年中の息子が通う保育園は、来週プール開き。今週はじめに「プール開きについて」というお便りが配付されました。見ると、わざわざ紙面を割いて「水いぼはとってください」と・・・「自然に治ることもあり、取るかどうかは意見の分かれるところ」と前置きはあるものの「保育園は集団生活なので」「治癒には何年もかかることもある」「増えたり化膿したりすることもある」「プールでうつることもある」と理由を列挙してありました。「イボを見つけたら皮膚科を受診してください」とのことでした。今までいくつかの保育園や幼稚園に通いましたが、始めから治療を強制するような園は初めてで、ちょっと驚きました。息子は水いぼを持っていますが、水着で隠れるところだし、特に増える様子もないのでハトムギ茶やイソジン、馬油などちょこちょこ試しつつ、「いぼちゃん」と呼んで見守っていました。楽しみにしているプール開きを前にどうしたものかと思いましたが、主任の先生に直接相談しました。様子を説明し、日頃から自然に免疫をつけることを重視している私の考えも少し述べました。「程度が軽そうだしうつる心配もない部位だから、いいでしょう」という事になり、ひとまずホッとしましたが・・・水いぼがプールの水でうつるものではないということは、先生もすでにご存知でした。それでもなお、あんなお便りを出す理由は・・・「全身にあるような子が一緒にプールに入っていると、他の親が見て『気持ち悪い』となることもある」「子ども同士でもいじめにつながる可能性がある」「全身にいっぱい広がった子を見たことがあって、そんなに広がる前に治療した方がいいのではないかと思う」ということを言われました。それを聞いて悲しくなりましたが、その場ではそれ以上のことは言いませんでした。いじめは避けたいものです。しかし、いじめを避けるためにいぼを取る必要があるでしょうか。いぼを持っている子が悪いのではありません。いぼが気持ち悪いと思う心、いじめる心が悪いのです。それを改めるにはまず正しい情報が必要です。知らなければ、誤解はとけません。いぼは、時間はかかっても免疫がついて治ります。いぼが破れて中のウィルスが皮膚につくとうつります。水を介してはうつりません。取るかどうかは個々で判断すればいいことなのです。そういう正しい情報を発信することなく、いぼを消すことでトラブルを回避しようとする園の姿勢に疑問を感じました。あのお便りを出しておけば、たいていの親が皮膚科に連れて行き、園では水いぼを巡るトラブルは起きないでしょう。でも「水いぼは気持ち悪い」「プールに入るとうつる」「一緒にプールに入りたくない」という誤解は子どもや保護者の心に刻まれるでしょう。そして、それは差別・偏見の芽となって、他の場面で出てくるのではないでしょうか。そんなことを悶々と考えている今日この頃です。私って、大袈裟でしょうか。思い切って先生にもこの思いを伝えてみようかとも思っているのです。
自己レスです。下記は、保育園に相談に行くのに、参考資料にと用意したものです。実際は、先生が知識をお持ちだったので出さずに終わったのですが(^_^;水いぼとプールについて、医師会等の見解・提言http://www.npa-niigata.jp/teigen/teig-shj02.htmhttp://www.hp-hcs.net/~kumozu/kenkouadvise/advise/mizuibo.htmlhttp://www.kawasaki.kanagawa.med.or.jp/faq/200507.htmlhttp://www5a.biglobe.ne.jp/~oskhifu/info/08ibo.html学校保健法での水いぼの位置づけ「学校において予防すべき伝染病の解説」よりhttp://www.nms.co.jp/gakkou/densen.htmlhttp://www.nms.co.jp/gakkou/densen5.html朝日新聞記事よりhttp://mcdd.dyndns.org/myhomepage/mc.htmある小児科医の意見(最後の数行が印象的でした)http://www.kurichan.co.jp/2002.8/syonikai.htmジャパンマシニスト社「ち・おブックレット 水イボ、とらなくてはいけないの?」「ち・お20号 うつる病気はどこまで防げる?」参考までに・・・
じゅんじゅんさん みなさん おはようございます namyです。いや〜、実に奥が深いおはなしです。さらに、ちゃんと担任の先生と直接話したりの行動を起していらっしゃることも素敵です。もんもんと思っていても事態は改善されていかないですものね。確かにうちも年齢があがって体力がつくごとに水いぼもとびひもしなくなりました。ふと気付けば、最近皮膚科に行かなくなったなぁ。そうやって強くなっていくんでしょうね。。。。と思っていても実際これから佳境を迎えるうちの第三子、親の試練はまだまだ続きます。