その後お子さんの状態はいかがですか。良好であれば何よりです。クジラさん等のコメントを見て感想があるので参考にしていただければ幸いです。私は現在大医学院生ですが、研究や疫学上の知識から、是非是非子供たちに予防接種をきちんとしていただきたいと思っています。予防接種が今現在何より一番の予防医学です。予防医学は比較的近代的な医学で、病気になる前に日ごろの健康管理から始めましょう、という考えで、成人病をはじめ、ありとあらゆる感染病はとにかく予防が一番の健康法です。日本は特に健康食品、成人病予防と盛んに言われている中で、予防接種という最も有効的手段をおろそかにしがちです。アメリカはとにかく予防接種に関してはさまざまな研究で常にその安全性、効果、副作用の軽減などが確認されています。ですから、たとえば今回のような百日咳にあったような可能性としては肺炎、発作、脳への影響、死に至ったかもしれないような病気が他にもたくさんあるわけです。幸い今はこういった特に免疫力の少ない子供たちにとても有効な予防接種が存在するわけです。一般に要注意として副作用が掲載されていますが、これは健康な子供にはほとんど当てはまりません。よっぽど先天性の病気もちや特定の薬やなにかにアレルギーを持っているなどの子供で泣け出刃まず間違いなく安全しかも効果的です。予防接種を受けていない健康な子供こそ感染にかかる可能性が高く、それによって危険性が伴います。是非是非お父さんお母さん、予防接種を子供たちに受けさせてください。大丈夫です。そして、自分の子供に免疫があれば、他の子供から感染症をもらうことも感染を移すこともまたありません。ですから、それこそ地域全体の、集団の予防効果があります。これがたとえばエイズ感染のような病気の広がりと同じような現象の素になります。過去の予防接種において感染症も大幅に減少しました。しかし、地球上から全滅したわけではありません。めったにありませんがこのように百日咳も勃発します。とくにこういった病気は空気感染などで治療が遅れるほど、またコンタクトが多いほど移りやすいので、注意しなければなりません。次にあげる予防接種はとてもお子さんに大切です。危険性は普通の健康なお子さんにはほとんど無いので、予防接種していただきたいと思います。いつでもお医者さんに相談してみてください。ただ、決断なさるのは親御さんですので、予防接種していない場合の危険性のほうがよっぽど高いのだということを心において頂きたいです。三種混合 (DTaP:Diphtheriaジフテリア, Tetanus破傷風, acellular Pertussis百日咳)IPV (Inactivated Polio Vaccine)(小児麻痺)Hib (Haemophilus influenzae type b)(脳炎)PCV7 (Pneumococcal conjugate vaccine) (脳炎)MMR (MMR:Measulesはしか,Mumpsおたふく,Rubella風疹)Varicella (みずぼうそう)あと、B型肝炎の予防接種も有効的です。私たちの年代は、はしかやおたふく、みずぼうそうというものは皆がなるものでした。感染してようやく免疫が出来るからもうかからない、安全、というのが一般的な考えでしたが、今では優れた予防接種が出来ました。予防接種によって今の子供たちは病気にかからず抗体ができるので、こうした予防病でかかる医療費、時間、付き添いなどを考えると、予防しておいた方が断然いいと思います。参考になればよかったと思いますが、いかがですか。〜元は No.432 へのレスでしたが、タイトルを変更して別スレッドに分けました(管理者)
こんにちは。とても興味深い問題提起をしていただき、ありがとうございます。そこで、たくさん質問があります。よろしければ、おつきあいください。> 予防医学は比較的近代的な医学で、病気になる前に日ごろの健康管理から始めましょう、という考えで、成人病をはじめ、ありとあらゆる感染病はとにかく予防が一番の健康法です。ここで成人病と結びつけてしまうのは、かなり無理があると思います。まず成人病はそもそも感染症ではありませんし、成人病の予防とは、予防接種ではなく生活習慣の改善です。> 日本は特に健康食品、成人病予防と盛んに言われている中で、予防接種という最も有効的手段をおろそかにしがちです。アメリカはとにかく予防接種に関してはさまざまな研究で常にその安全性、効果、副作用の軽減などが確認されています。ですから、たとえば今回のような百日咳にあったような可能性としては肺炎、発作、脳への影響、死に至ったかもしれないような病気が他にもたくさんあるわけです。ここの話の流れが良く分からないので教えていただけないでしょうか。