> 「虚弱」とは反対,ということはどういうことなのでしょうか?今回は使ってもあまり効果がないということでしょうか?漢方を処方する場合には、体質を考慮しますが、体質の分類に虚実という考え方があります。虚というのは、冷えやすく、皮膚や筋肉に力がなく、食が細いなど、いわゆる虚弱のイメージに近い。実とは、体が普通でも熱っぽく、便秘しやすいなどの傾向があり、がっちりしているという感じです。虚弱と反対とは、実のタイプということを言いたかったのでが、かえって分かりにくかったですね。すみません。漢方は、体質と薬のタイプがマッチしないと効きにくいです。あなたのお子さんは虚実どちらのタイプだと思いますか?苦痛な症状をやわらげたいというのは当然の考え方だと思います。でも、もしかして、何らかの必要があって、体が自発的におこしている反応だとしたら、それをコントロールすることで経過に不都合が起こる場合もありますね。そもそも「咳だからこの漢方薬」などという発想が、漢方薬を使う発想ではありません。漢方薬は、体のコンディションに作用すると思ってください。だから、症状がどんなものかではなく、どんなコンディションかが大切です。これまでは、残念ながら、コンディションと漢方薬マッチしないから効果がなかった。これは処方する方の能力の問題もありますね。そして、そのような使い方や処方では、頼るに不安があると思いますので、病院(薬局?)を変えたほうがよいかもしれません。