| |   | Re3: インフルエンザって? チビママ 05/02/21(月) 16:54 No.2083 |
  | 自己紹介 まつ 05/03/03(木) 20:36 No.2286 |
No.2112 : Re: インフルエンザって? |  | 返信 |  |
| まつ 父親 [お子さん1人] - 2005/02/23(水) 08:33
| こんにちは。
このホームページで公開している「前橋レポート」に詳しく書かれているのですが、ページ数が多くて、普通の方は読んでいる時間がなかなかとれないでしょうから、ちょっと要約して紹介してみます。『』でくくった文章は、前橋レポートからの引用です。
ウイルスが侵入しても発症しない、というのは2段階あると理解しています。
第1に、ウイルスが最初に侵入する「のど」の免疫が強く、ウイルスを撃退してしまう。お医者さんは、この時期は毎日多くのインフルエンザ患者と向き合っているのに、発症しない人がいっぱいいるのは、このケースが多いのではないでしょうか。
第2に、侵入・増殖に成功し、全身にウイルスが広がっても、血液中の免疫が強くて、ウイルスを撃退してしまう。あるいは、多少症状が現れても、それほどひどい状態にならない。前橋レポートで“不顕性感染”と分類されているのがこれですね(学校は休まなかったが、血液抗体は明らかに上昇している)。
『感染しても欠席しなかった者すなわち不顕性感染者は,全流行を通じて約20%,在籍者の5人に1人は不顕性感染者であった。』
結局、インフルエンザが発症するかどうかに関して何がポイントになるかというと、
1. 過去の感染履歴(免疫があるかどうか)
2. 現在の健康状態
だと考えています。子供がインフルエンザにかかりやすく、大人になるとかかりにくくなるのは、1.の結果ですね。
> 「うつらない」というのはたまたまラッキーだったり、
インフルエンザの感染力は非常に強いですから、これはどうでしょうか。
> インフルエンザに負けない体力があったため・・
これが一番大事ですね。
> 今までにインフルエンザに何度かかかったことによって免疫がついてる、とかそういうことはないんですか?
大いにあると思います。
『以上のことから,一般的にどの型系列においても,以前の感染既往が感染率を引き下げる作用を及ぼしていることが分かる。すなわち免疫効果のあることを示す。…HI抗体価によって見た集団として免疫の程度は,年々少しずつ低下したが,ワクチン有効率の計算式に準じて求めた同型ウイルスに対する防御率は,およそ1年後80%,2年後70%,3年後50%前後の高率であった。』
> 似た型ならば症状は緩和されたり、体にウィルスが入っても発症しにくくなるとか、そういうことはないのですか?
こちらも、おそらくその通りでしょう。
『われわれは,5年間の追跡調査において,前回の同型感染が(かなりの抗原変異に拘らず)強い感染防禦効果を示すことを立証した。そして,感染を繰り返すことによって,それが更に強化されることを見た。』
> それなら、今後インフルエンザを経験する毎に体が強くなっていくんだ!と前向きに考えることができるなぁ、
私は、ひなたさんと同じような考えです。むしろ、子供の間に、いろんな病気を経験しておいて欲しい。
我が家は、インフルエンザのシーズンでも、感染が怖いからという理由で、外出を控えるようなことはしません。そんなことしたって、必ず大人が外出先からインフルエンザ・ウイルスを運び込んできます。また、外に遊びに出なくなってしまうと、逆に、子供にストレスがたまってしまい、本末転倒だと考えています。
インフルエンザ予防接種については、効果が「ゼロ」ではありませんから、どうしてもインフルエンザ発症のリスクを低くしたいときは、接種すればいいと思います。例えば、受験を控えているとか、他に病気を抱えているとか。ただし、あくまで臨時的な対処法であって、決して健康な人が毎年行う恒例行事ではないと思っています。
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