このページで、以前から拝見させていただいたところ、「麻疹ワクチンを接種させない主義」のご両親が多いことに初めは小児科医として驚きました。医療関係者の回答などもふまえて、色々と考えさせられました。接種させない主義のご両親の思慮の深さは、一般小児科医には理解されにくいようですが、この辺でもご苦労なさっていることも良く分かりました。私としましては、こちらのページの方々に情報の提示ができれば、と日々心がけており、時間の許す限り情報を、とおもっております。予防接種を受けずして麻疹に罹ったにしても、予期せず麻疹に罹ったにしても、無事に回復して欲しいと願うのは親も医療者も同じです。なので、麻疹に罹った時の医療機関の対応を情報として提示したいと思います。麻疹に罹って、合併症がなければ7〜10日で回復します。なので、発疹期に入っていよいよ高熱が続いてきて本人がぐったりしているならば、脱水補正(点滴)のために隔離個室で入院します。基本的には輸液のみで回復すれば万歳です!ただ、急性期(症状がいちばん派手なとき)の大量ビタミンA投与が、症状を軽くする、とか眼症状を軽減するとか言われているので、これをすることになります。「よくある合併症の有無を調べる」ために、胸部レントゲンを数回、耳鼻科紹介受診、心エコー、心電図、必要あれば髄液検査、頭部CT、頭部MRIをすることもあるでしょう。胸部レントゲンは肺炎の有無、肺炎あれば2次感染による細菌性肺炎の予防・治療のために抗生剤静注をするでしょう。これは普通の肺炎のときも同じ。重症度によって酸素吸入、人工呼吸器を使用するのも、麻疹に限ってのことではないでしょう。中耳炎も同様で、あれば抗生剤、抗生剤は肺炎の治療のためのものと同じである可能性が高いです。また、クループ症候群も合併しやすいと思います。喉頭炎、喉頭気管支炎です。麻疹ウイルスそのものと、細菌の2次感染によります。この場合は、気管内挿管して人工呼吸器を要する場合があります。これは、重症肺炎の時や重症クループの時の治療と同じですが、人工呼吸器が小児でできる施設は限られているため、搬送を要します。(時間的余裕がない場合は致命的になりうる)これは、麻疹に限ったことではないにせよ、危ない治療ではあります。というのは人工呼吸器装着時には喉頭炎が瞬時に悪くなることがあるし、装着したら装着したでで、人工呼吸器はあくまで機械であり、機械での呼吸というのは普通の呼吸と違って強制的換気なので、長期に渡る場合(喉頭炎が重症ならば)いくら医療者が気をつけて頑張っても、肺に障害を残します。これは避けられません。いろいろ肺に障害を残さないように薬剤を駆使しますが、在宅酸素(家でも学校でも外出でも酸素を鼻から吸って行動する)を必要とするようになるかもしれないです。あとは、まれなものとしては心筋炎。重篤なものは、1昼夜にして心臓が炎症を起こして動かなくなってしまいます。心筋炎は、驚くほど経過が早く、高度医療機関でも対応は困難です。人工心肺を回して、救命する、なんていうすごいものもありますが、これを装着するのもかなり時間がかかります。この間ももたないことが多いです。あとは、麻疹脳炎とSSPEについてのことを。麻疹脳炎は麻疹の重症度と関係なく発症すると言われ、約60%は完全に回復しますが、20〜40%に後遺症を残すといわれています。後遺症とは、精神発達遅滞、けいれん、行動異常、麻痺などです。麻疹脳炎による死亡率は15%だそうです。SSPEは麻疹罹患後10年ぐらいで発症します。主に小学生の頃です。知能障害から次第に寝たきりのようになり、6〜9ヶ月で死亡する、けっこう経過の速い病気です。頻度としてはかなり少ないのですが、麻疹が多い地域ではそれなりに発生しているみたいです。何が言いたかったのか・・・。賛否両論、どちらを否定するつもりもないです。ただ、情報を、と思っただけです。麻疹に罹って脱水で死亡することは現在の医療ではありえないと思います。点滴と抗生剤だけで回復することをお祈りします。ちなみに私はまだ麻疹が比較的多い地域に住んでいるので、息子には1歳未満の時に自費で予防接種をし、1歳を超えてからもう一度しました。
