今年小学校に入学した娘がおります。結核問診票に、BCG未接種と明記したため、学校から、「X線直接撮影実施のお知らせ」という手紙をもらってきました。1学期に1回、2学期にはいってまた1回!娘は今年初めにインフルエンザから肺炎にかかり、私も不安でしたが、言われるがままに、3回もX線を撮影しました。そして震災。原発。住んでいる埼玉県も放射線は届いているはず。その上、またX線とは。実施する医師会、教育委員会、養護教諭にも、それでもX線を7歳の子に実施して大丈夫なのかと問いましたが、どこも決断できず。そうですよね。大丈夫だと言えば、その責任を負わなければならなくなるのですから。結局は親が決断しなければならず、小児科の先生に相談してみればどうか、といわれたのですが、仕事でなかなか元気な子を病院に連れていく時間なく、気も起きず。話は小児科で相談してから・・、ということになったのですが。みなさん同じ経験された方はいらっしゃいますか?
ことぴーさん、はじめまして。以前にもこんなスレッドがありましたので、ご参考になれば。疑われる症状が出ているのなら、分かるのですが、埼玉県って厳しいのでしょうか?http://www.kangaeroo.net/D-bbs-F-thread-threadno-8155-no-8176.html#8155
くじらさん、さっそく返事ありがとうございます。いつもくじらさんの意見を参考にさせていただいています。> 以前にもこんなスレッドがありましたので、ご参考になれば。> 疑われる症状が出ているのなら、分かるのですが、埼玉県って厳しいのでしょうか?> http://www.kangaeroo.net/D-bbs-F-thread-threadno-8155-no-8176.html#8155やはり、同じようなことがあるのですね。こちらはさいたま市ですが、X線撮影は大宮医師会で実施しますが、川口市のように、ツベルクリン反応検査はなく、いきなりX線です。また、娘に症状はまったくありません。実は1学期に手紙がきたときは、咳が3ヶ月ほど続いていたのです。私もナイーブになっていまして、X線撮影をして結果をだすほうが大事だと思い、前向きな方向で医師会に連絡したのですが、これ以上の被爆は大丈夫かと訪ねたら、どこも消極的なので、x線撮影の意義がみあたらなくなり、そうこうしているうちに、娘の咳も治まり、元気そのものになっったので、私も手紙のことは忘れてしまい2学期になってから、ああ、そうだ、と思い出した次第なのです。紹介してくださったスレッドでは、手紙をおくられてきたみなさんが、それからどうしたのかがわかりませんが、逃げられないのでしょうか。私個人の意見として、X線をうけるくらいなら、ツベルクリン反応検査を受けたほうが、すっきりすると思います。しないですむのならしないにこしたことはありませんが。あと、インフルエンザで撮影した写真を医師会に添付したらだめなんですかね。半年しかたってないし。もちろん、3回目の撮影時のものですが。肺炎と結核の症状は写真にどう違うのかは、素人なのでわかりませんが、最近のレントゲンは写真で結果をみるのではなく、レントゲン室から診察室におくられてきた添付写真をモニターでみるので、医師会におくるのはクリック一つですぐにできそうです。無理そうですが一応問い合わせてみます。予防接種をしないと決めて、いろいろな壁を乗り越えてきましたが、まだまだあの手この手で気苦労を重ねられるのは、いやですね。
ことぴーさん、その後いかがですか?必要のないX線撮影はなんとかならないものでしょうか。私もその後どんなお返事をしたらいいのかと思っていたのですが、BCGにお詳しい黒部先生に連絡をとり、ご返答いただきましたので代理投稿させていただきます。この場を借りて黒部先生お忙しいなか、ありがとうございました。___________今の学校でのやり方は、BCG未接種なら、まずツベルクリンで反応を見て、陽性ならX線撮影になるはずです。厚生労働省のマニュアルにそう書いてありました。しかし、X線撮影でもよいと書いてあったはずです。私は、昨年まで校医をしていましたので、すべてツベルクリン反応で検査し、一度もX線検査をしなかったのですが、他の校医はしていたようです。校医の判断によるのだと思います。結核健診はX線撮影でするものとしか知らない医師が多いのではないでしょうか。またインフルエンザ肺炎は重症になりますから、入院の必要のない肺炎でしたら誤診ですが、日本は医師資格でX線が撮れますから放射線診断の教育を受けていないので誤診が多いのです。元東大教授(ただし母子保健)の医師でもお粗末な診断をする時代ですから、仕方ないのかも知れません。結核診断で2回も撮るのも、インフルエンザで高熱が出てX線を撮るのも、おかしいのですが、放射線診断医の地位が低く、医師資格だけでX線が撮れる日本の医療制度にも問題があります。もう先進国では、放射線科専門医の教育を受け、資格を取った医師しかX線を撮れないのですが、医師会と内科学会や外科学会の反対で、マイナーな放射線学会の意見は政府に反映されません。それが現状です。 でもX線撮影の被曝量は、1回25マイクロシーベルトでそれも0.05秒以下ですから、原発事故で毎時0.1マイクロシーベルトあびて生活している人と比べたら問題になりません。私は、それでも小中学校で必要のない間接撮影(50マイクロシーベルト/回)を150万人以上の子どもが2回受けるのに反対したのです。今は直接撮影ですから、間接撮影の半分です。