くじらです。「予防接種」はどのように検討されているのかな?と思って、 「第1回 予防接種に関する検討会」に傍聴してきました。長文になってしまいましたが、発言と感想をメモしてみました。傍聴は特別なことではなくて、一般の方でも申し込めば聞けるのです。厚労省からHPでお知らせがあり、事前申し込みは必要となりますが、資料などももらえます。ロの字に机を囲んでいる検討委員会の会議を4.50人程度の傍聴席があって聞いているという形ですが、公開議事録は4ヶ月位(日本脳炎の場合)かかるので自分で聞くことは大事だなと思いました。検討委員会とはいうものの委員は接種推進派の人ばかりで構成されていましたが、今度どんな風に展開されて慎重派の意見も聞いてくれるのかなと思います。発言禁止の傍聴席ですが当事者である親ですので、次回、関心のあるかた一緒にいきませんか?11/24 午前中の予定です。今回構成されている委員を見ると親たちの声は誰が言うのだろうと思うと「ひよこクラブ」編集長?でも、今回欠席ですし、推進寄りの記事が多いように思うので、やはり推進派の人ばかりのようです。「ち・お」の編集長が委員になることはないのだろうか。MMRについて竹本医師は全面擁護。2000人近い被害者がでて中止になったMMRなのに、こんな意見をいう人が(社)日本小児科医会常任理事なのかと驚きました。麻疹予防接種の2回目はいつ?種類はMR?単独?とワクチンの種類を検討するかという感じでした。風疹は症状として麻疹より軽いので、どうしても受けない人が多いのでMR(麻疹、風疹2種ということ)一緒にして接種率を上げたいのが委員全員の希望のようです。「右手にMR、左手にポリオなら接種率上げられる」とまるで、慎重派の意見はまったくないような人達が決めていくのだなと思いました。そんな一度にやって副反応があった場合どうするのだろう。。。接種率の向上、学校との連携が必要となる(文部科学省)と言ってましたが、また昔に戻るの?でしょうか。北海道が日本脳炎をやらないのは「日本脳炎の被害者がいないのにワクチンによる被害を出したくないから」と公衆衛生院時代のかたが議会を説得したと母里さんからきいたのですが、説得したときの記録ってあるのでしょうか? この検討会の構成メンバーは岩本 愛吉 (東京大学医科学研究所教授 付属病院長)岡部 信彦 (国立感染症研究所 感染症情報センター長)加藤 達夫○(聖マリアンナ医科大学医学部教授 横浜市西部病院長)蒲生 真実 (ベネッセコーポレーション「ひよこクラブ」編集長)澤 節子 (墨田区役所保健衛生担当部長 墨田保健所所長)竹本 桂一 ((社)日本小児科医会常任理事)廣田 良夫 (大阪市立大学大学院医学研究所教授)宮崎 千明 (福岡市西部療育センター長)雪下 國雄 ((社)日本医師会常任理事)9人でしたが、蒲生氏廣田氏の2人は欠席でした。 宮崎氏の推薦で加藤達夫氏が座長になり、岡部信彦氏が座長代理に指名されました。厚生労働省の健康局長の挨拶があり、この検討会の検討事項が説明されました。法改正が必要としない「1.個別の予防接種に関する課題」、法改正を必要とする「2.横断的・制度的課題」と大きく2つの課題にわかれていました。1.が中心になるようです。構成メンバーについて牛尾結核感染症課長から紹介後、小林専門官から予防接種制度の概要説明がありました。http://www.wam.go.jp/wamappl/bb01Mhlw.nsf/vAdmPBigcategory40/6C15C986AC3380E849256F340021F550?OpenDocument第1回予防接種検討会の資料が21日ワムネット上で公開されました。(全てではないようです)________________ 1.個別の予防接種に関する課題________________(1)麻疹 ◎論点○平成18年度を目途に2回接種を導入すべきではないか?○2回接種にあたり、接種時期及び使用するワクチン種類等について早急に検討が必要ではないか?