やもさん、お忙しい中いつも詳しい内容のレスありがとうございます。とても参考になります。我が家では、麻疹はかかると大変そうだし、私も看病しきれる自信が無く、予防接種は1歳になるとすぐ受けさせました。ただ、予防接種を受けさせるのは、体調に問題がないときを、と心がけています。長男と同じころに生まれた友達の子は、風邪気味だけれどまあいいか、と受けさせたら数日後に高熱を出して入院してしまいました。その話を聞いて、麻疹のワクチンは強いんだなあ、と思いました。
やもさん、かばきちさん、こんにちわ。みゆみゆです。このサイトではいつも色々と勉強させてもらってます。私がこのサイトに出会ったのは結構最近ですので、もう娘には(3才)ほとんどの受けるべき予防接種は終わってました。麻疹ももちろん、何の疑問もなく受けさせました。このサイトで予防接種を受けることで色々なことが起きうるんだということを知り、ショックを受けました。タミフルがおそろしいお薬だということもよくわかりました。が、この春うちの娘がインフルエンザAにかかってしまった時、結局のところタミフルをのませてしまいました。すごく迷いましたけど。。そして、今は何かすっきりしないことがあるんだな〜。。。何だろう〜〜〜ってじっくりゆっくり考えてみたら、、、、そう、日本脳炎の予防接種が残ってたんですよね。このサイトでも色々取り上げられていましたが、何度読み返しても何度考えてみても、、、、ん〜〜〜受けさせるべきか否か。悩みます。結局は親である私がきめることなんですけどね。麻疹や風疹などの予防接種の時は何も知識がなかったので何も考えずに受けさせていた自分、そして少しずつですが知識をつけてきて今度の日本脳炎の予防接種に悩む今の自分、、、、ああ〜〜〜ほんと、なんだかすっきりしません。このお題の内容とはかけ離れた話になってしまいましたが、これからもみなさんの色々なお話を参考に勉強していきたいなと思う今日この頃でした。。。
みゆみゆさん、私もです。このサイトを最近知って、何の疑いもなくさまざまな予防接種を受けさせました。殆ど受けてはいるのですが日本脳炎がまだなんです。上の子は4歳なので追加分と下の子2歳でまだです。結局、日本脳炎だけは受けるのをやめようと判断したのですが、たまに、これでいいのだろうか?と疑問に思ったりします。
チコママさん、こんにちわ。お互い悩むところですよね。かかりつけのドクターには「三歳になったらとりあえず夏前に受けよう」なんて普通に言われてます。今、3才1ヶ月、そしてもうすぐ夏。。。なんだかんだいいながら私は受ける方向で考えています。こちらのサイトではあまり予防接種を受けさせたくないとお考えのお母さん方が多いようなのでなんだか言いにくいんですけどね。自分は36才でやはりチコママさんが以前のレスに書かれていましたように多分、集団で日本脳炎を受けていると思います。なんだかすごく痛かったような記憶もあります。私より少し年上の知り合いでお父さん、お兄さんを日本脳炎で亡くした方がいます。その方たちは予防接種を受けなかったのかな〜(その時代にはなかったのかも。。)そんな話を聞くとやはり受けさせた方がいいのでは、、、と思ったり。土地柄の問題もよく言われてますよね〜。私は関西地方で、養豚場は近くにありませんが。しかし副反応が多い予防接種であることも確かみたいですし。。今、娘は元気で特に風邪をひいている様子もないのですが、朝方起きがけに少し咳をします。こんな少しの咳でも予防接種は受けない方がいいのでしょうかね。。。出来れば夏前に受けようかと、、、チコママさんはどうされますか。。。??
