はじめまして。 麻疹ワクチンについて調べていてこちらにたどりつきました。 はしかの接種期間が24ヵ月になりましが、SSPE(亜急性硬化性全脳炎)関連かな、と思いましたので参考までに書き込みさせていただきました。 麻疹にかかって完全に治った後、麻疹ウィルスが体のどこかに潜伏していて6〜7年くらいの潜伏期間の後、脳に感染しておこる病気だそうです。学力低下などの精神面や運動面の異常からはじまり最後には植物状態に、という症状に対して有効な治療法がまだない現状のようです。 このSSPEを発症した人の82%が2歳未満での麻疹の罹患だそうです。めったになる病気ではないようですが、発症率はワクチン未接種者は接種者の10倍以上のようです。(100万人に16人対1000万人に1人)たぶんこの辺が24ヵ月の根拠なのかなと。(発症年齢層は別の数字のものも見かけましたが・・・) 以上の内容はSSPEの患児を持たれる保護者の方の会「SSPE青空の会」のHPに載っていたものです。詳しいことはそちらをご覧にんになって下さい。 正直言って、私自身はあまり自分の子供に人為的な事をしたくないなぁ、と思っていた方なのですが、そのHPの掲示板でお子さんが発病された保護者の方々の書き込みを読むにつけ、胸が痛むと同時に、いままで自分が知らなかった世界に愕然としました。 いままで、周囲に後遺症が残った方もいませんでしたし、当事者の声を聞く機会もありませんでした。 自分自身のことでしたら、まあ自己責任でしょうがないかなという気もしますが(それでも、家族の人生変えてしまうと思うとつらいですが)、自分ではない子供や、感染させてしまった誰かの人生について考えると、結構自己満足的な部分があったかなぁという気がしてしまいました。 こちらは、割と予防接種に慎重派の方が多いように思うのですが(私もどちらかというとそのような書き込みを求めていた部分もあるのですけれど)、皆さん「SSPE青空の会」で検索していただくとして、認識が少し変わったかなぁという部分があるでしょうか?我ながらフラフラとしている人間だなぁとは思うのですが・・・。
> 麻疹ワクチンについて調べていてこちらにたどりつきまし> た。> > はしかの接種期間が24ヵ月になりましが、SSPE(亜急性硬化性> 全脳炎)関連かな、と思いましたので参考までに書き込みさせ> ていただきました。 SSPEは、脳に潜伏していた麻疹ウイルスが原因で、行動や性格の変化、知能低下で、徐々に現れます。そして、次第に、特有なミオクローヌス発作が周期的に現れ、昏睡状態に陥って、6〜12カ月後に死亡する、稀だが、恐ろしい疾患です。 最近判明した知見によりますが、SSPE(亜急性硬化性全脳炎)患者の脳内から検出されるウイルスは、野生株麻疹ウイルスのみと言われます。 SSPEの患者から分離される麻疹ウイルスは、M蛋白が欠損していて、感染した細胞から出芽(発芽)することが出来なく、潜伏感染していて、SSPEを発症させると言われます。 ワクチン接種後にSSPが発生しても、ワクチン株麻疹ウイルスが原因でなく、野生株麻疹ウイルスが原因と考えられています。 ワクチン接種によりSSPEの発生頻度が減少することはあっても、ワクチン接種(ワクチン株の麻疹ウイルス)によって、SSPEが発症することはないようです。http://hobab.fc2web.com/sub6-Measles.htm
> ワクチン接種後にSSPが発生しても、ワクチン株麻疹ウイルスが原因でなく、野生株麻疹ウイルスが原因と考えられています。> ワクチン接種によりSSPEの発生頻度が減少することはあっても、ワクチン接種(ワクチン株の麻疹ウイルス)によって、SSPEが発症することはないようです。> http://hobab.fc2web.com/sub6-Measles.htmホバブさまお返事ありがとうございます。 SSPEの原因ウィルスって野生株だったんですか・・・。なんか、いまだにワクチンの副反応のところにSSPEが書かれているところもあるみたいですが・・・(まぎらわしいので直しておいてほしいですね・・・勘違いする方もいるんじゃないかな)。ワクチンを接種したあとに付いた免疫よりも強い自然の麻疹ウィルスに感染して発症した場合、SSPEになってしまう可能性があるということでしょうか。 予防の問題ってワクチンに限らず難しいですね。ある行動をとったか、とらないか・・・。ほとんどの場合は何事もなく過ぎて行くのでしょうけれど。 問題がおきた時、最初の条件が違えばお医者さんが手を尽くして下さっても同じ結果にはならないということは、受け入れなくてはならないだろうなと思っています。 何をやっても何のツケを回しても、ほいほいと最後はうまく帳尻を合わせて解決してくれる都合のいい神様のような存在はこの世にはいないでしょうし。「医療の高度化」と聞くと、とりあえず病院にいけばどうにかしてくれるように考えててしまいますが、「どうにもできないよ」ということもあるのだろうなと思います。 願望は願望としていろいろありますが、誠意だけではどうしようもない、医療として出来ることと出来ないことの情報というのがもう少しわかるといいなぁと思います。 とことん最後まで医療機関に頼らない、という人はほとんどいないでしょうから、他者の協力を得る以上バトンタッチをするときにあると便利な共通フォーマットとか共通認識のようなものの啓発などはどうでしょうね。(ない訳ではないのでしょうが、分散的というか、有機的に繋がった状態で情報が入ってこない感じなんです・・・。)医療崩壊の予防のためにも。
> SSPEの原因ウィルスって野生株だったんですか・・・。> > なんか、いまだにワクチンの副反応のところにSSPEが書かれて> いるところもあるみたいですが・・・ 従来は、予防接種によっても、自然感染より低い頻度であるがSSPEが発症することがあり、副反応と思われていましたが、当時流行していた麻疹野生株が原因で起こることが知られるようになりました。 麻疹ウイルスは、F蛋白(Fusion protein)、H蛋白(Hemagglutinin protein)、L蛋白(Large protein)、M蛋白(Membrane-matrix protein)、NP蛋白(Nucleocapsid protein)、P蛋白(Phosphoprotein)の、6種類の蛋白を有していますが、 SSPEの患者から分離される麻疹ウイルスは、M蛋白が欠損していています(ウイルスが、感染細胞から出芽出来ない)。> ワクチンを接種したあとに付いた免疫よりも強い自然の麻疹ウ> ィルスに感染して発症した場合、SSPEになってしまう可能性が> あるということでしょうか。 ワクチン接種をしても、獲得した免疫(抗体)によっては、麻疹患者と接触した際、野生株ウイルスが体内でウイルス血症を起こすと言うことでしょう(ブースター効果で、抗体は上昇します)。> 何をやっても何のツケを回しても、ほいほいと最後はうまく> 帳尻を合わせて解決してくれる都合のいい神様のような存在は> この世にはいないでしょうし。 そうですね。