北海道内で日本脳炎の発症者は過去40年以上出ていないが、道民が道外に転居した際に感染のリスクがあることを踏まえた措置ということのようです。予防接種の副作用による害のほうが多くならないでしょうか。http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/558330.html第11 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会の開催についてhttp://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000056655.html
「第11回 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会」傍聴してきました。2014.9.11(木)10:00〜12:00 厚生労働省 講堂●議題(1)北海道における日本脳炎の定期接種について(2)報告事項 1_感染症法における水痘の取り扱いについて 2_平成25年度MRワクチンの接種率について 3_ワクチン評価に関する小委員会について(3)その他______________________(1)北海道における日本脳炎の定期接種について【感想】とても広い講堂で行われ、50人くらいの傍聴者、カメラNHKも来ていました。なんだか、このような会は開かなくてもよかったのか?と終わった直後の感想ですが、慎重派にとってみれば色々発見でした。議題にそって、話し合われましたが、11:40頃早めに閉会しました。●北海道が判断すべきところに「なぜ、厚労省で場を設けるのか?総務省が投げかけられたのだから総務省が答えるべき問題ではないか」と本末転倒。●「なぜ、北海道知事が決められるのに、知事が求められてるものはなんなのか?」なんの壁もないのに何を求めているのか?という言葉で、この会を開く意義は?と事務局が問われてるようにも聞こえ…。●この会に問わずに知事が判断できるのになぜ、厚労省に判断をふってくるのか?(北海道医師会、小児医師会からも以前から言われていた)●日本脳炎の未接種者の抗体あがる資料。(抗体保有グラフ有り。見方が変わると受け取りかたも変わります)●厚労省の資料は過去10年間だけだったが、患者40年間なしということは強調したら打たない選択を考える人が増えるのでは?●北海道において日本脳炎の定期予防接種を行った場合の試算は、@6,942_約11億円。北海道は、有意義な判断で未接種していたのに、必要な人だけ(接種したい人にだけ)無料ということは考えていない。岡部委員がまとめで「まだ日本脳炎ワクチンは必要である。総務省と厚労省のことは事務局でやってほしい。」とあるように事務局が会を立ち上げたけど判断は北海道の考えを尊重するとのことでした。_____________________【各委員メモ】*規定を全国一律にという案も浮上?話しは別に考えましょうとそれぞれの委員に意見を聞きました。小森委員●・北海道の判断に任せる。・地球規模で環境の変化が起きていて、亜熱帯の生態系に近づきつつあり、北海道の専門委員会評価したい。・規定を変更するのは慎重にしたほうがいい。・副作用の被害の対応、未接種者の理性的な発言は評価したい。中野委員●・人人感染しない。・患者は40代以上しかいない。特別接種する機会が少なかった。手を緩めてはいけないけど。宮碓儖●・馬、中央競馬会が北海道から本州へ行き感染脂肪した例もあった。・東南アジアではウィルスは衰えているわけではない・北海道で無料ではないと理不尽なことはわかる。・定期接種にするときには5回から4回にした。基礎免疫をつくり、ブースターで。それまでは毎年も打つ人もいて回数も整理された経緯もあった。・ワクチンのマウスより細胞ワクチンのほうが抗体長いと期待している・日本脳炎を国としてどうするのか?規定をどうするか?今後のことを考えて、条例を変える話は出てきているのか?責任の一端は総務省にある。坂元委員●・国は国内無料でやったら。・総務省として厚労省に投げるのではなく、総務省で答えるべき。・「なぜ、北海道知事が決められるのに、知事が求められてるものはなんなのか?」なんの壁もないのに何を求めているのか?澁谷委員●・北海道知事判断大きい。将来的なリスク。住まいによりサービス違うのはどうか。・数年のうちに導入予想されるのでは、準備は必要。・規定→変更してまで一律にすることはない池田委員●・新幹線の移動もあるし、受けたほうが。岡部委員●・公平性の問題で風疹で男子を外したのはなぜか?10年後にそういう議論もある。・北海道の小児科学会、医師会では前々からやったほうがいい意見あり。あえてしなくてもいい意見もあり。副反応の救済、北海道の判断見守り尊重したい。岡部委員まとめ。まだ日本脳炎ワクチンは必要である。資料1の「北海道における日本脳炎にかかる定期予防接種を実施することについての検討(あっせん)」総務省、厚労省のことは事務局でやってほしい。_____________________(2)報告事項 1_感染症法における水痘の取り扱いについて多屋委員●・任意接種から定期になるのでコントロールできる。・成人水痘は把握しづらかったけど全数把握なのでありがたい。中野委員●臨床の現場なので、水痘だけ?帯状疱疹も?事務局→今回は水痘 初感染24時間以上の入院→院内感染は? 