namyさんと第2回 予防接種検討委員会に行って来ました。今回は麻しん、風しんの予防接種についての検討会でした。資料はhttp://www.wam.go.jp/wamappl/bb01Mhlw.nsf/vAdmPBigcategory40/0C4C2D7B96962E6849256F57001D00F6?OpenDocument2004年11月24日、第2回予防接種見直しに関する検討会が開催されました。06年 実施を見込んで、麻しんと風しんについて議論されました。麻しんと風しんの日本と世界の現状について、岡部氏、麻しんについて北里生命科学研究所の中山哲夫氏、風しんについてCDC客員研究員の加藤茂孝氏と寺田喜平氏(所属不明)、両者については福岡西部療養センターの宮崎千明氏が参考人として話されました。結論として、一、麻しん・風しんともに、疾病の排除(elimination)を目指すこと。その方法として2回接種を行うこと(理由)1全ての人を網羅する免疫効果を蓄積して流行を抑える。2接種率が上がっても疾病そのものがなくなると自然のブースターが無くなる。ワクチンの効果に寿命があるのでワクチンによるブースターが必要である。3接種漏れを救うため。 二、接種時期は確定はしていないが、一回目は生後12〜15ヶ月、二回目はその後90ヶ月まで。3歳児検診、就学時検診で接種漏れをチェックして強く勧奨する。(理由)1麻しんを基本に、5から6年で抗体価が下がる。小学校前に検診で探し出す方が接種率が上がる。2風しんは遅いほうが意味があるが、接種摂(*率?)を上げるにはMRが良い。(*就学した後だと子供達の意志を持つ頃になると痛いからと、接種率下がる傾向にある)風しんについては女子のみ中学や成人式頃3回目を打つことも考える。(流行を排除した上で、緊急的にリスクグループに対応していく)議論は進んでいないがとの、座長の結びで、「麻しんは2回、風しんも2回、もしMRが認可されれば、予算、有効手段、労力、ライン、接種率、負担から望ましい」と発言。CDC客員研究員は将来的にはMMRV(MMR+水ぼうそう)(4種混合)をとの発言もありました。・ブースターと自然感染。予防接種の恩恵を受けたのは私たち1960〜70年生まれの人間なのか。自然感染がなければ抗体はどんどん短くなり、一生のうち何度打てばいいのか、本当の意味で1人1人の人間の健康を考えているのか。・妊娠したときの血液検査で抗体があがっていたら、中絶を考える人は増えるのではないか?・3歳児検診、就学時検診の強化はされそうです。キャンペーンでの効果はあるようなので、この期間は無料というキャッチフレーズで告知されるのではないか。
くじらさん 早速レビューありがとうございます。尊敬〜。私の場合、幼少期に麻疹の予防接種を受けていて、今まで発症していません。自分の子どもの予防接種を考え始めたとき、「果たして自分も一緒に麻疹に倒れるのか?看病できるのか?」知りたくて、行きつけの病院で血液検査をしてもらいました。結果シートをなくしてしまったので、抗体価が何倍だったかは定かでないのですが、担当医からは、これだけあれば近々発症するということはないでしょう。と言われました。麻疹の予防接種は効果的で、発熱などの副反応の頻度は高いけれど、その免疫の持続効果も高いから、幼少期の予防接種の免疫が残っているのでしょう。というようなコメントだったのですが、「小さい頃の注射1本だけの効果で、今までこの免疫を維持してきたの???」とちょっと疑問に思っていました。このため、今回の検討会で、麻疹ワクチンの免疫が持続するには、ブースター効果が効いているという内容のデータを拝見できて、正直「やっぱり!」と思ったわけです。まさに予防接種の恩恵を受けてきた世代(まわりに麻疹の子どもがちらほら居たはず世代)なわけですね。これからは、ほんとに排除しようと思ったら、5〜10年おきに予防接種をするかなど検討が進んでいかなければならないんですよね。。。食糧不足で体力が十分でないとか、発病後の医療などが十分に受けられないとかの環境的要因や、ハイリスクの方などの個人的要因などで、予防接種が必要な方もたくさんいると思いますが、マスの論議だけでは、何か片手落ちのような気がしてます。