> 子供の全身症状の見極めも、他の方が書かれているように「機嫌と食欲」がよく指標としてあげられますが、高熱を出していれば子供も機嫌が悪く、ぐったりしてます。これを熱のためととるか、はたまた重病のサインなのか見極めるのは非常に困難で、大抵39℃を超えてぐったりしてると、水分などは取れていてもとりあえず病院に連れて行くこととなります。…これはまつさんの指摘と共通しますが、病院へ行く行かないの、もっと参考になるものはないかという提起ですよね。私の知識をご説明します。これも少し技術がいりますのでどのくらい実用的かは賛否があると思います。病状の判断に、脈拍数と呼吸数の比率を計算し、理想な数値との開離で判断するという方法があります。恒常性といって人間の生理状態はつねにバランスが保たれているのですが、その崩れ具合からコンディションを知ろうというわけですね。「一定時間の脈拍数を呼吸数で割り算し、出た数値が4なら理想」参考までに成人なら安静正常時 脈拍72 呼吸18が生理的標準です。これを計算すると72割18で 答えは4ですね。小児の安静正常時の呼吸数および脈拍数の目安 呼吸数 脈拍数乳児 30-50回 100-200回〜2歳 25-30回 80-150回〜8歳 20-25回 70-120回私は病人のお見舞いに行ったときにはいつも計算してみます。危篤状態の時には脈拍数はモニターされていることが多いので、機器に表示してある数値をみます。最近では御丁寧に呼吸数もでていますね。危篤状態だと呼吸・脈拍比率は「4」よりかなりかけ離れます。ゼロ方向に近づくという印象。家庭では30秒なり1分間の呼吸と脈拍をそれぞれ計って計算すればよいでしょう。または呼吸を10回数えて、その間に脈が何回打ったかで計算すると時計はいりません。ではどのくらいが異常値かということになりますが、これは個々の基準が必要です。病気のたびに何度かデータを収集して、比較的経過のよかった場合の数値や、そうでない場合の数値を記録しておきます。もちろん、普段健康時にも確かめておきましょう。この準備ができれば、その後の病気のときの参考になります。計算の結果、これまでなかったような数字なら要注意。また、反対に状態が悪い印象でも、これまでありえた数値なら経過は悪くないと考えます。なお、発熱時は脈拍数が増加します。これは発熱1度につき何拍増加という比例関係にありますから、発熱時には脈拍は多くなっています。呼吸の回数は、呼吸に伴う胸やみぞおちの上下運動を数えます。