> 9ヶ月の女の子です。2月にツベルクリンを受け、14ミリ陽性でした。3月にもう一度ツベルクリンを受けたときも13ミリ陽性でした。病院でレントゲンを撮ると肺に少し影があるようだと言われ、CTを撮りました。右肺上部、背中のほうに小さな影が写っていました。リンパには異常がないので、もう少し様子を見ましょうと言われました。ちょうど、CT検査の10日前までインフルエンザでしたので、その影響で影が出ているのかも。といわれました。血液検査も異常なし。現在胃液培養中で、その結果は2ヶ月ほど先になるそうです。家族には結核の者はいないと思うのですが、まだ検査に行っていません。レントゲン検査の後、保健所に子供のことを話し、家族の検査をしたい旨連絡したのですが、検査の結果が出てからでいいと言われました。結果はなかなか出そうにないので、先に個人的に検査に行ってこようかとも悩んでいます。それに、もし、結核に感染しているなら、検査の結果が出るまでに発病しないかととても心配です。やもと申します。母親兼小児科医です。経験浅ですが、ご相談に乗れる範囲でお答えしたいと思います。ご家族というのは、おじいちゃんおばあちゃんも同居ですか?今の段階ではツベルクリン反応陽性、と、胸部CTでの影ですよね。他は結果待ちですよね。ただ、胸部CTはインフルエンザの影響も十分に考えられるので、判断はできないと思います。後は、経過観察か予防投薬になると思いますが、これは「排菌者との接触」が有りか無しかで左右されます。なので、家族に結核で、しかも排菌しているのが明らかな場合は予防投薬が適応になりますが、なかなかはっきりしなくて、経過観察の子が多いと思います。ご心配で、家族の検査をしたいとのことですが、事情を話せば、一般病院ならしてくれると思いますよ。「排菌者との接触」が明確でない場合は、予防投薬せずに、だいたい8週間程度外来で経過観察し、場合によっては再検査(胸部CTは再検査するかどうか主治医の判断かな)予防投薬しないといけないか判断することになっています。ただ、家族の要望が強いときは予防投薬してくれると思いますが、一応薬には副作用がつきものですので、定期的に肝機能チェック(採血)をうけながらになると思います。ちなみに予防投薬はイゾニアチド(INH)というのを6ヶ月間になっています。リンパ節が腫れたり、肺結核だったりする場合は薬剤が2・3種類に増えます。大変ご心配かとは存じますが、このように、結核の場合ゆっくりした治療方針になっています。今できることは、ご家族の検査でしょうか。ご参考までに。