皆さんこんにちは。やもさんのご意見、いつもありがたく拝見しています。このようなサイトで実際に小児科医として働いている、しかも母親である方の意見を聞くのは本当に参考になります。麻疹は確かに悩むところで・・・。その他の予防接種については受ける、受けないの決心がついているのですが、麻疹だけは決めかねています。ただ自然感染の恩恵のことも私としては大切に考えているので、ある程度の年齢まで待つつもりです(小学校に入る前くらいまでと考えていますが、これにはあまり根拠がありません。ただ私の母や親戚にきいて、だいたい小学校までに麻疹にかかっていた、という極めてあいまいな情報をもとにしているだけです)。それでも麻疹にかからないようならば予防接種も必要かな、と。麻疹は今は死ぬことは極めて少ないと言われますが、合併症やSSPEの危険性だけは繰り返し小児科医から言われるので、その部分を恐れる気持ちは強いです。ただそれがいったいどの程度発症する可能性があるかのデータにお目にかかれないのはなぜでしょうか?やもさんのお話の中でもSSPEにかかって後遺症が残る確率についてはふれていますが、SSPEそのものを発症する確率については「まれである」にとどまっていますよね。とはいえ確率がたとえものすごく低くても、無視できない症状であることには違いないのですが。さて、チコママさん、みゆみゆさん、日本脳炎のことについて参考になればと思い、少し書かせてさせていただきます。先日、母里先生が講師の「予防接種勉強会」に参加してきました。実際に先生のお話をきいて、自分の中でもある程度整理がついたような気がします。やっぱり活字を読むだけと、人にあって話しをきくのでは、受け止め方、捉え方が全然違うものだということを改めて思いました。結論から言うと、母里先生のお話では日本脳炎の摂取の必要性はかなり低いとのことです。(講演会では「必要ない」と口にされていました)現在患者数は国内で年間6人程度、しかも乳幼児はゼロとのこと。予防接種の効果についても疑問視しており、予防接種と発症者数の関連性は過去を振り返ってみてもない、とのご指摘でした。(これは「予防接種に行く前に」という本にも記されています)豚の流行と人間の流行は別問題ともおっしゃっていました。また、日本脳炎に関しては昔は地域ごとに摂取回数が違っていましたが、ある時から北海道を除き、全国一律になったとか。(地域によっては、病気が増えたわけではないのに、摂取回数だけが増えた)ですからこれだけの回数摂取することに対しても、先生は疑問視しているようでした。予防接種は悩み始めるとなかなか結論が出せず、苦しくなることもありますよね。悩んで、もんもんと考えているよりは摂取してしまった方が良いのでは、と結果的にほとんど摂取をすることを決めた友人もいます。母里先生は「ご夫婦で話し合って下さいね」と言っていましたが、実際には母親側が悩んで、結論を出すパターンが多いでしょうし、まわりに相談できる人も少ないだろうと思います。でも結論が出るまでとにかく考え、勉強するしか道はないんですよね。お互いにがんばりましょう!
色々な参考になる意見ありがたく拝見させて頂いてます。私も、ひでまりごんたさんの考えと正しく同じで日本脳炎はやめようと思いました。 実際、医師の方でも自分の子供には選んで受けさせている人もいるような事を本で読みました。それと予防接種の時の体調ですが、私は少しでも咳をしている日は避けてきました。 かかりつけのお医者さんは大丈夫と言うのですが押し切って「今度にします」と言った事あったような・・・本当にお互いに悩みますよねー