「ポリオ及び麻しんの予防接種に関する検討小委員会」の提言を受け、接種年齢を生後12から24ヶ月から生後12から15ヶ月とした。各市町村と医師会の努力で乳児の接種率は向上している。宮崎氏)この間は良い状況。70から95%で増えている。保育園に行っている幼児が受けていない。5万前後で患者は推移している。elimiation(流行制圧?)を方針として打ち出すかどうか。2回が必要。ハイリスクへのアプローチのために土日、休日接種の推進で接種もれを防ぐ。1回目数%がつかない場合があるので、2回接種には2つの意味合いがある。1つは接種率の向上2つめは、打ち損なった場合の補完。加藤氏) 「2回やる人は2回やる、1回もやらない人は1回もしない」と昔の学者が言ってましたが、その通りです。ちゃんとした説明がないから、慎重に考えている親が(ワクチンが)必要だということが分かっていないのでは。雪下氏)予防接種週間を設けたがその時に1万数千人の人が受けた。平日の夜間もやるか?法定外接種もやるか考えるべき。かかりつけ医の判断によっては接種枠を広げようか?4500の医療機関が協力している。0歳児の病気発生は10〜15%。岡部氏)この間の(接種よびかけ)取り組みで、20年で最低の患者数だった。1才台の患者は減少、抗体も上昇しており、コントロールされてきた。0歳児(1才前)の任意のかたちでも実施したほうがいいとの議論がある。9ヶ月でコントロールする意味はある。0才は感染源の持ち込みを防げば不要では。0歳児の感染源は主に兄弟で1歳児の強化=0歳児の減少になる竹本氏)接種率を上げるにはワクチンの種類はMRで1回で終わってしまうのでよい。MMRは便利だったのになぜ中止になったのかなぜ選択肢を残してくれなかったのかと自分では思っている。あれだけ被害のでたMMRだが、自分のところでは2000例で1例もでていない。(2)風疹 ◎論点 ○平成18年度を目途に2回接種を導入すべきではないか?○2回接種にあたり、接種時期及び使用するワクチン種類等について早急に検討が必要ではないか? 今年は初期に風しんが流行し、先天性風しん症候群(CRS)が6例あった。9月9日には緊急提言がされた。 澤氏) 風しんの接種率は悪い。2回接種以前に接種率を上げたい。広報、メディアで呼びかけ、とにかく接種率をあげてほしい。岡部氏)基本問題をわかってやることが必要。病気が軽い、広がらない、妊娠は男子は関係ないということで、長い間、公衆衛生的問題として、CRS以外には接種の推進理由が見いだせなかった。今、妊婦が風しんに対して不安を抱えて妊娠時を過ごしている。妊娠中の9〜10ヶ月間の不安、悩みの解消を行うことは必要。流産単独であげることは難しいのでMRで、麻疹レベルに接種率を上げたい宮崎氏)岡部氏と同様だが、平成6年の法改正からもっと早くMRの話題が出てくると思っていた。もっとも、成年男性何百人や経過措置の人の問題は残るが。加藤氏)行政と相談し、万人の方々みんなに理解して2回接種を勧めていかなければならない。このメンバーだけでは説得力を欠くので専門家のヒアリングをしていこう。(3)ポリオ◎論点○IPV(不活化ポリオワクチン)・承認審査の見込みを踏まえ、IPVへと転換すべき時期を検討する必要があるのではないか。その際、接種率が低下しない方策を同時に検討 する必要があるのではないか?○二次感染救済制度については当面の間OPV(生ワクチン)、予算措置の継続が必要ではないか?加藤氏) 歯がゆいワクチン。早急に不活化ワクチンを導入すべき。330名の麻痺、580万人に1 人の二次感染をどうするか。欧米はワイルド株。セービン株は安定している。DPT 接種時期と重なるので製造努力で4種不活化にしてもらえるとありがたい。百日せきワクチンは日本のものはすばらしいので他国のものとは替えられない。日本での開発導入、認可を願う。2003年にインドで多発したので10年に以上は接種が必要。委員会で議論すべきかは課長と相談する。