最近、保育園の子やママ友のお子さんなどインフルエンザ予防接種を受けたという話を聞き、更には保育園の保健だよりに「インフルエンザ予防接種は6ヶ月から接種可能」とお知らせが来ました。ジャパンマシニスト社の「予防接種〜受ける子どもの側にたって」や「今年はどうするインフルエンザ」には厚生労働省や小児科学会も乳幼児にはすすめないと書いてありました。最近、インフルエンザ予防接種をする子どもが増えてきたのは、小児科医が勧めているのでしょうか?それとも、マスコミ報道に不安を持った親が依頼するためでしょうか?インフルエンザ予防接種は、前橋レポートの時より効果があがるようになったのでしょうか?インフルエンザ予防接種について、疑問が多いため、私は受けていませんが、ここ数年でインフルエンザ予防接種が有効と発表されたのでしょうか?( 携帯からの投稿です )
返答でなくて申し訳ありませんが、私もうっしいさんと同様の疑問を持っています。報道によると、今のワクチンは効くのだそうです。何か変わったのでしょうか?近年の報道の加熱ぶりが不思議ですが、現在のインフルエンザの症状は以前のものよりきついのですか?
こんにちは。インフルエンザ予防接種の有効性はそれほど変わっていないと思います。インフルエンザ予防接種を受ける人が増えたのであれば、その理由は、(1)新型インフルエンザ報道、(2)周りの人がみんな受けるから、といった理由ではないでしょうか。ちなみに、予防接種の型の決め方は、No.1432 の投稿をご覧ください。今年の流行型が前の年の型と似ていれば、結果的に予防接種の効果が高くなったように見えます。インフルエンザ予防接種を一言でいえば、「効果は確かにあるけれど、かなり小さい」だと思います。前橋レポートでも、多少は「有効」かもしれないが、長期的にみれば「有益」とはいえない、という判断です。ただし、前橋レポートは、一人一人の予防効果を調べたのではなく、集団における流行度合いを調べたものなので、前橋レポートをもって、個人レベルの有効性を云々できないのですが・・・私は、インフルエンザに関しては、予防接種をしたかどうかよりも、日ごろの体調管理の方が圧倒的に重要だと思っています。
●日本国内ワクチン製造株の一覧があったのでご参考に。http://www.yakuzai.med.saga-u.ac.jp/influenza/influenza-vaccine-kabu.html