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No.2770 : Re: 小児救急当事者は?
( 返信 )
 くらら  母親母親 [お子さん2人] - 2005/04/06(水) 10:48

やもさん、みなさんこんにちわ。くららです。長文になります、ごめんなさい。
過激に書きましたとありましたが、ちっともそんな風に思いませんでした。
私は、何が「救急」なのか、という部分を私たち子育ての当事者がもっと知る努力をしなければならないなぁと感じています。
私の場合は、初めての子どもの発熱が細菌性髄膜炎でした。救急搬送即入院時の容態は非常に悪く覚悟するように言われました。
こういうところで具体的なことを書いてもどうかと思うのですが、私は当時生後50日程の子どもの発熱に気付いたものの、38度を超える発熱自体を(私はいつも自分が熱が高いので)「救急」とは思わず「近所の小児科で早く診てもらわなくちゃ」とばかり考えてしまいました。ところが平日の午前診が終わり予防接種の為の時間だったので、何度電話しても(病院の前まで行ってさえも)夕方の診察時間まで待つように言われて診察していただけませんでした。私も新米ママで一人だったのでただ言われるがまま自宅で時計の針を見つめて泣き続ける子をあやしていたのですが、やはりどう考えても普通じゃない泣き。それも待っている間に次第に泣けなくなり、熱も上がりけいれんも起き…そこに至ってやっと119番。冷静なつもりでしたが自分の住所さえも咄嗟に答えられませんでした。
私の場合「救急」の時には離れたところにいる主人はおろか、近所の小児科医さえもアテには出来なかったのです。自分ひとりで子どもを抱えてどうしたら?と半日途方に暮れていたので119番通報を受けてくださった冷静な声に安堵し、我に返る思いでした。
新生児が38度以上の熱を出すというのが、普通のことじゃない(しかも尋常じゃなく機嫌が悪い、半日以上おっぱいも受け付けない)ということを私があらかじめ知っていたら、半日を無駄にせずいち早く救急車を呼ぶなり、救急病院にタクシーで駆け込むなりしたと思うのですよね。
人の子の親になった瞬間から、そういう知っておくべき知識を知ろうと努力するべきだったな、と思いました。それこそ過激な発言かもしれないですけど、新米ママに限らず、幼稚園や小学校に通う子どもの複数いるママさんであっても、無知というか無頓着というか…ロタウィルスもヘルパンギーナも知らなくて、それらのちょっとの熱で大騒ぎされてる方だってたくさんおられます。小児科の待合室で「ここは混んでいるから、元気そうだったからパパが帰ってくるのを待って夜間救急へ連れて行ってきた。空いててすぐ診てもらえてよかったよ〜」などという話を聞いたこともあります。(激怒!!)
「打ってはいけないインフルエンザ予防接種」の文春の記事や「クニミツの政」などに猛反論する向きもあるようですが、自ら知ろうとしない方が知り、考えるきっかけになればすごい意味があるんじゃないかと思います。

救急車を呼んだとしても、受け入れ病院がなかなか見つからないこともあるのですね。私の場合、最寄りの救急病院にはその日その時間小児科医が不在で、隣市の病院へ搬送していただきました。
そちらではすぐさま小児科の部長先生以下複数のドクターたちがわが子を取り囲み、私はその様子から「わが子に起こっていることはただごとじゃないのだ」ということを理解しました。
結果的に必要十分な処置を速やかに受けることができ、生還できたわが子は本当に幸運でした。

2ヶ月の入院中には毎晩のように救急搬送があり、真夜中の病棟の廊下で、泣き崩れている親御さんの姿も何度か見かけてしまいました。
そんなつたない経験からですが、私は子どもの病気に「救急」の要素は常にあり、子どもの病気を楽観しちゃいけないし、様子を見すぎてもいけないということを体験をもって知りました。でも「救急」の中にも、より「救急度の高い救急」があるということも同時に学びました。わが子がそうなった時に戸惑い締め出されることのないように、私が利口にならなくちゃ、と思うばかりです。
細菌性髄膜炎だった赤ちゃんを診察拒否してほおっておいたのは、小児科医としては明らかなミスだったと思うんですよね。でもおごりかもしれませんが、今の私が病状を伝えたなら近所の小児科のドクターも最優先で診察してくれただろうと思うし、診察してくれなかったとしても救急車を呼ぶように指示してくれると思うんですよね。
私たち一般人のママが「本当の救急」に遭遇することってそうそうあることじゃぁないので、考えすぎると難しく思えてしまいますが、実際は一番大切なことは自分の子どもをよく観察するという実にシンプルなことだったりしますよね。
あとこれは余談になりますが、4歳になったわが子も先ごろインフルエンザ(らしい酷い風邪)に罹りましたが、病院へも行かず薬も飲まずに養生して回復しています。私もある程度経験というか、本などの知識やこちらのサイトの情報の中から、子どもの月齢に応じて罹る病気の可能性やその経過を把握できるようにつとめてきたので、子どもの容態が予測しうる「経過」なのか、それを逸した「緊急事態」なのかの判断が、少〜し自信をもてるようになってきつつあると自分では思います。でもそれでも判断材料としての病状をドクターに伝えきれなかったり、診断を信頼しきれなかったりといろいろです。医療不信ということではありませんが、これは自分の子どものことをドクターといえど他人に丸投げしちゃいけないってことかな、と思ったりします。病院に連れて行っただけで満足してはいけない、ということです。
そうしていろいろ尽くしても、病気の子の不測の事態を予測することはドクターにも難しく、ことによっては親でも出来ないこともあると私は思いますが…。救急にせよ、普通の外来にせよ、必要があると思えば利用する。ただそれだけのことです。
私の従姉も小児科医をしていたのですが、激務に耐えかねて昨年とうとう転科してしまいました。やもさんも(他の小児科の先生方も)無理はしても無茶をなさらずに…一人でも多くの小さな命を助けてあげてください。お願いします。

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