届け出する2_平成25年度MRワクチンの接種率について全国、麻しんワクチン第1期_95.5 第2期_93.0風しん混合ワクチン第1期_95.5 第2期_93.0目標95%にほぼ達している。マスコミの力継続してほしい3_ワクチン評価に関する小委員会についてHPVワクチンの接種後の症状に関する新たな医療体制の整備と調査について1.身近な医療機関で適切な治療を受けられるよう、協力医療機関を各県に少なくても1つ。2.医療機関を受信される場合、過去分を含めて副反応報告が確実に行われるよう要請。3.副反応報告あgなされた場合、これまでに報告された患者も含めて、症状のその後の状況等の追跡調査を強化。報告書の裏面の記載では氏名はイニシャルで任意なため過去は記載していない方が多い。重複排除。___________________●委員 池田 俊也 国立医療福祉大学 薬学部薬学科教授◯庵原 俊昭 (独)国立病院機構 三重病院長_________欠席◎岡部 信彦 川崎市健康安全研究所長 小森 貴 公益法人 日本医師会感染症危機管理対策担当 常任理事 坂元 昇 全国衛生部長副会長(川崎市健康福祉局医務監) 澁谷 いづみ 愛知県一宮保健所長 多屋 馨子 国立感染症研究所 感染症疫学センター第3室長 中野 貴司 川崎市医科大学付属 川崎病院小児科部長 中山 ひとみ 霞ヶ関総合法律事務所 弁護士___________欠席 宮院\虧澄 (_市立心身障がい福祉センター長◎部会長◯部会長補佐各委員が平成24〜26年まで3か年度において、企業ごとに寄付金、契約金等を多く受け取ったかのファックス アンケート結果も添付。●資料1「北海道における日本脳炎にかかる定期予防接種を実施することについての検討(あっせん)」概要_北海道在住の方から総務省行政評価局に対して、「北海道は日本脳炎の予防接種を行う必要のない区域に指定されているため、北海道で生まれ育った子どもであっても、将来的には仕事などで国内の日本脳炎発生地域や海外で生活することも考えられるので、国は国内すべての市町村で日本脳炎の予防接種を無料で実施してほしい」との申し出があった。 この申し出について、総務大臣が開催する行政苦情救済推進会議において検討した結果、「都道府県域を超えた広域的な移動が頻繁に行われる現在、全都道府県のうち北海道のみ日本脳炎にかかる定期の予防接種がおこなわれていないことは国民の利便性や感染可能性のある地域え未接種者が移動することを考慮した場合、不合理な対応である」とされた。 このため、総務省行政評価局長から厚生労働省健康局長に対して「予防接種法第5条第2項の規定にもとづき同法施行令第2条において日本脳炎を規定していることの是非等について、厚生科学審議会において調査審議していただくことが適当」(後日、資料HPアップされると思います)国立感染症センター 日本脳炎HPhttp://www.nih.go.jp/niid/ja/je-m/524-idsc/4649-qaje-v4.html図1.日本脳炎患者報告数の推移(1965〜2013)http://www.nih.go.jp/niid/images/idsc/disease/JEncephalitis/QAJE2014/img01.gif図4.年齢・年齢群別の日本脳炎予防接種状況http://www.nih.go.jp/niid/images/idsc/disease/JEncephalitis/QAJE2014/img04.gif図6.日本脳炎抗体保有の年度比較2008〜13http://www.nih.go.jp/niid/images/idsc/disease/JEncephalitis/QAJE2014/img06.gif年齢・年齢別の日本脳炎抗体保有状況2013http://www.nih.go.jp/niid/images/idsc/disease/JEncephalitis/QAJE2014/img05.gif
資料一覧です。http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000051463.html第11回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会資料議事次第・配付資料一覧(PDF:42KB) 委員名簿(PDF:44KB)資料1 北海道における日本脳炎に係る定期の予防接種を実施することについての検討(あっせん)〈概要〉(PDF:397KB)資料2 平成26年8月22日付け総務省行政評価局長通知(PDF:246KB)資料3 感染症法における水痘の取扱いについて(PDF:330KB)資料4 平成25年度MRワクチンの接種率(PDF:974KB)資料5 ワクチン評価に関する小委員会の設置について(PDF:69KB)資料6 HPVワクチンの接種後の症状に関する新たな医療体制の整備と調査について(PDF:426KB)参考資料1 北海道知事定例記者会見記録(抜粋)(PDF:88KB)参考資料2 日本脳炎に関する国内疫学情報(PDF:1,256KB)参考資料3 平成26年9月施行の改正省令(PDF:67KB)参考資料4 平成26年10月施行の改正省令等(PDF:437KB)参考資料5 水痘、流行性耳下腺炎、麻しん、風しんの小児科定点あたり患者報告数の推移(PDF:228KB)