我が家の子が「突発性発疹」になったと思われますので、その経過をレポートします。1日前より左眼瞼が赤く腫れている。眼科を受診したら麦粒腫(ものもらい)とのこと。風邪を引いているようなときにおこることも多いと眼科の先生の弁。初日昼寝の後から発熱。体温39.5度。発熱が風邪のためか、麦粒腫の影響なのかわからないが、いずれにしても発熱は麦粒腫が治るには好都合だと思った。発熱をチャンスととらえ経過を乱さないことを心がけよう。目の充血の有無、舌の色、咽喉、皮膚の乾燥度合いなど正常。いたって元気。普段と様子変らず。夕飯の食欲も旺盛。鮭と小松菜のクリームソースとおかゆ みかんなどを食べる午後9時。体温はその後計らないので数値は不明だが、手感覚では熱はさらに上がっている。40度程度か。私の考えとして、熱は あるのか、ないのか 高いか 位がわかれば十分。元気なので入浴させる。普段より高めの温度にいれて、上がる間際に温度を上げて温度差をつけて入浴。機嫌よい。入浴後、どうせならと、薄めた葛根湯をあげてみるが飲まない。麦茶にしてあげたがこれも飲まない。葛根湯は、発熱初期で、発汗していないときに適合する漢方薬。麦粒腫など眼病にもよいが、別に使っても使わなくてもどちらでも良い。こだわらない。水分を欲しがらないのは、むしろ発熱の初期に多いかもしれない。そこで水分補給は母乳で対処。母乳は良く飲む。通常なら母乳を飲むととき、発汗しながら飲むタイプの子だが、今回は授乳時も発汗がない。発汗がないので、もうしばらく発熱が続き解熱はないと診る。麦粒腫で腫れた眼瞼は一段と発赤し腫れあがりまるでボクサーのようだ。「あしたのジョーのようだな」「ジョーというよりは力石みなたな顔立ちだ」などど、夫婦には緊張感ゼロ。乳児だから、急変というのはありえる。しかし急変を怖がって始終心配していても仕方がない。「こいつ、がんばっているな」と、成り行きを淡々と見ている。ここで日付がかわる(二日目)深夜0時脈数かなり多く、高熱であることがうかがわれる。呼吸数も多いが、苦しそうな感じではない。深夜目覚めるたびに授乳するが、よく飲んで、元気にしゃべったり笑ったりしている。午前4時 発汗が始まったので一旦解熱が始まったと診る午前9時 体温、手感覚で38度程度。午前11時 手感覚で体温平熱に近い。しかしは発熱後にかかわらず平熱以下の感じがないので、さらに経過観察の必要性を感じる。外出禁止、安静を決める。麦粒腫で腫れていた眼瞼は、解熱と比例してどんどん発赤がなくなり、治ってゆくのがわかる。体はよく出来ているとつくづく思う。夕方触れると再び体温が高いようだ。月齢(10ヶ月)、突然の高熱のだが比較的元気、熱のパターンなどから、これは風邪ではなく突発性発疹なのかも知れないと思う。夕飯 食欲は若干すすまないが、食べないわけではない。発熱は高熱域へ。入浴 昨日と同じ様に入れる。すこしだるそうな様子。(3日目)朝8時 夜明け前から随分発汗していたとのこと。手感覚で体温平熱に戻る。正午 体温が平熱を下回っていう感じなので、今回、全体を通して2回目の体温測定。35.8度平熱以下なので、熱は完全に解熱したのではないかとみる。夕方 顔色寒々としている。病期はまだ続いているとみる。安静をきめる。食欲も旺盛とまではいかない。まだ特徴的な発疹は見られない。(4日目)一日を通して、顔色が寒々とした感じ。夜9時入浴前に、鼡径部にようやく発疹が見られる。解熱とともに発疹という解説が多いが、結構なタイムラグがあった印象をいだく。(5日目)発疹は鼡径部から腹部など体幹へ広がってきている。入浴させると発疹が鮮明になるが、痒がる様子も不機嫌もない。(6日目)顔色の寒々しい感じが抜け、本来の元気な感じに復活。発疹は、最初に発疹したところから順に消えてくる感じ。