中学生の娘が学校の視力検査で、0.3〜0.6と言われたのでめがねを作ろうと思い、眼科に行って再度検査してもらいました。 結果、裸眼視力が0.5で、矯正しても視力が上がらず、今は様子を見ましょうと言うことになりました。 同じようなことを3年前の検査でも(精神的なものかもしれないからと)言われ、そのままにしていましたが最近は、黒板がはっきり見えなくて疲れる、と娘が言うようになりました。 眼鏡屋さんでも、眼科でも同じようなことを言われましたが、どういうことなのか良くわかりません。何で見えなくなってきたのに矯正視力が上がらないのか? このような事って良くあることなんでしょうか? 娘は小・中とずっと競泳をやっていますが、プールの塩素とか関係あるんでしょうか?
メガネで視力が矯正できるのは、眼球の屈折異常による、視力低下です。物を見るというのは、眼球だけの問題じゃなくて、そこから視神経を通って脳で感じることが必要です。矯正しても視力が上がらないというのは、屈折異常が原因ではなくて、そこから脳に至るまでのどこかに異常があるということです。心の問題で・・・というのは、「心因性の視力障害」という状態で、こちらのHPなどに詳しく載っています。http://www.gankaikai.or.jp/health/32/眼の機能的な問題じゃなくて、心身症の一つとして、心のしんどさが、見るという力を抑えてしまっている状態です。うちの長男が保育園の時に突然片目の視力がほとんどなくなりました。矯正しても、片目だけ目の前におかれたものが見えていないという検査結果をすぐ近くで見ていて、倒れそうになりました。総合病院での検査の結果、屈折異常はないし、脳の障害もなさそう、「心因性の視力障害」でしょう、ということで経過観察となりました。ストレスになっているであろうことも、おおよそ見当が付き、私とのかかわりも問題の一つだろうと思いました。子供との接し方を考えて、わだかまりを取ってあげることで、視力は戻りました。「見える?」とか聞くのもよくないと言われたので、努めて眼のことは気にしないように、たくさん遊びました。心の繊細な女の子に多いというようなことも言っていました。娘さん、何か大きなストレスは抱えておられませんか?自分では気付かないことかもしれません。まじめで、思いやりの強い子は、外に発散するのではなくて、人に迷惑のかからない、視力障害という形でSOSを出してしまうのかも。心の重荷を取り除いてあげれば、メガネ等不要で、よく見えるようになると思います。