先日、会社の健保組合からくる医療費のお知らせの用紙をみて驚いたので書き込みさせていただきます。1才の娘の3月の小児科での医療費総額11000円。3月にはその小児科には2回しか行っておらず、風邪の咳の症状で行っただけ。特に検査などもしてません。薬局は院外です。すごい高くないですか?普通これくらいの料金かかってるのかしら?病院からの料金内訳明細などないから、これが正当なのかもしれません。マル福なので私からの大きな出費はないですが、あまりの高さに驚きました。医療費ってたかい。健保ってありがたいわと、つくづく感じました。( 携帯からの投稿です )
ちささん、みなさん。おはようございます。くじらです。> 先日、会社の健保組合からくる医療費のお知らせの用紙をみて驚いたので書き込みさせていただきます。つぶやきありがとうございます〜。> 1才の娘の3月の小児科での医療費総額11000円。3月にはその小児科には2回しか行っておらず、風邪の咳の症状で行っただけ。特に検査などもしてません。薬局は院外です。> すごい高くないですか?普通これくらいの料金かかってるのかしら?病院からの料金内訳明細などないから、これが正当なのかもしれません。この金額私も高いと感じました。先日、真弓定夫先生の講演会に行って来たのですが、冒頭から「医者になって50年経ちますが、みなさん、病気は減っていると思いますか?」と始まりました。1970年代 2兆5000億円から30年経って31兆5000億円です。医療が発達しているなら減らなければいけないはずなのに12倍にも膨れている。おかしいと思いませんか?」ホントにそう思います。> マル福なので私からの大きな出費はないですが、あまりの高さに驚きました。> 医療費ってたかい。健保ってありがたいわと、つくづく感じました。ありがたいのですが、どうすれば減っていくのかな〜と子供たちの世代にはどうなっているのかな〜とふと考えて、改める時期にどうすればいいのかなと思います。
医療費も考えねばならない問題ですね。受診を控えるという意味ではなく、私たちにはもっとコスト感覚が必要だとおもいます。健康保険は便利な制度ですが、この制度のおかげで実際のコストがわかりにくい場合がありますね。日本医師会はグランドデザインという医療の近未来予想レポートを発行しています。http://www.med.or.jp/nichikara/gd2017/これによりますと、2000年の介護を含む医療費は36.5兆円でしたが、2017年の予想は51.2兆円としています。なお、介護を除く2017年の医療費は43兆円くらいになるのでしょうか。興味のある方はレポートの後半をお読みいただければわかります。ちなみに最近の日本国の税収は40兆円くらいですから、国の収入規模の金額というとになりますね。
こんにちは。> > すごい高くないですか?普通これくらいの料金かかってるのかしら?病院からの料金内訳明細などないから、これが正当なのかもしれません。普通、このくらいかもしれませんね。1回5,000円だとしても、本人負担は3割ですから1,500円、数年前までは1割負担でしたから500円。たしか、この程度だったと思います。> ありがたいのですが、どうすれば減っていくのかな〜と子供たちの世代にはどうなっているのかな〜とふと考えて、改める時期にどうすればいいのかなと思います。乳幼児の医療費免除って、親としてはとってもありがたいですね。ところが、医療費がゼロという制度の下では、ちょっとしたことでも病院に行ってしまう親が増えてしまいます。当然、国全体でみた医療費が大きく膨れ上がってしまう。そして、子供たちが大人になるころに、増税が避けられない状況になっていることに気付きます。このように、個々人レベルでは利益になっていても、全体を足し合わせてみると不利益になっていることを、「合成の誤謬(ごびゅう)」といいます。ちなみに、医療費が30兆円にまで膨れ上がった一番大きな原因は老人医療の部分。かつて、老人の医療費をゼロにしたときを境に、医療費の膨張が加速しました。「病院が社交場」みたいな言われ方していましたよね。全ての乳幼児の、全ての病気が医療費ゼロ、という政策は見直す時期にきているのかもしれません。あるいは、haripo さんが書かれるように、親がコスト感覚を意識するようにするためには、一度全額自己負担し、その後払い戻し、みたいな方法に変えるという手もありますね。でも困ったことに、この場合、本当に進めなければならない政策と、国民に気に入られる政策とが、一致しないことになります。医療費は削減しなければならない。でも、親の目からみれば、今の恵まれた状況から明らかに後退することになります。たいていの場合、政治家は、選挙に当選するために、本当に必要とされる政策ではなく、耳障りのいい公約を掲げます。マスコミも視聴率を上げることが最優先事項ですから、国民が関心を寄せること(当面の負担が増えるか減るのか)しか放送しない。そして国民は、結果的に「問題全部先送り」の政策を選択してしまう。目の前の「おいしさ」につられないで、子供たちが大きくなったときの状況も含めて、考えるようにしたいですね。あと、> 1970年代 2兆5000億円から30年経って31兆5000億円です。医療が発達しているなら減らなければいけないはずなのに12倍にも膨れている。おかしいと思いませんか?これは違うと思います。医療が発達したからこそ、医療費が増えた、ですね。医療が未発達な状態では、ほんのちょっとの医療費の増加で目覚ましい効果をあげることができます。たとえば、予防接種によって死亡者が大幅に減少するとか。ところが、医療技術が発達していろんな病気が克服されていくと、次の病気(癌など)を克服するのに必要なコストはどんどん膨れ上がっていきます(限界費用が増加)。
