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No.6073 : Re2: シラミ駆除(その後)
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 こみ  母親母親 [お子さん3人] - 2006/09/28(木) 14:05

みなさん、こんにちは。自分の頭に、虱を発見して、2週間が経過しました。

 毎朝、子どもたちの髪を虱取りの櫛ですいていますが、虱は(卵も)全く見つかりません。私は、発見したその日に、市販のスミスリンシャンプーを一度使い、祖母譲りのツゲのシラミ漉き櫛を使って様子を見ています。3日目に小さな虱を一匹見つけただけで、後は全然お目にかかりません。3日目からお酢をスプレーボトルに入れて、洗髪後、髪にスプレーして、さっと流しています。
 子どもたち3人には、スミスリンシャンプーを使わず、虱取りの櫛で、風呂上り(夜)と登校前(朝)に髪を漉きました。初日は、10匹くらい取れましたが、2日目は0匹でした。3日目の朝、散髪しましたが、これ以降は、朝のみ、虱取りの櫛ですきましたが、卵も成虫もずっと見つかりませんでした。
 その間、シーツや枕カバーは、一日目、二日目と洗濯しましたが、後は毎週一回の通常の我が家の洗濯ペースになりました。

実際にアタマジラミを経験して、学校等のお知らせや私の周囲のイメージと違って、皆さんのお陰で、簡単に駆除できました。ここ数日の付け焼刃の知識ですが、ヒトに寄生するシラミには頭部に寄生するアタマジラミ、体を覆う衣類に寄生するコロモジラミ、主として陰毛に寄生するケジラミの3種あるそうですが、どうも情報が混同しているようです。アタマジラミとコロモジラミは生態的には異なりますが、形態的にほとんど区別できないせいかもしれません。
3種の中でコロモジラミは発疹チフス、回帰熱、塹壕熱それぞれの病原体を媒介し、これらの感染症により、多くの人命が失われてきた歴史もあります。アタマジラミ、ケジラミは病原体の媒介には直接関与しません。ただし、シラミの寄生による激しい痒みは、どのシラミにも共通したものです。アタマジラミについて心配な点は、この『痒み』と、間違った情報や思い込みなどによる『精神的な問題』だと思います。どちらも正しい知識と自分なりの対処法を備えてあれば、あわてずさわがず、「いつでもかかってきなさい!」とドンと構えることができるのではないでしょうか。この辺りは、こどもの病気全般にも、同様のことを感じます。

さて、痒みの対処法ですが、痒みの原因は、シラミが血を吸う時に麻酔の役割をする唾液です。蚊と同じです。シラミの成虫は一日に4〜5回吸血します。ですから、まず成虫がいなくなれば、痒みも無くなります。方法としては次のようなものがあげられますが、いずれも一回の処置で成虫のほとんどを駆除することができます。
1、市販の薬剤を頭に振り掛けるか、薬剤入りシャンプーを使う。
2、ハーブ、アロマオイルなど(市販・手作り共にブレンドは様々)
3、梳き櫛(卵も取れる専用櫛が市販されています。私は、祖母も使っていたという60年以上前のツゲの専用櫛を使いました)
蚊と同様、掻き壊してこじらせなければ、痒みはすぐに無くなります。徹底的に駆除するなら、シラミのライフサイクルに合わせて、タイミングを見計らって駆除を繰り返すと良いでしょう。シラミは、卵から約7日〜10日で孵化し、3回脱皮を繰り返して、約1〜2週間で成虫になり、一日に約3〜10個くらいの卵を産みながら、約30日間生きつづけます。薬剤等の駆除は、概ね2〜3日置きに4回繰り返せば、十分のようです。

もうひとつ、精神的な問題ですが、「シラミがいると、いじめられたり、仲間はずれにされるのではないか」「人にうつすのではないか」「不潔だと思われないか」「恥ずかしい」など、いろいろあるかと思いますが、これも正しい知識を共有できれば問題にならないはずです。薬剤であろうが、櫛であろうが、一回の処置で、ほとんどのアタマジラミの成虫を駆除することができます。卵は髪にしっかりとくっついて、移動できませんので、既にシラミ駆除を一回でも行った人よりも、シラミの寄生に気付いていない人こそ、シラミ繁殖の媒体になっています。シラミに気付いた人は、「よく気付いたね」と褒められてもいいくらいです。気付くのが早ければ早いほど他人にシラミの媒体にならずにすみます。髪が長いよりも短い方が、気付きやすいでしょう。
実際には「シラミを移さないように、他人に気を使うべきだ」「あの子はシラミがいるからうつされるんじゃないか」という話もよく聞きます。このような風潮はどこから生じてくるのでしょう?
文部科学省の学校保健法施行規則でも、アタマジラミ症は「通常出席停止の必要はないと考えられる伝染病」として例示されていますが、私が学校・幼稚園から受け取った広報では「アタマジラミが流行っています。アタマジラミがいたら、市販のシャンプーですぐに駆除しましょう。発見したら学校・幼稚園に届け出ましょう」という内容でした。保健所等も含めて、公衆衛生を所管する広報は、提供する情報をもう少し考える必要が、ありはしないでしょうか。

シラミには、羽はなくジャンプもしません。移動性は低く1時間で約20センチ程度といわれています。ほんの数秒の接触でうつったりしません。また、脚の先には 細い爪があり、その細い爪でしっかりと髪にくっついて離れません。フケのように簡単に落ちて、ばら撒くこともありません。シラミは、人から落ちると約2〜3日で餓死しますが、プールの水の中でも丸1日生きています。
もしも、シラミを予防したいのでしたら、シラミがいた人を隔離しても無意味です。感染しやすい場所に行かないことです。学校・幼稚園・保育園など、子どもたちの集団生活の場で、タオルやロッカーを共用したり、運動帽をひとまとめに保管したり。満員電車・バスで長時間の密着。多くの人が使用するプールや浴場、サウナなど。

でも、アタマジラミをさけるために、会社にも行かず、学校も行かずなんて、現実的ではありません。それよりも、アタマジラミを見つけたとき、自分にとって苦でないやり方で、すぐに駆除できる方法を知っておく方が得策ではないでしょうか。シラミなんぞに動じない親の態度は、子どもにとっては、何よりも心強いでしょうし、そこに偏見も生じにくいのではないでしょうか。長文になってしまいましたが、もしも、皆さんの身近にシラミの話を聞かれたとき、何かお役に立つこともあるかもしれません。長々と失礼しました。

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