それでも必要のないX線をあびるのはおかしいのですが、放射線診断の教育を受けていない医師がX線撮影ができる国を変えるか、結核症状のないのにX線を撮るのを拒否するしかありません。でも普通の人には難しいことです。原発事故の低線量被曝地域に住む人に比べたら、遥かに低い線量なので、今は被曝地域の人の避難が優先されますが、それができていない現状です。とにかく日本を変えないと理不尽な政策の基におかれます。北欧に比べて50年遅れていますから、あと50年かかると思って下さい。アメリカからも20年以上は一般医療は遅れています。それが現状で、私の仲間の医師のほとんど(全部ではありせん)が遅れていますから、仕方ないでしょう。昔の新左翼の医師も旧左翼の医師も同じです。政治面ではいろいろ言いますが、医療面では旧態依然です。でも少数の医師は、医療の先取りをして、活動していますが、日本全体(医師会、学会も)からは評価されていません。御免なさい。
くじらさん、ただただびっくりしています。そして感謝しています。ありがとうございます!今回の件で、小児科医に相談することでしたが、いつも行く小児科医に相談するのは大変気が進まなかったので、ここと、ここでも結論がでなかったら、黒部先生に相談しようと思っていました。以前、黒部先生に講演会の講師にお願いしたことがあったからです。ただ、一介の主婦がお忙しい黒部先生に唐突にメールや手紙や電話をしてよいものかと、渋っていましたので、本当にありがとうございます。 > 今の学校でのやり方は、BCG未接種なら、まずツベルクリンで反応を見て、陽性ならX線撮影になるはずです。厚生労働省のマニュアルにそう書いてありました。しかし、X線撮影でもよいと書いてあったはずです。私は、昨年まで校医をしていましたので、すべてツベルクリン反応で検査し、一度もX線検査をしなかったのですが、他の校医はしていたようです。校医の判断によるのだと思います。校医の判断だから、自治体でバラツキがあるのですね。ツベルクリン→X線撮影、よりも、→X線撮影のほうが、時間もお金もかかりませんもんね。>もう先進国では、放射線科専門医の教育を受け、資格を取った医師しかX線を撮れないのですが、医師会と内科学会や外科学会の反対で、マイナーな放射線学会の意見は政府に反映されません。それが現状です。いちいち放射線科医の許可をとっていたら、診断にさしさわりがあるから、医師の資格だけでX線撮影ができて、乱発されているのですね。> でもX線撮影の被曝量は、1回25マイクロシーベルトでそれも0.05秒以下ですから、原発事故で毎時0.1マイクロシーベルトあびて生活している人と比べたら問題になりません。それはわかっていました。震災後、よくテレビでX線撮影の放射線量を引き合いにしていましたから。>放射線診断の教育を受けていない医師がX線撮影ができる国を変えるか、結核症状のないのにX線を撮るのを拒否するしかありません。でも普通の人には難しいことです。原発事故の低線量被曝地域に住む人に比べたら、遥かに低い線量なので、今は被曝地域の人の避難が優先されますが、それができていない現状です。拒否したらどうなるんですかね。担任の先生を困らせるだけですかね。>とにかく日本を変えないと理不尽な政策の基におかれます。北欧に比べて50年遅れていますから、あと50年かかると思って下さい。アメリカからも20年以上は一般医療は遅れています。もし、子どもに留学したい、といわれるのがこわく、それまでには、はしかの予防接種なしで留学できたらいいなぁ、と思っているのですが、甘いようですね。>でも少数の医師は、医療の先取りをして、活動していますが、日本全体(医師会、学会も)からは評価されていません。御免なさい。これが現実なのですね。結局は、親が決めて判断するしかないことがわかりました。放射線量は大丈夫だが、意味のないX線撮影はおかしいし、放射線量が大丈夫だといっても、毎日新聞やテレビで、同じ関東圏から、土中などから高濃度の放射線量が検出されると、不安になります。関東圏にいて、被曝していることは確実なのに、その上また、あえて人為的に被曝させてそれでも親か!と思ってしまいます。それは、予防接種と同じで、ほとんど日本で発病していない病気に、人為的に感染させてどうするんだ!と似ているように思います。>結核症状のないのにX線を撮るのを拒否するしかありません。でも普通の人には難しいことです。ちょっとあえてやってみます。黒部先生の返答をみせながら。以前よりも放射能というものが身近になったこの時期だから、普通の人の意見がとおるかもかもしれないと、思うからです。ここに投稿してよかった。本当にありがとうございます。
ことぴーさん、黒部先生とお会いしたことあるんですね。講演会企画されたとのこと。私も6月に講演会企画しました。きっと私が介さなくても、返答はしてくださったと思いますよ。でも、とってもお忙しいようです。> >とにかく日本を変えないと理不尽な政策の基におかれます。北欧に比べて50年遅れていますから、あと50年かかると思って下さい。アメリカからも20年以上は一般医療は遅れています。あと、50年なんてあんまりですよね。なんとかならないでしょうか。う〜ん。> >結核症状のないのにX線を撮るのを拒否するしかありません。でも普通の人には難しいことです。> > ちょっとあえてやってみます。> 黒部先生の返答をみせながら。> 以前よりも放射能というものが身近になったこの時期だから、普通の人の意見がとおるかもかもしれないと、思うからです。ほんと、分かってもらうには労力もかかるし、流れても〜なんて考えますがまた何かあれば、投稿してください。ことぴーさんの声が届きますように。