これはオフレコだが、3年前から新聞で国の見解をだすべきとされ ていたが、申し述べる場がない。国産を待てないなら輸入するなど、けじめをつけたい。 岡部氏) WHOも生ワクチンを止めるとことにはあいまい(揺れ動いていて)2000年には2005年としていたが、今度は2010年と基本方針を出しかねているようだ。セービン株の製造はP3からP4施設レベルということで製造上の難しさがある。雪下氏)絶滅宣言が開発を遅らせているのではないか?厚労省の課長と話し合い、製造業者に聞いてみたほうがいいだろう。ポリオ研の見解を聞き、日本の見解を決めてけじめをつけなくてはいけない時期ではないか。澤)DPTは良い方向。同時にできればうれしい。多人数のやりかたでいいのかとの不安はある。雪下)予算措置で二次感染は任意接種と同じレベルですか(事務局よりイエス)(4)インフルエンザ◎論点 ○最近の科学的知見を踏まえ、対象者の見直しの必要性につき、検討が必要ではない か? 高齢者については有効性は確立している。乳幼児については知見が不十分なら研究が必要。竹本氏) この時期はいくらでやってくれるという問い合わせの電話が多い。子供が3、4人いると経済的に大変では。年少者の発病には必須ワクチン。澤氏)30%高齢者。子供は予防接種をなぜできないのか?と議会での質問がでてきている状況はうれしい。希望者にはしたほうがよい。加藤氏)10月11日の小児科学会で子どもの接種については議論された。一定の見解を出して課長に出すとのこと。プレスにも公表するらしいが。岡部さんいかが? 岡部氏)10月15日に開催された「予防接種に関する検討会」で日本小児科学会の、このデータの評価が報告された。それによれば、現行のワクチンの効果は、年齢が下がれば効果が減少し、幼児でもせいぜい30%の有効性で、乳児の評価は難しいこと。ウイルス分析も抗体の上昇も調べておらず、発熱を評価の指標としているためインフルエンザ 以外のものも紛れ込んでいること。地域的にもばらつきがあったことから、「この程度との説明のもとに接種を希望する人には打つこともあろう」との評価だった。また、急性脳症には別の研究班報告で、ワクチンの効果はなかったとの結論がでていると報告された。任意接種のメリットを報告して、必要な人には打てばよい。加藤氏) 1歳未満には症例数がすくなく判断できないが、2〜8歳28〜33%有効。1歳未満に は症例数がすくなく判断できないが、2〜8歳28〜33%有効。インフルエンザワクチンとタミフルの使用により、有熱期間だけでみると短くなってどちらの効果か判断できないという現象がある。有熱だけの判断ではむずかしい。再度研究班を作って評価すべきか。 岡部氏)この研究をベースに考えるべき。岡山(森島班)の研究ではワクチンによってワクチン接種者は有利となっていない。感染そのものをふせげれば効果だが、ワクチンによって脳症を防げるという表現はダメ。 雪下氏) 痴呆のある高齢者には、保護者、嘱託医の連携必要。京都の小児科から1時間くらい 医師会に文句の電話あったくらい「料金の問題」がある。「初診、再診+ワクチン+ ディスポーサブル+技術料」で算定しているが独禁法によって決められない。この委員会として公正取引委員会に申し入れしてほしい。加藤氏) 高齢者にゆきわたっているのであれば幅を広げてもいいかと思う。インフルエンザワクチンがどのくらい評価されているか健康局長の出番(?)。痴呆のお年寄りにできないのは政治的綱引きがあったと聞いている。 加藤)雪下氏の発言に対してだが、「公正取引委員会への申し入れは日本医師会でしてほしい。」(5)日本脳炎加藤氏) 北海道に講演に行くとなぜ北海道ではしないのかと質問される。「私に聞かないで知事に抗議してください」と言っています。岩本氏)狂牛病の問題あり、オーストラリアの牛を使う。BSEでるとアウト。竹本氏)ワクチンを北海道がしていないが、転勤や移動があるので日本全国にしたほうがよい。