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No.7089 : Re: 日本脳炎の予防接種
( 返信 )
 お山の人  母親母親 [お子さん1人] - 2007/06/10(日) 10:25

まず始めに、日本脳炎は勧奨接種が中止になっただけで、定期予防接種です。勧奨接種とは自治体が保護者の皆さんに受けるように勧めることで、今はそれができない状態であるだけです。
同意書が必要な理由は、勧奨接種が中止になった理由に寄るものです。
現行で使用されるワクチンの関与が否定しきれない重篤な副反応が起こったためです。
この副反応はADEM(急性散在性脳脊髄炎)と言うものです。
ADEMは、ウイルスやワクチンによって起こる脱髄性脳脊髄炎です。症状は、頭痛、発熱、悪心、嘔吐、意識障害、精神症状、痙攣などの脳炎症状を主体とする場合と、対麻痺(両下肢麻痺)、分節性感覚障害、排尿障害など脊髄症状を主体とする場合があり、また末梢神経障害を呈する場合もあります。予後は比較的良好ですが、およそ10%の割合で神経後遺症があります。一番頻発にADEMが起こるのは麻疹と言われています。
同意書は、このADEMが起こる可能性が否定出来ないワクチンを使用するに当たって、保護者がそれを承知の上で接種を受ける事に同意するという為に必要とされています。
しかし、このようなことを言うと不安を煽るようで申し訳ありませんが、ADEMは日本脳炎に限って起こるものではありません。ワクチンで言えば、ウイルスが関与するもの、麻疹、風しん、ポリオおたふく風邪インフルエンザ、全てにADEMが起こる可能性がある訳です。又、ウイルス性感染症全てに、ワクチン接種以上の確率で起こる可能性があります。
全ての予防接種に言えることですが、予防接種は100%安全ではありません。ですから希に重篤な副反応を起こすヒトがいるのです。しかし、予防接種を全て中止した場合、日本は確実に感染大国になります。かつて、三種混合百日咳ワクチンにより副反応が頻発し、二種混合で接種を行った時期がありましたが、その時は百日咳が大流行しました。今、日本脳炎で尤も懸念されることは、日本脳炎勧奨接種中止によっておこる日本脳炎の流行です。しかし厚生労働省は新しいワクチンが認可されるまでは、この方針を続けるでしょう。
麻疹流行による厚生労働省の対応が後手後手になっている様に、日本脳炎も流行すればその対応は同じ事でしょう。
又、新しいワクチンが開発された時、生後90月を越えた児の場合、厚生労働省は経過措置をとることは考えていません。本当に任意接種になります。
最後に、定期予防接種と任意予防接種の違いについてですが、これは有料無料、同意書の有無にかかわらず、法律に定めがあるか無いかによります。又、定期予防接種の場合は重篤な副反応が起こった場合国家により補償されますが、任意接種の場合は薬品被害補償制度(うろ覚えの名称ですが)によりますので、補償額もその請求方法も全く違ってきます。
予防接種を受けても受けなくてもメリット、デメリットがあります。良くお考えになって方針をお決め下さい。

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