このスレッドも本当にみなさんの書込みをふむふむと思いながら読んでいます。私と同じような母親としてという方、医薬品を扱う専門家の立場にいらっしゃる方も交えて議論することができて興味深く思いつつ、この場があることに感謝しています。専門家の方もみなさんから質問があったりしますが、どうぞお仕事に差し支えのない範囲でご無理の無いような形で議論に参加していただけたらなぁと思っています。質問があったからといっても、それが強制されるものとも思っていませんし、それぞれの時間の都合もあるかと思いますので。> > い、1000倍ですか!ショックですよ。しかもこの事実が、マスコミへの専門家の発言ではあまり考慮されていないように感じるのですが・・・。> > ですよね。ショックですよ。高度に進化した人間の脳に大人の分布比に比べて1000倍子供の脳に分布したら、何が起こるかわからないという恐怖を持ちながら、臨床試験やったんでしょうね。なぜ、そこまでしたのか理解に苦しみます。タミフルは、不思議な薬です。なぜ、脳には分布しない有効成分を使わず、未成熟ラットの脳に高い濃度で分布するプロドラッグをつかったのかが疑問です。実際に数値としてあらわれると、やはり驚きますね。昨シーズンでも乳幼児に対しては十分に注意が必要な薬だと、ここ、カンガエルーネットでも議論した覚えがあります。> 私は、この1000倍の分布は、専門家ではないから、普通に考えれば恐ろしい話だけど、専門家が安全と判断したんだろうと思っていました。でも、そうではないようです。中外製薬も、この実験結果から、タミフルが小児の脳にきわめて高い濃度で分布してしまう危険性を十分認識して調査を行うことにしたようですね。http://www.med.oita-u.ac.jp/infectnet/influenza/influ_report_00221.htmlこの調査の結果はまだ出ていないのですね。早く結果が出るといいのですが。。。話はちょっと変わりまして。今年の2月末頃、インフルエンザにかかった知人のお子さんにタミフルが処方されたと聞き、一応タミフルの危険性についてもお伝えしたのですが、副作用が出るのは一部のごく限られた人だし、病院や薬局でも副作用の説明が無かったとのことで、そのまま飲ませたそうです。特に副作用が出たとは聞いていなかったので、そのまま治っていったようなんですが、同じように副作用が出るのはごく限られた人だと思っている人も多いと思います。会社を一日も休めないとか、一日でも早く治ってほしいと思っている大人ならば、まぁ飲んだら一日くらい治るのが早くなることもあるかもしれませんが、十分ゆっくり休養がとれるお子さんの場合に処方されるのはどうかなと正直思います。大人でも治るのが一日早くなる程度なのでどうなのかなーと思いますが。そもそも、タミフルはインフルエンザに感染、発症してから48時間以内に服用するとよいとされている薬でしたよね。それなのに、何でもタミフルで小さい幼児にも処方されているのがやっぱりおかしいのではないかと、ずっと思っています。以前の投稿 No.1142 : 「タミフル副作用情報」で紹介された医薬品・医療用具等安全性情報No.202http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/06/h0624-2/index.html>「14例あって、そのうち10代までの子どものしめる割合が多かった。」とのこと(いずれも一時的))この時の報告例としては14例とのことですが、現在集められている副作用の報告でも同じように子どもの占める割合が多いのでしょうかね。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051112-00000007-mai-sociこちらの記事内では、昨年タミフルが日本で処方されたのは、年間販売量1500万人分で、世界の80%以上とも書かれています。(どの新聞記事だったか忘れましたが、記事によっては50%以上と書いてあるところもありましたが)では、昨年は日本以外の海外ではどうやってインフルエンザに対処していったのでしょうか?同じ記事内では、「 欧米では、インフルエンザは自然に回復する病気とみられている。」と書かれています。(新型インフルエンザに対しては、また違うようですが)どうして、日本だとタミフルなのでしょうか?そんなに日本人は免疫が低くて薬に頼らないとならない人種なのですかね。