みゆみゆさん、チコママさん、ひでまりごんたさん、こんばんは。かばきちです。日本脳炎の予防接種、我が家では長男に受けさせたのですが、翌日から数日間にわたって、両腕全体にじんましんが出てしまいました。そんなひどいものではありませんでしたが。接種した医師ではなく、その数日後に別件でたまたまかかった医師(内科・小児科)に聞いてみたところ、「そういう副作用は無いと思う。」という返事しかもらえませんでした。日本脳炎の副反応として、じんましんは報告されているのですけれどね。でも、その意見を聞いたら、「これはお医者さんに聞いても、簡単に副反応とは言わないだろうな」と思え、自己判断ですが2回目以降の接種はやめることにしました。また、このように判断した要因のひとつは、私自身が北海道出身で日本脳炎の予防接種は受けていないこと。私は結婚後10年近く、ずっと北海道を出て暮らしています。私のように「接種対象外地域」から出て「接種対象地域」で暮らす人は、かなり多くいると思うのですが、なぜ、北海道の人は接種しなくてもいいのでしょうね。引っ越したから、接種受けましょう、という注意は聞いたことないし。なので、特段しなくてもいい程度の予防接種なのか、と疑ってしまったりもします。下の子もそろそろ3歳、日本脳炎予防接種の対象年齢になります。兄の蕁麻疹の件もあるので、接種はやめようかと思ってはいますが、私もまだ決心し切れているわけではありません…。
チコママさん、ひでまりごんたさん、かばきちさん、こんにちわ。みゆみゆです。みなさんのお話を参考にして日本脳炎の予防接種を受けるか否か、、、きちんと考えたいと思います。ものすごく単純に考えて、豚と水田が近くになければ日本脳炎におびえることはない、、、、っていう風に考えるのはあまりにもおろかな考え方でしょうかね。。北海道では比較的、夏もすずしく蚊に刺されることが少ないから予防接種がないというわけですか?ん〜ひでまりごんたさんのお友達のように悶々と考えてるくらいなら受けさせてしまおうと考えてしまってるのですが何かあってからでは遅すぎるし、、、とまだまだ悩みはつきないみゆみゆでした。
皆さん、こんにちは。私が読んだ本に書いてあったのですが、何故北海道だけが日本脳炎の予防接種をしないのかというと、何年前だったか忘れてしまいましたが、集団予防接種が無くなった頃だったか忘れてしまったのですが、昔は東北地方も日本脳炎の予防接種は行われていなかったそうです。では何故、いまは行っているのかいうと 予防接種をしないが故に感染した人がいれば何故行っていないんだと行政が責められるのを恐れて防護策に行っているんだとよみました。 ただ、北海道だけは感染者がいないとの理由で前慣れにはならなかったと読んだような気がします。何年前かなど忘れてしまってごめんなさい詳しい事 知っている方 教えてください。
うちもとっても悩んでます。水田が多いと危険なんですか?それじゃ、我が家はかなり危ない地域なんでしょうか?東南アジアに行く機会がありそうなので、やっぱり受けた方がよいかな?ゴールデンウィーク開けにでも行こうかな?と思っているところです。が、こちらで、受けることの危険性、予防効果についての事を見ると、かなり悩みます。が受けずに行くことも怖いです。予防接種を受けて、どきどきしながら、急激な副反応が出ないことを祈る日々になりそうです。その後の、体内に蓄積された毒性について・・・、ほんとに悩みます。周りのママは、問題なく受けている人が多いようです・・・、悩みます。
ぼくママさん、みなさん、こんにちわ。水田が多いっていうことは結局、蚊が多いってことだと聞いたことがあります。水田が多いから危ないってわけじゃないと思います。水田&養豚所の両方共が近いと少し考えものではないかなと思うのですが。蚊といっても普通の蚊じゃ〜関係ないですしね。すいません、きちんとしたことはわからないのですが。
今日『予防接種へ行く前に』(>情報源>ワクチントーク全国 参照してくださいね)が届き、一気に読みました。見事に迷いをぶち切ってくれますね。。。例えば日本脳炎については「予防接種の普及で病気が減ったとはいえない」とありますし、麻疹では「亡くなる子どもが減ったのは予防接種の効果ではありません」と断言しています。予防接種を受けさせない私ですら「ここまで予防接種NO!と言っていいの?」とすら思ってしまうくらい。この本は必読です!