まず、なぜアメリカの研究が引き合いに出されるのでしょうか? アメリカでの研究成果は、日本のワクチンにも取り込まれていると思うのですが、違うのでしょうか? そのあとの「ですから」が、どのようなつながりがあるのか不明瞭に感じます。病気に関しては、なにも百日咳などだけに限らず、風邪であろうと何だろうと、常に「死」のリスクが付随しています。これをゼロにすることはできません。> 幸い今はこういった特に免疫力の少ない子供たちにとても有効な予防接種が存在するわけです。ここは、免疫力が普通にある子供たちは予防接種を受けなくても大丈夫、ということを示唆しているように読めますが。> 一般に要注意として副作用が掲載されていますが、これは健康な子供にはほとんど当てはまりません。よっぽど先天性の病気もちや特定の薬やなにかにアレルギーを持っているなどの子供で泣け出刃まず間違いなく安全しかも効果的です。このあたりは、もうちょっと調べられた方がよいと思います。残念ながら、過去数十年の経験では、「先天性、病気もち、アレルギーもち」に全く関係ない人たちにも副作用が起きています。これに関しては、どのようにお考えでしょうか? 以下の文章を読んでみると、副作用の存在自体を認めていないような印象を受けるのですが。あと、効果についても、もう一度お調べになったほうがよろしいかと思います。どのような予防接種にも primary vaccine failure(予防接種をしても免疫がつかないこと)が存在します。一部の予防接種では、これが非常に高い(=効果が小さい)。> 予防接種を受けていない健康な子供こそ感染にかかる可能性が高く、それによって危険性が伴います。是非是非お父さんお母さん、予防接種を子供たちに受けさせてください。大丈夫です。大丈夫ですか。。。医学の進歩の歴史は、失敗の歴史でもあります。ご専門ですからよくご存じだと思いますが、結果的に、「10年前の常識は今の非常識」となってしまうことが非常に多い。医療行為を行う側としては、その時点でのベスト・エビデンスに従っていれば医療行為が正当化されるわけですが、医療行為を受ける側としてはベスト・エビデンスなんかどうでも良くて、必要なのは「真実」のみです。予防接種でいえば、この「真実」が何なのか疑問に思うからこそ、予防接種に対して慎重な姿勢をとる人が後を絶たないわけです。後で、やっぱり間違えていました、では困るのです。医療を受ける側としては、「10年後・50年後の非常識」になるリスクを常に頭に置いているわけです。失礼な言い方かもしれませんが、「大丈夫です」とまで太鼓判を押してしまう自信が、どこから出てくるのか不思議でなりません。最初に書かれたように、予防接種は「比較的近代的な医学」ですから、本当の評価が確立されているとは思いません。このような自信が、広い意味での医療ミスの原因となり、後で「過信」だったと後悔させているものではないでしょうか?> 過去の予防接種において感染症も大幅に減少しました。実際のデータを調べてみれば分かることですが、大半の病気は、予防接種が実施される前に、感染自体が大幅に減少しています。死亡者数も同様の傾向です。一般的に言われているのは、生活水準・衛生状態の改善です。もちろん、最後の一押し(根絶)をするには予防接種が不可欠です。> しかし、地球上から全滅したわけではありません。全ての感染症を絶滅できる、とお考えでしょうか? 大半のウイルスの自然宿主は野生動物ですから、絶滅できる可能性はゼロだと思います。それとも、ハクビシンのように、人間にとって不都合な動物は、全て「処分」してもかまわないということでしょうか?> めったにありませんがこのように百日咳も勃発します。とくにこういった病気は空気感染などで治療が遅れるほど、またコンタクトが多いほど移りやすいので、注意しなければなりません。そもそも、epi さんは「子供は病気に罹るべきではない」とお考えのようです。しかし、無菌室ならぬ「無ウイルス状態」で子供を育てて、本当に大丈夫なのでしょうか? 病気に対する抵抗力は? 例えば、アレルギーが増えてきたのは、過剰なまでの清潔志向だとも言われていますよね? あらゆる病気を避けるような生き方をして、果たして50年後・100年後の子供たちは健康に生活できているでしょうか。> 私たちの年代は、はしかやおたふく、みずぼうそうというものは皆がなるものでした。感染してようやく免疫が出来るからもうかからない、安全、というのが一般的な考えでしたが、今では優れた予防接種が出来ました。予防接種によって今の子供たちは病気にかからず抗体ができるので、こうした予防病でかかる医療費、時間、付き添いなどを考えると、予防しておいた方が断然いいと思います。予防接種の抗体は数年から数十年しか持続性がないことはご存じのことと思います。ですから、予防接種だけで抗体価を維持するには、数年おきにワクチンを接種しなければなりません。対象となる病気はたくさんありますから、毎年のように予防接種を受けることになります。現在よりも予防接種の回数を増やしていくわけですから、当然、副作用のリスクは増大していきます。また、子供を育てるのに、医療費・時間・付き添いが惜しまれる、と考える人は、そんなに多くはないと思います。普通の人は、子供をペットみたいには考えていないものです。
