朝、元気に登校したのに、小学校から「熱が37.9あるので迎えに来てください」との連絡がはいる。
私も体調が悪く、雪で車も出せない中、歩いて迎えに行く。
「先生が途中で体温計抜いちゃったから、多分もう少しあると思うよ」
と言ったとおり、家に帰って測ってみると、39.1あった。
ユウのクラスは学校で、一クラスだけ学級閉鎖になっていたので、念のため病院に行く。
夜、熱が上がる。
しんどそうで、抗生剤が効くことを祈る。
これで、いつもの肺炎関係じゃなければ、こんな高熱はおそらくインフルエンザだろう・・・

夜中に少しでも下がっていることを期待したけど、上がっていたので、「ああ、インフだな」と思う。
急いでユウの布団を私の方に移動させる。
しんどそうで、泣きながら痛みを訴える。
しんどさで眠れない様子。
「お腹が痛い」
「腕が痛い」
「頭が痛い」
「しんどい」
とポロポロ涙をこぼす。
耐えられずカロナールを飲ませるも、5時間くらいで元の体温に逆戻り。無意味な事をしてしまったと、ひどく後悔する。
朝、来院。「昨日の血液検査の結果、ばい菌数値ありませんでした」
と言われた。ああ〜〜、と、いうことは、熱の原因がばい菌でないということは〜〜、
やっぱりインフルエンザAとの診断。
がっくりと肩を落とす。
自分も弱っていたのもあって、タミフルを処方される。
迷う。
怖い。
ユウは薬にはあまり強いほうじゃなく、オノンやセフゾンですごい下痢をしてしまう子だ。
しかも親の感覚からして、錯乱しやすそう・・・
あくまで、感覚だけど・・・。
錯乱したあの子が容易に想像できるのが悲しい。
だからこそ迷う。
とりあえず、午前中の分は飲ませなかった。
夜、一向に熱が下がらない。
でも、明日くらいになれば自力で下げそうな気がする。
でも、泣いてしんどいって言うし、食欲もわかないようだ。水分だけはこまめに摂っている。体が熱くて、喉がとにかく渇くみたい。悠は兄弟の中でも一番気持ちが弱く繊細な奴で、すぐに弱音を吐いてばかりいる。しんどさアピールが続く中、タミフルを処方したくなる。
「可哀想やんか。今回はずっとお前がついててやれるんだし、1度飲ませてみたら」
と旦那に言われる。
迷う、迷う、迷う〜〜〜〜〜!!
私だって辛い思いをさせたいわけじゃないけれども、それで本当にいいんだろうか?!
迷った挙句、迷いながら飲ませた。
どうやら、錯乱は避けられるみたい。
今でも迷っているけど、とりあえず今回はこれで様子をみたい

熱がどんどん下がっている。
タミフルの力を実感。
逆に、本来自分の力で下げるはずの、免疫力を高める時を簡単に薬で治してしまったのだと、後悔もある。
一つあの子の体を強くする時を奪ったような気さえする。
大袈裟に考えすぎだろうか・・・
きっと、このまま良くなっていくと思うけど、私の中では少し後悔が残る。

熱もずっと下がったまま継続しているけど、いつものように、ヘルペスが出てきた。
今回はひどく、ほっぺと鼻と鼻柱の横と3箇所も出てきた。常備しているゾビラックスを飲ませる
併用させてもいいか分からないけど、タミフルも今更止めるわけにいかないし、ヘルペスも放っておいたらとんでもないことになってしまう

ヘルペスの治りがいつもより遅い。
やっぱり、抗ウィルス剤を種類飲んでいるからだろうか。
でも、どちらも止められないし。
困った。
夜になると、水泡がなくなっていた。
タミフルも明日の朝までだし、しばらく様子を見よう

タミフルも飲みきり、完治。