(6)未対象疾患の導入の是非◎論点 ○現在、予防接種法で対象とされていない疾患の扱いについて。最近の科学的知見を踏まえ、検討する必要があるのではないか。「肺炎球菌」「おたふく風邪」「水痘」「インフルエンザb菌」 アメリカでしているが、日本ではしていない。アメリカでは0で効果が高いとのこと。竹本氏)「要望書を出す予定」 岡部氏)「かなりエビデンスある」宮崎氏)「定期にしてほしいとせっつかれている」「A型肝炎」50歳以上は抗体があるが、ユニバーサルに接種する必要があるか。岡部氏)散発しておき、食事感染でおきる場合多い。調理する人に奨励したら。澤氏) 食中毒、水の検査 宮崎氏)海外に行く人にも子供にも接種経験あり。よいワクチンではないか。「肺炎球菌」岩本氏はこの病気は分からないと発言しましたが、医者でもわからないくらい症例の少ない?ものにワクチンは必要なのでしょうか。遅刻もしてきた岩本委員です。加藤氏が「2000〜2001年のインフルエンザの被害の8割が肺炎球菌が原因、年間1000人くらいだったのに現在は15万人くらい接種している(要確認)」説明していました。「おたふく風邪」●水痘、おたふくワクチンで予防できればいい。「水痘」●加藤氏は「水痘をみると小児科医として日本にこのような病気があるのは許し難いと思っている」と言いました。許し難い…とまで言い切るし、ワクチンで抑えるべきだといっているので驚きました。澤氏が「保育園の蔓延を防いでほしい、中小零細企業が多く、働いている女性が休まなくてはならないと。」その発言を受けて加藤氏は 「父は(会社)やすませられない。この国は絶対に」というけど、こんな事を言われてはますます少子化になりそうな気がします。「予防接種を受けに行くのが欠席、欠勤ではないようにすべき」と言ってましたが、予防接種を受けない人は「忘れた」という理由ではなく、考えて受ける状況になっていないことが分かっているのでしょうか。「インフルエンザb菌」●アメリカでしているが、日本ではしていない。アメリカでは0で効果が高いとのこ と。 竹本氏)「要望書を出す予定」 岡部氏)「かなりエビデンスある」宮崎氏)「定期にしてほしいとせっつかれている」 「A型肝炎」50歳以上は抗体があるが、ユニバーサルに接種する必要があるか。●16歳以上だが、未満のかたには任意で医師の責任で接種。小児治験は済んで、審査しているのに8年間返事なし。待っているほうも待っているほうではないか? ________________ 2.横断的・制度的課題________________(1)国が行うべき方策について(2)都道府県の関与について(3)より安全な接種のための方策について(4)医療従事者等特定集団への免疫付与について(5)健康被害救済制度について(6)予防接種戦略助言機関について(7)生涯にわたる予防接種情報の管理について(8)トラベラーズ・ワクチンについて今後のスケジュールは、H16年11月〜H17年3月個別の予防接種に関する課題について関連分野の専門家の出席を求め検討 H17年4月〜6月 横断的・制度的課題について検討 H17年7月〜8月 議論の取りまとめ次回は11月24日の午前中です。
こんにちは。> MMRについて竹本医師は全面擁護。2000人近い被害者がでて中止になったMMRなのに、こんな意見をいう人が(社)日本小児科医会常任理事なのかと驚きました。今、導入しようとしているMMRは、1990年ごろのものとは違いますよね? 安全性が確立されているなら、全面擁護するのは問題ないと思うのですが。このメモを読むと、任意接種という大枠の中で、予防接種の制度を変えていこうとしているわけですから、議論の内容自体それほど違和感はありませんでした。逆に私が心配になるのは、「ち・お」の編集委員が参加したとしても、前向きで建設的な議論ができるのかどうか、ということだったりします。私が普段必要だなぁと思っているのは、・予防接種は任意だということを全面に打ち出すこと・予防接種の効果・副作用に関する正確な情報を親に伝えること・副作用が起きた場合の補償を充実させることの3点です。