こんにちは、さ@かなです。まつさんがたくさん突っ込んでいらっしゃるので、私はちょっとだけ…。> 一般に要注意として副作用が掲載されていますが、これは健康な子供にはほとんど当てはまりません。よっぽど先天性の病気もちや特定の薬やなにかにアレルギーを持っているなどの子供で泣け出刃まず間違いなく安全しかも効果的です。簡単に「特定の薬やなにかにアレルギーを持っている」とか「病気もち」とおっしゃいますが、我が子が果たしてなにに対してアレルギーがあるのかは親であってもわかりません。例えば自分がミルクアレルギーだったから、子供もそうかもしれない、という推測はできても、それは実際に子供に与えてみて反応を確かめてみるしか術はないのです。まぁ、今は血液検査やパッチテストなどである程度は判明しても、完全ではないのはご承知のとおりだと思います。だからこそ、我々親は子供の離乳食などはとても慎重になります。この新しい食材(もしかしたらその食材と残留農薬や化学肥料だったりするのかもしれません)が、子供にどういう反応を引き起こすのかは、全く持って未知なのです。離乳食を与え始めるのは日本では5〜6ヶ月とされていますから、一般にBCGやポリオ、三種混合を受け始める3ヶ月の子供がなんのアレルギーをもっているかなんてほとんどわかろうはずもありませんので、そう考えると不活化されているとはいえ、人為的なウィルスや水銀やホルムアルデヒドなどなど、直接注射で体内に入れるなんて恐ろしいことには、とても慎重にならざるをえません。離乳食の食材のパッチテストなんてレベルではないのですよ。> 是非是非お父さんお母さん、予防接種を子供たちに受けさせてください。大丈夫です。そんな親の気持ちが理解できていないのだとは思いますが、簡単に「大丈夫です」などと言い切られてしまうと、疑り深く天邪鬼な私としては眉に唾をつけまくってしまいます。epiさんは研究者とのことですが、机上の理論ではなく、せっかくこういう場に参加していただけたのですから、生の親の気持ちを知って、是非有意義な研究をしていただけたらなぁ、と思います。
epiさん、感想ありがとうございます。下の子のほうが症状は重かったのですが、子供達は2人とも元気で育っております。まつさん、さ@かなさんの質問と同じ質問になってしまうのでepiさんからの返答をお待ちしたいと思いますが、私も少し加えさせてください。「健康な子」というのはある程度大きくならないとわからないのではないでしょうか?私の上の子は軽いほうかもしれませんが、生まれてから身体のどこかしらに湿疹はずっとあり、血液検査をしても何も引っかからないのですが4歳になった今でもあります。下の子よりは身体は丈夫に思えますが、どうしても気になるのです。「打ってみなければ分からない」と言われるのなら、「打たない」という選択もできるわけですから、やはり大丈夫ですと言い切るのはどうかと思います。 以前、ワクチントークの厚生労働省に質問の際に同席させてもらったことがあったのですが、副反応のあった人達のアレルギー歴、年齢さえも手元に資料があるのに公表されませんでした。プライバシーの問題だからということでしたが、本当の情報が見えてこないのに、打ってから後悔はしたくないから慎重になるのです。 予防接種も終生免疫がつくわけではないからアメリカにならってと、予防接種の種類、回数をもっともっと増やすことの方が私は怖いのです。比較的軽いとされる水疱瘡なども予防接種をすすめられていますが、予防接種の効果が切れて大人になってから罹るほうがリスクは大きいと思います。母子免疫も今の子供たちが予防接種で済ませて親になったときにどうなるのでしょう?今より、感染症にかかる時期が早まってもっと小さいうちから予防接種の案内が来る日が来るのでしょうか? 免疫力の少ない子供たちのための「予防接種」が、実は子供たちの生体反応には負担になっているのではないかと考えてしまうのです。ワクチン、薬ばかりで病を克服したことになるのでしょうか? 参考になればとコメントしてくださいましたが、epiさんも健康な体を願っていることには変わりないと思うですが、ちょっと違う。 本当にこれからずっと続くの地球の生物の一員としてワクチン、薬ばかりで、大丈夫なのでしょうか?