| | 予防接種の作り方
No.1432 インフルエンザ予防接種の作り方(株の選定) by まつ 父親 [お子さん1人] - 2004/09/25(土) 06:19
1週間前の母里さんの講演で耳にして、おもしろいと思ったことを書いておきます。
インフルエンザのウイルスは絶えず変異していて、それこそ膨大な種類のウイルスが存在します。ワクチンを作るときは、様々な情報をもとに、次の年の流行株を予測し、ワクチン株を決定します。でも、予測された株がワクチンに使用されるとは限らないのです。
例えば、2003年度の香港型(H3N2)の決定過程は、
1. 変異が多くなっているため、抗原変異株のなかから選定すべし 
2. でも、ワクチンとして使えるものがなく、途中で開発を断念してしまった 
3. じゃあ、別のを選びましょうと、二つを候補に挙げる 
4. でも、その片方は増殖効率が悪いから、大量製造は難しい 
5. ということで、消去法で、残りの一つに決定 
結局、前年と同じワクチン株が使われることになったのでありました。
絶えず変異しているインフルエンザの予防接種を作るのは難しいのは分かるのですが、こういう別の問題もあるのを見ると、ワクチンの効果が低くなってしまうのは仕方ないことなんでしょうね。
一つ評価できたのは、そのワクチン株に対して、「5〜19歳の若年層では比較的高い抗体保有率が見られる」と注釈を付けている点。これは、「抗体価が高いんだから、予防接種は必要ないんだよ〜」と判断していると考えていいのでしょう。 今後は、是非こちらの情報の方を広めてもらいたいと願います。
平成15年度(2003/04シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過http://idsc.nih.go.jp/iasr/24/283/dj2835.html
ちなみに、今年度は↓です。
平成16年度(2004/05シーズン)インフルエンザワクチン株の選定経過 http://idsc.nih.go.jp/iasr/25/295/kj2951.html
No.1437 Re: インフルエンザ予防接種の作り方(株の選定) by namy 母親 [お子さん2人] - 2004/09/26(日) 12:41
> 1週間前の母里さんの講演で耳にして、おもしろいと思ったことを書いておきます。
さすが、まつさん!早速ありがとうございます。 私なんか、その場では、「お〜!そんな情報が公開されてるのね〜!」と「帰ったら見てみよう〜!」って思ったのですが、三歩歩いてすっかり忘れてました(^^;)
> 絶えず変異しているインフルエンザの予防接種を作るのは難しいのは分かるのですが、こういう別の問題もあるのを見ると、ワクチンの効果が低くなってしまうのは仕方ないことなんでしょうね。
そうですね。 そのようなご苦労の中、現実に選定しなきゃいけなくて、そのプロセスも公開しているわけですから、消費者側も、その実情を知った上で受けるかどうかの選択をしたいものです。
> 一つ評価できたのは、そのワクチン株に対して、「5〜19歳の若年層では比較的高い抗体保有率が見られる」と注釈を付けている点。これは、「抗体価が高いんだから、予防接種は必要ないんだよ〜」と判断していると考えていいのでしょう。 今後は、是非こちらの情報の方を広めてもらいたいと願います。
抗体保有状況調査っていうのもされているんですね。 母数はどのくらいなのでしょうね? これは国の調査なのかしら?公開されているのかしら?
前橋レポートみたいに、継続的にデータを取ってる調査ってどのくらいあるんでしょうね?
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