅんさん:

> 私としては、接種前の赤ちゃんが罹らないことにとても興味があります。日脳は母子の免疫移行はないと聞いています。あったとしても3歳まではもたないでしょう。外遊びをすれば蚊にも刺されます。体力も、実際罹った人たちと比べて格段強いとも思えないし(罹った人が赤ちゃんよりも体力が弱かったのかもしれませんが)。たまたま罹っていないだけなのか、何か理由があるのか・・・


少なくとも、3歳以下であれば、蚊に刺される機会が極端に少ないのは確かですよね。

くじらさん:

> うちの近くに豚はいないから大丈夫かと思ったのも予防接種しない理由です」とお話したら、「豚がいないからではなくて、豚は1年で食用とするから検査するのであってほかにも(鳥や牛などの動物にも)媒介するのよ、共存しているということを忘れている。横浜保健所時代にでも網で蚊を採取し調査するけどいるのよ。でも、発症しないでしょ。罹患者が1桁になっているのに予防接種をすることはやめなさい。60歳以上は子供のころは今以上に刺されているはず、不顕性感染も多く発症する率は低い。それでもする必要があるの?


人間が日本脳炎にかかりにくくなっていることは事実かもしれませんが、ここまで言い切ることができるかどうか疑問に思います。

まず、他の動物に感染するとしても、豚が第一の自然宿主であることには変わらないですよね?

また、横浜で、蚊にウイルスが見つかるというのは、「たまたま」なのか「必ず」なのか。前者であれば、発症しないのは確率が低いから、という答えが成り立ちます。

さらに、60歳以上の人は、確かに子供のころは今以上に刺されていたはずです。だからこそ、日本脳炎で死亡する人が多かった。不顕性感染も多いが、いちど発症したら死亡する確率もかなり高い。ですから、最後の部分の論理はちょっと。。。

なぜ西日本では患者がゼロにならないのか、という視点から出発すると、以上のような疑問点が出てきます。日本脳炎の予防接種を全面的に中止したら子供の患者数が増加してしまう、という可能性は本当にゼロでしょうか?

例えば、の話ですが、全体的な日本脳炎の患者数が減ったのは、住宅事情の変化が一番大きかった、としたらどうでしょう? かつての日本の住宅は隙間だらけ、さらに冷房がなくて夏場は開けっ放しにするため、蚊帳が必需品だった。ところが、過去50年間で住宅の形が大きく変わり、また冷房も普及したため、住空間の密閉性が急速に高まった。そのため、蚊にさされる機会が激減し、それが日本脳炎の患者減少の原因となった。つまり、「蚊に刺された場合の発症率」という条件付き確率はそれほど低下していないかもしれない。。。あくまで例え話です。

話が脱線しますが、因果関係を見つけることは非常に難しいものです。ある経済学者があらゆる統計を調べつくし、「アメリカの景気変動は、インドのバター生産量の動きと一致している」という関係を発見しました。これは、見せかけの相関の一例で、過去はぴたり一致しても、将来まで一致することは期待できません。

また、因果関係の「因」と「果」が逆になっているケースも多い。二つの統計が同じ動きをしていたからといって、それだけで、片方を原因、もう片方を結果と結論づけることはできません。でも、最初にある結論が仮説として頭にインプットされていると、それを裏付けそうな相関関係が見つかると、都合よく「因」と「果」を決めつけてしまう。

新聞を注意深く(批判的に?)読むと、この手のロジックがとっても多いことに気づきますよ。

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