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No.3011 : Re: ステロイドの怖さってどんなものなのですか?
( 返信 )
 やも  医療関係者医療関係者 - 2005/05/05(木) 23:50

> 4歳の娘の口の周りが荒れました。暫く様子をみていましたが、広がってきて、掻きだしたので小児科に行きアルメタ軟膏を処方されました。2,3日塗ると治るのですが、綺麗になっても直ぐに同じ症状が出て痒がります。赤い荒れ(湿疹も)の範囲は広がってきています。治療に疑問を持ち始めました。
> 今まで肌のトラブルがなかったのでステロイドの怖さも具体的に知りません。どのように手当てしてやれば良いのか教えてください


小児科医兼一児の母です。
まず、直接拝見させていただいたわけではないので、不適切なこともあるかと思いますが、ご了承ください。
ひとつは、「ステロイドは上手に使用すれば悪い薬ではない」ということをお伝えしたいです。炎症を抑えるにはこれ以上の薬はないわけです。副作用に関しては、アルメタの場合は比較的弱いステロイド軟こうですが、ステロイドは一般的に「免疫を弱らせる」ことが知られています。つまり、ばい菌が繁殖しやすくなります。「炎症がばい菌によって引き起こされている場合」は注意を必要としますが、ばい菌なんてどこにでもいるので、ばい菌が関係しない炎症というものはあまり存在しません。なので、炎症がひどいときはステロイドを上手に使うことが勧められます。炎症を上手に抑えて、ばい菌に関しては、抗生剤入りの軟膏を使用して繁殖を抑える、というのが一般的な治療法だと思います。
しかし、この「上手に」というのは難しい場合があります。
口のまわりとのことですが、4歳ではもう赤ちゃんのように「よだれ」の時期はとうに過ぎていますよね。ステロイドは炎症が強いときに使用すれば良く効きますが、治りかけでやめてしまうとぶりかえします。また、子供の場合は「掻いてはいけない」と言い聞かしても無理なことが多いので、「爪を切る・爪やすりをかける・手をきれいに洗う・口の周りを水ですすいだりして清潔に保つ」のが、軟膏を塗るよりも大切です。
小児科の先生が詳しく軟膏の使い方をアドバイスしてくれない場合は、皮膚科へ行ってみても良いかと思われます。
まずは、清潔!爪切り、爪やすりが大切です。あとは手洗いをこまめに。スキンケアを十分やってから軟膏を塗ってください。つるつるの面が出てくるまで塗ってください、と私は説明しています。膿をもってきたり、症状が軟膏で悪化する場合は、塗るのをやめて、清潔にして、場合によっては抗生剤入りの軟膏に変えることもあります。

アトピー性皮膚炎なんかの場合は、ステロイドなしに治療することは非常に困難ですが、それ以外の場合は使用しなくても治療できるかもしれません。しかし、痒みを伴う湿疹や肌荒れの場合、親が四六時中監視して掻くのを「やめさせる」のが一番の治療法ですが、これができる親は限られています。保育園に行っている間に悪くなって帰ってきて、お家で軟膏を塗って一時的にはよくなるが、また保育園へ行って誰も見ていないときに掻き毟る、、これの繰り返しでなかなか治りません。保育園に通園しているのであれば、保育園の先生に「こまめに口を洗ってください、きれいにしてから1日に3回軟膏を塗ってください、掻いていたら、やめさせてください」などと詳しく言ってみて下さい。なかなか人手の足りない保育園なんかでは、十分にケアしてもらえないこともありますが、言ってみる価値はあると思います。

うちの2歳の子も重度のアトピーで親は必死ですが、一進一退を繰り返しています。頑張りましょうね。

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