11月1日付朝日新聞に、インフルエンザ予防接種の記事が載っていました。私なりに目に付いたポイントを要約すると次のようなものです。効果について1 6歳未満の子供にはあまり効果があるとはいえない。2 成人には効果がある。3 高齢者には、ある程度効果がある。予防接種の意味についてインフルエンザの最大の犠牲者は高齢者である。あまり効果がないとされる子供にインフルエンザの予防接種を受けさせるのは、子供へ予防が家庭内にインフルエンザを持ち込むことを防ぎ、高齢者への二次感染を防ぐことにある。この論説にはある意味感動しました。矛盾があっても正義なのだという強い信念すら感じられます。高齢者に配慮して、成人や子供はインフルエンザの予防接種を受ける意味があるというのですから、個人の予防や効果の是非という観点ではないのですね。誰が言い出したことかわかりませんが、私の感覚では共感できない主張です。矛盾を言うならば、そもそもこの核家族のすすむ社会の中で、一体どのくらいの子供が祖父母と暮らしているというのでしょう。そして、あまり効果がないという年齢層(子供)へ予防接種をしても、効果がないと言うことが統計的事実ならば、家庭内にインフルエンザを持ち込む確立は、大きくは変わらないのではないでしょうかねぇ。