いろいろなご意見ありがとうございます。情報提供を、と思って稀な合併症まで記載させていただきました。ふつうの風邪でも「きつい」のもあるし、なにも麻疹にかぎってのことではない合併症もあります。(クループはありふれたウイルスでもなるし、心筋炎も他のウイルスでもなりますので)ただ、「なってしまった人」にとっては、一般に言う「確立」などはどうでも良くて、「ゼロか百か」ということだと思います。いくら統計で「稀」、「ほとんどない」などと書かれていても、命に関わることに「なってしまった」ら、そんな「確率」なんて関係ないんだと思います。何にでも言えることで、もちろん「タミフル」の副作用や、「インフルエンザ脳症・脳炎」などでも同じだと思います。「万に一でもあってほしくない」。こう願うのが人の親です。皆目的は同じはずなのに、手段が違ってくるのは、ものの解釈が違うからで、一まとめにすること自体に無理があるのだと思います。だから、主治医とのコミュニケーション、信頼できる医師を探してください。そうして協力してください。どんな方法を取るにせよ、そうしてはじめて、我が子が救われるのだと思います。
やもさん みなさん おはようございます namyです。やもさんいつも情報提供ありがとうございます。なかなか出てこられなくてすいません。実は未遂投稿は何度かトライしていたのですが、夜中に子どもが起き出して再度添い寝で朝まで爆睡というようなことを何度か・・・^^;やもさんも日々子育てやお仕事など大忙しでらっしゃると思いますが、こちらにも時間を作っていただけて、いつも脱帽しています。超マイペースな私ですが、今後とも気長にお付き合いいただけたら嬉しいです。> 予防接種を受けずして麻疹に罹ったにしても、予期せず麻疹に罹ったにしても、無事に回復して欲しいと願うのは親も医療者も同じです。なので、麻疹に罹った時の医療機関の対応を情報として提示したいと思います。そうなんですよね。「無事に回復して欲しい」は共通の想いですよね。今、うちのかかりつけの先生も、「接種は勧めるが、接種暦のあるないにかかわらず、ちゃんと対応しますよ」と言ってくださる方です。まさに「勧奨」を理解されているなぁ〜と想います。脅迫されることはありません。しかし、自分はこのような重篤なお子さんを診てきたから勧めるのだという情報提供は「勧奨」の中でおっしゃいます。数軒目でやっと巡り合えまた小児科です。やもさんの医師として重篤な患者さんを診られた経験等をされ、親として自分の息子さんへの2接種を選択されたことを公開して下さってありがとうございます。貴重な情報提供です。重篤な合併症や脳症、SSPEはほんとうに怖いです。現在は麻疹自体の患者数が昔ほど多くないし、上記症状の想定される発生割合から考えると十分な母集団のデータを得ることはかなり困難だと思います。昔、麻疹があちこちで発生していた頃に重篤な合併症や脳症、SSPEに関してしっかり分析してデータを蓄積してきたとは思えないですし。なので私は、「○万分の1」も、「○百万分の1」も、「○億分の1」も『極めて稀なんだろうけど、実際起こったらどう対応したらいいの?』と解釈してしまいます。これはデータを信用していないのではありません。実際のデータが桁違いでも、そのデータを自分なりに解釈するときには、自分なりの尺度があっていいと思うので。(「○十分の1」や「○百分の1」となると話は別ですし、別の健康被害関連では環境ホルモンのようにppt、ppbオーダーの議論が必要な場合もあるわけですし)今漠然と考えていることは、1.麻疹の看病体勢をしっかりとれる・受診できる環境→予防接種をしたから絶対に麻疹にはかからないとは言えませんよね。で、これからは、母体免疫のほとんどない母親からどんどん赤ちゃんが産まれてきます。予防接種を普及すれば、麻疹の看病をしなくていい日がすぐにくるとは考えにくい。だから、麻疹の看病体勢をしっかりとれる・受診できる環境は必要だと思います。具体的にはと言われると、困るんですよね〜。理想は、まず、往診してくださる小児科医の先生です。(今のところ)2.じゃ、結局一生のうちに何回接種することになるの?→やもさんのように、1歳前の接種はしっかり免疫がついているか分からないので、1歳後に再接種されて2回という選択をされている方もいらっしゃいます。予防接種検討会では、麻疹の2回接種(1歳と学童期?)を検討していますが、その先の議論はないです。現在の委員の方にお聞きしたところ、だいたい、10年先ぐらいのことを考えて検討されているのだそうです。