上記が満たされるのであれば、親が問題意識を持ってきちんと判断できるでしょうし、予防接種に対する信頼感も増すはず。麻疹や風疹を複数回にしても、MMRが導入されても、何の問題もありません。現在の予防接種行政の問題点は、・正確な情報を公開しない・副作用を認めようとしないの2点に尽きると思っています。だから、予防接種に不安を持った人、予防接種の副作用に遭遇した人が、行政・医療に対して必要以上に不信感を持ち、対立関係が深まっているような気がします。
こんにちは。くじらです。> 現在の予防接種行政の問題点は、> > ・正確な情報を公開しない> > ・副作用を認めようとしない> > の2点に尽きると思っています。だから、予防接種に不安を持った人、予防接種の副作用に遭遇した人が、行政・医療に対して必要以上に不信感を持ち、対立関係が深まっているような気がします。そうですよね、対立関係深くなれば聞ける話も聞けなくなってしまいますものね。そういっている自分がメモとりながら、え〜と慌てていますが。いつも冷静なまつさんだもんな〜。少し見習わねば。麻疹の2回接種などはやっぱりそうなのか〜と思ったりするのですが、加藤氏の「水痘をみると小児科医として日本にこのような病気があるのは許し難いと思っている」というのはやっぱりびっくりしたんです。http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/11/s1124-6.html第2回予防接種検討会傍聴について傍聴募集しているようです〜。
こんにちは。> 加藤氏の「水痘をみると小児科医として日本にこのような病気があるのは許し難いと思っている」というのはやっぱりびっくりしたんです。むぅ〜、これは、すごい考えですね。きっと、「病気は全て悪。地球上からウイルスを一掃できればいい」と考えているのでしょう。心の中で考えるのいいとして、公の場で言っていいことなのでしょうか。。。
くじらさん 実況中継ありがとうございます。第一回目の様子が良く分かりました。リベンジで次回傍聴参加を企んでいます。> http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/11/s1124-6.html> 第2回予防接種検討会傍聴について> > 傍聴募集しているようです〜。先々週、まだ傍聴募集がアップされていなくて、アップ予定を結核感染症課に問い合わせてみてました。今週あたりと聞いてたので、そろそろかな〜と思ってました。先日、医薬品リスク関係の傍聴があったので、申し込んでいたのですが、仕事が急に休めなくなって泣く泣く断念しました。今度こそ、当日行けるようにと祈りながら申し込みFAXを送りました。
> 今度こそ、当日行けるようにと祈りながら申し込みFAXを送りました。ファックス送ってなにか厚生労働省から連絡があることはないようで、連絡して当日行けばいいみたいですよ。直接行くと時間によっては立ち見になるときもあるらしいです。
ごぶさたしています。> > MMRについて竹本医師は全面擁護。2000人近い被害者がでて中止になったMMRなのに、こんな意見をいう人が(社)日本小児科医会常任理事なのかと驚きました。> > 今、導入しようとしているMMRは、1990年ごろのものとは違いますよね? 安全性が確立されているなら、全面擁護するのは問題ないと思うのですが。確かに今回導入しようとしているMR(ですよね?)は被害が出た1990年ごろのものとは違うとは思うのですが、>>竹本氏)>>接種率を上げるにはワクチンの種類はMRで1回で終わってしまうのでよい。>> MMRは便利だったのになぜ中止になったのかなぜ選択肢を残してくれなかったのかと自分では思っている。>>あれだけ被害のでたMMRだが、自分のところでは2000例で1例もでていない。この発言から推測すると、当時「問題のあった」MMRも「問題はない」と言っているところに疑問を持ちます。