ツベルクリン反応検査についてお尋ねします。12月に8ヶ月の娘にツベルクリン反応検査をやってもらいました。理由は・・・8月にBCGの予防接種後 コッホ現象を見落としいつ頃膿み始めたのか覚えていなく不安になったため。親切な小児科の医師がツベルクリン反応検査をやってくれて結果は異常なしだったのですが・・・。そのツベルクリン反応行った日が三種混合の予防接種の2日後だったのです。続けて注射を小さい子供にさせても問題はないのでしょうか??年末からずっと悩み辛い日々を送っています。
問題はありません。考えてみてください、昨今は注射という行為を外来では余り行いませんが、入院患者さんは毎日注射をする人もいる訳です。それは、乳児でも変わりありません。恐らく予防接種を続けて行った事に対する悩みだと思いますが、ツベルクリン反応検査は、あくまで反応検査薬な訳です、ワクチンではありません。医学的に見て、三種混合であろうとインフルエンザであろうと、その直後にツベルクリン反応検査を行っても、身体的に影響が出るものではありません。
> 8月にBCGの予防接種後 コッホ現象を見落としいつ頃膿み始め> たのか覚えていなく不安になったため。 コッホ現象に関しては、以前書き込みましたが、ツ反を結核に自然感染していたがどうか調べるのを目的に行うなら、BCG接種2週間以内に行わうべきだったです。http://www.kangaeroo.net/D-bbs-F-thread-threadno-6555-no-6561.html#6561> 親切な小児科の医師がツベルクリン反応検査をやってくれて結> 果は異常なしだったのですが・・・。 ツ反が陽転(陽性を示す)の場合、BCG接種の効果なのか、結核に自然感染していたか、判定不能と思われます。> 続けて注射を小さい子供にさせても問題はないのでしょうか?? ツ反を検査することで、副反応(副作用)が生じることはまずありません。
ありがとうございます。ならば・・・ツ反は 意味がなかったということでしょうか?医師からは 陽性と結果は出るが強反応ならば結核の疑いがあるからと言われました。13ミリ赤くなり異常なしと言われましたが・・・副反応はないと聞きましたが、ツ反から12日後にポリオ投与もしました。問題はないのでしょうか??
> ありがとうございます。> > ならば・・・> ツ反は 意味がなかったということでしょうか?> 医師からは 陽性と結果は出るが強反応ならば結核の疑いがあるからと言われました。> 13ミリ赤くなり異常なしと言われましたが・・・ 結核に罹患していたら、もっと強い反応が出ます。それを強陽性と言います。出方としては、発赤部位が壊死したり水疱ができたりします。少なくとも、結核罹患を疑うのであれば、硬結などの反応があっったり、もっと大きい反応がでて(中等度陽性)しかるべきなのです。 お子さんの場合、通常の陽性ですので、BCGが正しく抗体を作ったという事だと思います。意味のないことではなかったのでは? どうしても心配だというのなら、胸のレントゲンを撮って貰ったらいかがですか。乳幼児の場合、肺結核が殆どですから。> 副反応はないと聞きましたが、ツ反から12日後にポリオ投与もしました。> 問題はないのでしょうか?? 結論から言うと、問題はありません。 ワクチンなら、次に別のワクチンを接種するまでの間隔が定められていますが、ツ反は検査薬なので、そう言う決まりはありません。極端な話し、ツ反を受けた当日にポリオを接種しようが、DPTを接種しようが、身体的に問題がでるものではありません。ただの検査薬ですから。これは子供でも大人でも変わりありませんよ。
> ありがとうございます。 のんちゃんさんの御家庭内や、周囲の人に、結核の人はいるんでしょうか? 日本では、6カ月未満の乳児が結核に感染している確率は、2/10万人(3歳以下では13/120万人)と言われます。 結核に関しては、症状が現れたら、心配すれば良いでしょう。たとえ、BCG接種前に結核菌に初感染していたとしても、子供さんの免疫力で制圧されることが多いです(結核菌は、感染しても、初期変化群で終わり、発症するのは5〜10%程度です)。 ツ反に関しては、検査であって、予防接種(ワクチン)でないので、ポリオなどの予防接種を受けても、全く、問題ないです。
>ならば・・・>ツ反は 意味がなかったということでしょうか? BCG接種を受けて、2〜4週間過ぎると、BCGの効果で、ツ反が陽性になります(陽転)。 結核菌に感染して人に、ツ反を行うと、発赤径が大きくなったり、硬結、水泡など、反応が強く現れることがあります。しかし、結核に感染した児の約5割は、ツ反の発赤は、30ミリ以下です。 また、小児の場合、ツ反の発赤が10ミリ以下でも、結核菌に感染していることがあります(BCG既接種の児も、BCG未接種の児も、4%程度の症例は、結核菌に感染していても、ツ反の発赤は10ミリ以下です。 さらに、乳幼児時期にBCG接種を受けた児が、小学校1年でツ反を受けると、30ミリ以上の発赤を示す児が、数%存在します。 本当に、コッホ現象だったとしたら、ツ反は、BCG接種2週間以内に行わないと、BCG接種の効果で陽性なのか、結核菌に自然感染していて陽性なのか、判断出来ないです。
従来は、BCG接種前にツ反を行い、結核菌に感染しているか、スクリーニングしてから、BCG接種をしていましたが、乳幼児時期のツ反は、結核菌に感染していないのに、陽性を示す(偽陽性)ことが多いと言われています。 先述しましたように、日本では、6カ月未満の乳児が結核に感染している確率は、2/10万人と言われます。また、乳児の結核既感染率(結核に既に感染している率)が、0.04%程度と言う報告もあります。 乳児にBCG接種前にツ反を行った場合、ツ反陽性者のうち、約70〜75%は、偽陽性(本当は結核菌に感染していないのに陽性を示す)と言われます。 乳児にツ反を行うと、偽陽性を示した為、BCG接種を受けられない子供さんが、年間、3〜4万人生じ、その子供さんの中には、本来必要がない化学予防(抗結核薬の内服)を受ける子供さんが生じます。 上記のような理由で、ツ反を省略し、BCG接種を行うようになったそうです。
>副反応はないと聞きましたが、ツ反から12日後にポリオ投与も>しました。>問題はないのでしょうか?? ツ反は予防接種(ワクチン)ではありませんから、ポリオの予防接種を受けたことは、全然、問題ないので、御心配しないで下さい。 コッホ現象は、結核菌に自然感染していた乳児にBCG接種を行った場合に見られると言われます。 しかし、結核菌でなく、非定型抗酸菌と呼ばれる自然環境(土壌や水の中など)に普通に存在する抗酸菌感染が原因で、乳児にコッホ現象が現れることの方が、多いようです。 とにかく、何にも症状が現れていないのなら、結核感染や、ツ反の副作用などを心配する必要はないでしょう。