(まだ、漠然としたものなのですが。)麻疹、風疹は人につくウイルスなので、予防接種の接種率をあげて、ウイルスの排除を目指す。↓そのためにはマスとしての接種率をあげるための制度づくりをする。↓(予定通り)罹患者が減った場合。↓ブースター効果の恩恵が受けられなくなる。↓生涯のうちに定期的に予防接種を打たなければ、そのウイルスに弱い集団ができあがる。ウイルスが排除ではなく撲滅されるまでワクチンを接種し続ける必要が出る。(現段階のWHOの目標は、「排除」)今のアメリカ(二回接種国)がまさにそれで、日本は麻疹の輸出国とされていて肩身が狭いわけですが、日本がアメリカレベルに麻疹ウイルスに弱い集団になったら、他の国を輸出国として非難するのでしょうか。。。
もうひとつ、そうなんだ!と思ったのは、接種時期の決定の際の大きな要因は、接種率の向上に効果的な時期なんだ!ということ。90ヶ月としているのは、絶妙な設定なのだそうです。就学前健診を受けるのは、早い子で6歳の秋つまり80ヶ月ぐらい。そこで、あと1年以内に打たないと無料でなくなるということで、接種漏れ者の接種率をあげることができる。ということなのだそうです。接種時期はどうやって決められているのだろう???と調べまわった頃、明確な回答は得られてなかったので、そういうことか!収穫物を増やした思いでした。ちなみに、その調べまわっている当時、ジフテリアだけは成人用ジフテリアワクチンというのがあって、15才以上の場合は、成人用ジフテリアワクチンを接種した方がよいと予防接種の手びきに書いてあった記憶があります。ただ、作ってるのが一社だけだったので、需要がなくなると、製造しなくなっちゃうのか???と疑問に思ったところで止まっているのを思い出しました。今度、メーカーとかに聞いてみようかな〜。まずは、次回第三回予防接種検討会〜三種混合〜に行く事を目標にがんばります。
namyさん、こんにちは〜。> もうひとつ、そうなんだ!と思ったのは、> 接種時期の決定の際の大きな要因は、接種率の向上に効果的な時期なんだ!ということ。そうなんだよね。でも、風しんは遅いほうが意味があるが、接種率を上げるにはMRが良い。就学した後だと(子供達の意志を持つ頃になると痛いからと)接種率下がる傾向にあるというのはちゃんと説明していないことにならないのかなと思うんです。風疹だって必要なのは妊娠の血液検査のときに抗体が低い女性ですよね。妊娠の可能性ある時期の若い女性に対しての説明が足りないのではないかなと思います。。。> 90ヶ月としているのは、絶妙な設定なのだそうです。> 就学前健診を受けるのは、早い子で6歳の秋つまり80ヶ月ぐらい。> そこで、あと1年以内に打たないと無料でなくなるということで、接種漏れ者の接種率をあげることができる。> ということなのだそうです。「無料のいまのうちにうちましょう」とキャンペーンをするのかな。就学時検診のときに言われそうですね。> > 接種時期はどうやって決められているのだろう???と調べまわった頃、明確な回答は得られてなかったので、そういうことか!収穫物を増やした思いでした。そうか〜、そんなこともしらべていたのね。> ちなみに、その調べまわっている当時、ジフテリアだけは成人用ジフテリアワクチンというのがあって、15才以上の場合は、成人用ジフテリアワクチンを接種した方がよいと予防接種の手びきに書いてあった記憶があります。ただ、作ってるのが一社だけだったので、需要がなくなると、製造しなくなっちゃうのか???と疑問に思ったところで止まっているのを思い出しました。今度、メーカーとかに聞いてみようかな〜。> > まずは、次回第三回予防接種検討会〜三種混合〜に行く事を目標にがんばります。年末忙しい時期だけど(汗)がんばる〜。
議事録が公開されました。・予防接種に関する検討会第2回議事録http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/11/txt/s1124-5.txt
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