自分のみている範囲で副作用が出ていないから「問題ない」というのはどうなのかなぁ?又、研究当初安全性が確立されていたとしても、その後実際に接種して副作用がかなりの率で出たら、その時点で全面擁護の姿勢は変えてほしいです。> このメモを読むと、任意接種という大枠の中で、予防接種の制度を変えていこうとしているわけですから、議論の内容自体それほど違和感はありませんでした。逆に私が心配になるのは、「ち・お」の編集委員が参加したとしても、前向きで建設的な議論ができるのかどうか、ということだったりします。確かに、平行線かもしれませんね。でも、慎重に考えたい親の意見を取り入れてくれそうな方がメンバーにいない感じがします。> > 私が普段必要だなぁと思っているのは、> > ・予防接種は任意だということを全面に打ち出すこと> > ・予防接種の効果・副作用に関する正確な情報を親に伝えること> > ・副作用が起きた場合の補償を充実させること> > の3点です。確かにそうですね。私が危惧するのは、接種率をあげるためにMRにしたいということですが、単独麻疹接種を希望したい人が公費で接種できなくなったり、接種できてもいろいろと問題や摩擦が起きることです。今でも3種混合で、破傷風の単独接種を希望していても、単独接種してくれる病院がなかなかなかったり、公費で受けられなかったりする地域もありますよね。予防接種が任意であったら、単独で接種することも選べるようにしてほしいと思います。さらに付け加えると、メーカーも自分で選べるようにしてほしい。このままこの検討会で話し合われたら、目的が風疹の接種率アップなので、麻疹単独接種も認めますよなんて全面的には言い出さないような感じもします。(MRについてですが)
こんにちは。> この発言から推測すると、当時「問題のあった」MMRも「問題はない」と言っているところに疑問を持ちます。> 自分のみている範囲で副作用が出ていないから「問題ない」というのはどうなのかなぁ?なるほど、後ろの方は全然読んでいませんでした。最初の文だけだと、2000人近い被害者がでて中止になったMMR ↓MMRについて竹本医師は全面擁護 ↓こんな意見をいう人が(社)日本小児科医会常任理事なのかと驚きましたという論理なので、それはおかしいと思ったのです。でも、当時のことを正しく理解していない人がいるということは、MMRの失敗を繰り返すかもしれませんね。> 確かに、平行線かもしれませんね。> でも、慎重に考えたい親の意見を取り入れてくれそうな方がメンバーにいない感じがします。平行線になってしまったら「前向きで建設的な議論」はできないんです。何らかのかたちで、自分たちの意見を政策として実現していく努力(政治力)が必要なのです。それを考えると、「ち・お」ではちょっと…と思うのです。一部の親に訴えることはできますが、政策決定者に訴えることはできるかな...> 私が危惧するのは、接種率をあげるためにMRにしたいということですが、単独麻疹接種を希望したい人が公費で接種できなくなったり、接種できてもいろいろと問題や摩擦が起きることです。予防接種法上は、どのような位置付けでしょうか? もし、法律が単独接種を選択する権利を保護しているのなら、裁判に訴えれば阻止することができますね。破傷風単独も受けやすくなります。でも、難しいのかな?風疹と麻疹を混合ワクチンにすることに関して、日本消費者連盟とか何か動いているのでしょうか?> さらに付け加えると、メーカーも自分で選べるようにしてほしい。お気持ちは分かりますが、すべてを実現しようとすると、かなりのコストがかかりますね。そうすると、限りある資源(医療費)を、予防接種のところでより多く使っても大丈夫か、という問題になります。ひょっとしたら、他に犠牲になる部分が出てくるかもしれません(資源配分の効率性)。国民一人一人の希望と、国が行う政策は、ちょっと異なった視点で考える必要があるかもしれません。