だから、「子どもが老人になるまでに・・・」などという私の質問はかなり的外れだったみたいです。しかし、専門家の方は、いくつかのシナリオでいくつかのシュミレーションを漠然と描くことはできると思うんですよね。2回接種のシナリオにはどのような将来的なストーリーが展開される可能性があるのか、その際、留意すべきこと、今から準備しておくべきことはなんなのか?(たとえば、診療体勢の充実だったり、老人施設での対策だったりするかもしれません)やもさんの地域ではまだ麻疹が頻発しているとのお話ですので、自然のブースター効果(私の世代もブースターの恩恵を受けたと思ってます)が期待できる環境でらっしゃいますよね。3.麻疹情報がほしい→水疱瘡などは周りでもわりと頻発しますので、自分が実体験したりや実体験話が聞けます。しかし、私の周りでは麻疹の話を聞ける機会はなかなかありません。子育ての大先輩にも、「麻疹ももらいに行ったけど結局罹らなかったのよね〜。もう高校生になるんだけど、今から予防接種を受けた方がいいのかしらねぇ。」と逆に質問されてしまったり。大人が麻疹などに罹ると大変とはよく聞きますが、重篤な後遺症を残す合併症などの割合は小児に比べてどうなんでしょうか?もしかして、一番やっかいな後遺症は仕事に穴をあけることだったりするのでしょうか?それによっては、予防接種の1or2回接種(子ども時代)で麻疹の罹患年齢の中心を大人にすることもひとつの方法かもしれません。あ〜。なんだかとりとめがなくなってきました。また思いついたらぶら下がりに来ます。この連休はビックな予定もなく、日頃できてない部屋の掃除や積読解消を。。。などと思っていたのですが、結局遊びほうけて終わりそうです
私は麻疹は、日本では死ぬことの少ない病気と思っています。こんなことをいう小児科医は、まずいないと思います。麻疹で死ぬのは、肺炎、脱水症、脳炎で、肺炎の8割は細菌性で抗生物質で治りますし、脱水は点滴すれば直ります。だから問題は脳炎だけです。しかし、脳炎の確率は、「事故、自殺、他殺」による死亡より低いのです。一般に日本人は昔から病気不安が強く、病気で死ぬことの少なくなった現代でもその不安は続いています。江戸時代は5歳までの死亡率は25%でした。だから七五三のお祝いをしたのです。現代では子どもの死亡の7割は「事故、自殺、他殺(虐待を含む)」で病気では3割で、その第一は白血病を中心に子どものがん(悪性腫瘍)です。そちらを減らすべきです。麻疹は、のびのび育てて、滅多に病気にかからない子どもは重症化しません。子どもをのびのび育て、しかったり、強制したり、制限したりしないで、自由にさせていると、軽く済みます。脳炎にさえならなければ、滅多に死ぬことはありません。ワクチンは合併症の予防のためにするもので、軽く済めば問題ありません。しかし、神経質な子どもは集団生活の中で(保育所、幼稚園、学校、祖父母や親戚)ストレスを感じると(嫌なことをがまんする)重症化することがありますから、子どもの性格を見てワクチン接種を決めれはよいです。母親が迷ったり、不安がある人は接種を薦めます。それより事故予防、自殺予防、他殺予防、発がん予防(第一は放射線、電磁波)の方を考えて欲しいと思います。感染症で死ぬ子どもは、子どもの死亡のごく一部ですから。だから事故や他殺で死んでも、病気で死ぬのと一緒ですから、予防対策をしていなければ、仕方ありません。ちょっと目を離したすきに、と言うのは親の落ち度で犯人や事故を恨むのは、逆恨みです。麻疹にかかって死ぬようなもので、それならワクチンをしておけば良かったということになります。事故も他殺も同じです。欧米では、日本に先行して増えたので、対策も進み、日本の事故死亡率の3分の1です。
> 私は麻疹は、日本では死ぬことの少ない病気と思っています。医療関係者の方にこう言っていただくと安心します。と言いますのは、私自身10年程前(高校生のとき)に麻疹に罹っていてその時のことを良く覚えているため、予防接種が必要なほど怖い病気には思えないからです。咳がひどくて眠れずかなり辛かったのですが、友達に電話して「すごい辛いんだけどさぁ、どうしたらいいのぉ〜」なんて話をする余裕はありました。高校生で体力があり重症にならずに済んだために本当の怖さがわかっていないのか、麻疹自体がそんなに怖い病気ではないのか判断ができず、子どもの予防接種をどうしようか悩んでいたところでした。受けない方向で考えてみようと思います。