はじめまして。> 1才の娘の3月の小児科での医療費総額11000円。3月にはその小児科には2回しか行っておらず、風邪の咳の症状で行っただけ。特に検査などもしてません。薬局は院外です。1歳のお子さんで、小児科ということなので、その内訳をご説明したいと思います。医療費総額11000円ということなので、推測するに、初診が2回だったと思われます。診療の算定は、国で定められた点数に乗っ取って算定します。小児科を標榜していますと、「小児科外来診療料」というものが算定できます。この点数には、検査や処方料などが含まれ、1日何度やってもすべてこの点数に含まれるものとしているので、若干高めの設定になっています。なので、同じ風邪でかかっても、検査をやった人も、投薬だけの人も同じ点数となります。(小児科標榜で、3歳以下の乳幼児に限ります)「小児科外来診療料」は初診時550点(5500円/全額負担)と再診時370点(3700円/全額負担)と分けられます。この点数は院外処方の場合の点数です。ちささんのお子さんの場合は、2回とも初診時の550点が算定されたのだと思います。> すごい高くないですか?普通これくらいの料金かかってるのかしら?病院からの料金内訳明細などないから、これが正当なのかもしれません。そうですね、全額負担だと高いかもしれません。3歳以下のお子さんだと、2割負担で、1100円となりますが、マル福があるおかげで、出費は少なくてすんでいると思います。ただ、人の命を預かる所ですので責任もありますし、それなりのコストがかかるので、やむを得ない面もあります。この「小児科外来診療料」はまるめで550点(もしくは370点)なので、検査などをすればするほど赤字になります医療機関としては痛いところです。患者さんも医療機関も、もっと医療費を大切に使うことが重要ですね。私たちも正確で正当な算定をしていきたいです。
私は医師ですが、それほど高いとは思えません。だから良いとか悪いではないですが。動物病院のことを書きますが、自分の子供と犬猫と一緒にするなと怒らないで下さい。先日、友人がイヌを飼いましたが、犬猫病院に連れて行くと、毎回1万円近くかかると嘆いていました。当然、保険が効きませんから、それくらいの額です。必要なら病院にかかるべきですが、無駄に?かかることはないということでしょう。ちなみに日本の医療費は年間30兆円規模です。ところで、パチンコ産業は産業規模で30兆円産業なんです。庶民の楽しみで30兆円。国民の医療費で30兆円。高いか安いか、あるいはそういう問題でないか。どう考えるか?ですね。
> ちなみに日本の医療費は年間30兆円規模です。ところで、パチンコ産業は産業規模で30兆円産業なんです。庶民の楽しみで30兆円。国民の医療費で30兆円。高いか安いか、あるいはそういう問題でないか。どう考えるか?ですね。1回あたりの金額は妥当でしょうが、国全体を合計して他の産業規模と同じだから、というのは解せません。負担と受益の関係が全く違っているからです。パチンコでは30兆円分楽しんだ人が、自ら30兆円支払います。医療に関しては、30兆円分の利益を受けた人が、30兆円の一部しか負担していない。私たちの子供が大きくなるころ、パチンコ産業が制度として破綻している可能性はゼロですが、医療に関してはその可能性が非常に大きいのです。
> 1回あたりの金額は妥当でしょうが、国全体を合計して他の産業規模と同じだから、というのは解せません。なるほど ただ 誤解して欲しくないのは 他の産業規模と同じだから良いとも 悪いとも言ってません 医療費の国民負担率を見ると 決して今の日本が先進国の中で高いとは言えません むしろ低い方です ただし 今後どうなるか?はまた別の話しです
私のつぶやきからこんなにレスがついて嬉しく思います。私は、医師が聴診器をあてて喉をみて、それだけでなぜこんなに?と思ったのが事実です。一般の方々の医療費に対する知識というものは、多分私レベルじゃないかなと思います。少なくても私のまわりでは、こんなに高いの?って感じでした。(違うよ!という方、ごめんなさい)こちらに書き込んでとても勉強になりました。少し興味がでたので医療費について調べていきたいと思います。そしてまたつぶやきたくなったら、書き込みますので、みなさんの意見をきかせてください。( 携帯からの投稿です )
> 私は、医師が聴診器をあてて喉をみて、それだけでなぜこんなに?と思ったのが事実です。そうなんでしょうね 医師が聴診器あてて咽喉をみる いわゆる理学診断には コストがかからないはずという ことでしょうか 検査や薬が処方されれば コストは妥当なんでしょうか? 理学診断という技術を軽視しているように見えますが、、私は医師ですが 経験的に 理学診断で 大丈夫と言っても 満足せず不要な検査や 不要な薬を求める患者さんに閉口することがあるんです日本は医師の技術料が低く評価されていると言われますが 問診と理学診断でかなりの診断がつくのです それにコストをかけるのは当然だと思います
こんにちは。> 不要な検査や 不要な薬を求める患者さんに閉口することがあるんです> 日本は医師の技術料が低く評価されていると言われますが 問診と理学診断で> かなりの診断がつくのです それにコストをかけるのは当然だと思います利用する患者側の問題でもありますよね。私も子供を産む前は「検査してくれる=よく診てくれる医者」なんて思っていました。すぐ点滴をしてくれるクリニックがあって、注射針が山のようになっていました。待合い室は壁に点滴をつるしている人でいっぱい。検査もすぐしてくれる。でも、そのときはちょっと異様な光景かもと思いつつ、早く治してくれるお医者さんとしか思いませんでした。問診と理学診断で診断がつくのに、患者が満足しなくて検査をやたらしてくれる病院に人が集まれば患者はそれを臨んでいる=医療費増加傾向にも拍車がかかっちゃうんですよね。
ドクターブルさん。私の書き込みで気を悪くなさってしまっていたらすみませんでした。はなしは少しそれますが先日、オランダにすんでいる友人からきいたのですが、「オランダでは40度くらいの熱が3日でないと受診してくれない、喉が痛いだけだと塩水でうがいをと言われる」そうです。( 携帯からの投稿です )