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No.1629 : Re: くじらさんへ
( 返信 )
 くじら  母親母親 [お子さん2人] - 2004/11/03(水) 23:37

くじらです。

じゅんじゅんさん、遅くなりましてすみません。
聞きますよと言いながら、なかなかまとめられなくて伸ばし伸ばしにしてしまいました。
ごめんなさい。

 母里さんからは、現在の日本脳炎の頻度、あるいは病気の状況というものを、ちょっと考えていただきたいとデータを見ながら説明していただきました。

 現在の日本脳炎の患者数は98年以降は一桁で、1960年のころ、赤ちゃんも含め数千人の患者数が出ていたころとは状況が違っているということ。
日本脳炎という病気は、ウイルスが蚊の体内で増え、ウイルスを持った蚊がだんだん増え、それに刺された人が日本脳炎になります。と言うと、蚊に刺されるのがすごく怖くなる。
でも、蚊に刺された人1万人に1人も発症しません。病気にはなりません。生ワクチンの予防接種を受けたようなものですといわれますが、ここ10年間で6歳以下の子供で日本脳炎に罹った人はいません。そういう病気です。50歳とか60歳の人が日本脳炎になる。でも、50歳60歳の人に日本脳炎のワクチンをやりましょうかという話には絶対になりません。私たちの世代、蚊に刺された人が知らないうちに抗体を持っています。発症する人の率が本当に低くなったのは、戦後の1000人以上も出ていた時代と、子供の体力も環境も蚊の数も違うんでしょう。

母里さんの見解としては「この10年間、10歳以下の日本脳炎患者はゼロなんです。60歳、70歳になると他のことで免疫機能が落ちて、たまたま日本脳炎に罹って、発症したのかなと思うんですけれど。それは、ワクチンで防げるという話ではないでしょう。」
それに、日本脳炎の接種の仕方が予防接種法の改正で変わったことで、「臨時予防接種」から「定期予防接種」になり、法律上の便利さから、やり方を全国一律に決めたいきさつも話していただきました。

九州の方では、毎年、大人で患者も出るし、必ず豚の抗体は上がってくるから、九州の方の日本脳炎のワクチンの打ち方は、中学卒業するまで毎年毎年、追加免疫をやっているようなところもあるんです。東北はほとんどないからやらない。関東地方は赤ちゃんの基礎免疫だけやっておこう。というように、臨時予防接種という
かたちで、全国バラバラの予防接種が5年前まではやられていたんです。
ところが、その臨時予防接種というのがインフルエンザ日本脳炎だったので、インフルエンザの学童接種を止めるときに、「臨時」というものを残さない、全部定期予防接種にするという法律上の便利さから、臨時予防接種をなくして、定期予防接種にして、やり方を全国一律に決めたんですね。赤ちゃんのところで3回と、小学校1年生で1回、中学校1年生で1回、合計5回というのを定期予防接種にしたんです。そのため、九州地方では、接種回数がガタンと減ったわけです。
ところが、臨時予防接種だったときには、やることを都道府県知事が選択したんです。
うちの県はほとんど日本脳炎がないからやらないよ、という県は、やらないよと言わなくても、やることを議会が選択しない限りやらなくてもよかった。ところが定期接種になって「定期」とつきました。やらないことを選択してよろしいと。でも、やらないことを選択したのは北海道だけです。30年間やることを選択しな
いできた東北の青森・秋田・山形・岩手などという県が、法律が変わったために日本脳炎をやり出す。やらないことを選択する議会は、責任逃れのために、何か起こったときに「なぜやらないのか」と言われるのがイヤなために、やらないことを選択する県知事さんがいなくなってしまった。
北海道だけは、私が前任の国立公衆衛生院で教えていた人が衛生部に入っていまして、北海道で30年間一人も日本脳炎の患者が出ていないのに、やることを選択したら、確実に副作用の被害者がこれだけ出るというデータを議会に突きつけて、やらないことを選択したんです。でも、そういう情報はどこからも全国に発信されません。(中略)里帰りで九州に行ったときに怖いとか、やれ東南アジアに旅行したときにどうとか。でも、それを含めて30年間1人も患者が出ていなかったんだから、やらないことを選択した北海道というのは、やはりきちんとしたデータをもとにして、ちゃんとした人がいれば、ちゃんとしたことになるんだなと思います。
______________________________________

じゅんじゅんさんの身近に日本脳炎の患者さんが発生したかもしれないけれど、1人ということですよね。たしかに罹った人はいるけど治るという状況があるなら、母里さんとしてはすすめないということになるということなんですよね。

熊本県の82年から01年までの統計みてみました(伝染病統計、感染症発生動向調査より)
20年間で合計66名
都道府県で一番多いのは熊本66名。福岡48名。和歌山39名。
なのですが、この66名を多いと考えれば予防接種を打つという考え方もあるのかな、その判断は決めて下さいねということなのだと思います。

後半部分で北海道が議会にデータを提出してやらないことを選択した内容ってどういうものなのかお聞きすればよかったと思いました。

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