こんにちは。はじめママさん。水疱瘡の子を外で遊ばせることは、他への配慮に欠け非常識といご意見は、ごもっともですね。ただ、私は、水疱瘡を特別に考えることには、あまり意味がないと思うのです。例えば、風邪を引いて感染の可能性があるのに公園で遊ばせる親がいるなんていう抗議の意見はあまり聞きません。本当は、どちらも一緒の考え方であるべきなのだと思います。つまり、水疱瘡のケースをとやかく言うなら、例えば風邪でも同じ配慮が必要なのではないかということです。しかし、そうなると現実的ではないですよね。風邪などは流行が大きすぎて誰から感染したかわからない。でも、本当は誰から感染したかわからないものほど流行の防止のための配慮が必要な筈でしょう。世間の感覚って、そういう矛盾の上にあると思うのです。この出来事を非常識と思う私たちも、案外同じようなことをしてしまっている可能性があるかもしれませんね。ところで話は変わりますが、水疱瘡の子を外に出さないことは、他への配慮でもなんでもない、実はそれが本人にとって重要なポイントであるといえます。皮膚に発疹がでるような感染症は、発疹を妨げる出来事があると経過が滞ります。皮膚の発疹を滞らせる出来事とは、例えば、「風に当たる」ということです。特に子供のように走り回って汗ばんで、その状態で風に吹かれると、気化熱で冷やされ、皮膚が縮み発疹が潜伏するような感じになります。それは経過にとってとてもマイナスです。ですから、水疱瘡でしたら、「なによりも本人のために」外に出さない方針は良いことだと思います。