ひでごんさん、こんにちは。病気が良くなって、結果として症状が軽減されるのと、病気は良くならないけれど、薬で無理やり症状を抑えているというのは違います。漢方は、現代医学の風邪薬のように、症状を抑える目的ではないので、病院からもらう薬の代用という発想では、効果を期待することが難しいのです。ここに一つの例をお話させていただきます。病気には経過(順序)があります。それを1-2-3-4-5という経過だとしますね。病気が長引くと言う場合には1-2-2-2-3-3-4-5などと、どこかで経過が停滞すると考えます。漢方は、2-2-2と停滞しているような場合に、その停滞を解消し、2-3となるように歯車を動かすというイメージです。ですから、多くの方が慣れ親しんでいる、症状が見えなくなれば治った気になるパターンを期待しては、そもそも使いこなすことはできません。根本の発想が違うのです。風邪だけを考えるなら、初期ならこれ中期ならこれ後期ならこれなどと、その子の体質の、大まかな経過によった処方を、一度、専門家に相談しておけば良いと思います。