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★父親麻疹(はしか)の予防接種を受けた理由 画像 まつ 03/10/28(火) 12:14 No.218
母親Re: 麻疹(はしか)の予防接種を受けた... namy 03/10/30(木) 05:44 No.219
父親Re2: 麻疹(はしか)の予防接種を受け... まつ 03/10/31(金) 07:15 No.220

No.218 : 麻疹(はしか)の予防接種を受けた理由
( 返信 )
 まつ  父親父親 [お子さん1人] - 2003/10/28(火) 12:14

私の子供は、麻疹(はしか)の予防接種を受けています。でも、最終的に「受ける」と決めるまでには、いろいろと調べ、考え、悩みました。参考になることがあるかもしれないので、そのときの経緯を書いてみます。

一番大きな問題だったのは、私と妻の結論が違っていたことでした。

まず、私は、麻疹の予防接種は受けなくてもいいという判断でした。その理由は、以下の三つにまとめることができそうです。

一つめ。No.177 にも書きましたが、私は、予防接種を打って病気を避けたり、薬を使って症状を軽くしようとすることに対して、「本当に大丈夫かな?」と疑問を持っています。子供は、いろんな病気にかかりながら、抵抗力を高めていくもの。だから、どちらかというと、子供の病気は「歓迎」したいほう。もちろん、明らかに死亡率が高い病気であれば、予防接種も受けさせたいと思っています。

二つめ。それでは、麻疹にかかったときの死亡率はどれくらいでしょうか。麻疹については、いろんなところで、病気の恐ろしさ、死亡率の高さが強調されています。しかし、私自身、子供のときに麻疹にかかっていますし、麻疹で死亡したという話も聞いたことがありませんから、いまいち麻疹の恐ろしさが理解できません。どうやら、ここが一番のポイントになりそうです。この点について、ちょっと詳しく書いてみます。

私が調べた限り、麻疹にかかった場合の死亡率は、1,000 分の 1 から 10,000 分の 1 の間。バラツキがあるのは、推計方法が異なるためです。感染症情報センターなどでよく使われている数字は「 0.1% 」( 1,000 分の 1 )。ただ、古いデータをもとに推計されているため、信頼性はいまいちです。一方、同じく感染症情報センターは年間 10 万〜 20 万人の罹患者がいるとも推計しています。そして、人口動態統計で調べると、麻疹の死亡者数は年間 10 〜 20 人くらい。ここから計算すると、死亡率は 1 ケタ低下して 0.01%( 10,000 分の 1 )。でも、こちらも、罹患者数の推計根拠が不透明なので、死亡率が過小に算出されている可能性も考慮に入れておかなければなりません。おそらく、真の死亡率は、両者の中間のどこかにあるのでしょう。私は 10,000 分の 1 に近い方にあると睨んでいますが。。。

http://idsc.nih.go.jp/others/topics/measles/measles_top.html

しかし、こうした死亡率の絶対値だけでは、高いのか低いのか、よく分かりません。では、ちょっと麻疹から離れて、病気とか事故とか様々な要因による一般的な子供の死亡率を調べてみましょう。まず、1 年間の子供の死亡者数を人口で割って死亡率を計算してみると、この投稿の最後のグラフにもあるとおり、だいたい 5,000 分の 1 くらいになります。すると、10 歳になるまでの死亡率は、9 年分足し合わせて 500 分の 1 くらい。つまり、1 歳の誕生日を迎えることができた 500 人の乳児のうち、1 人は 10 歳まで生き延びることができない。

私は、この一般的な死亡率を眺めて、1 回こっきり麻疹にかかって死亡する確率は、強調されているほど高くないという判断に傾いたのです。むしろ、普通に生活していて死亡する確率も意外と高いのではないか。みなさんは、こうしたリスクを意識したことがありますか? もっと身近な例を挙げるなら、麻疹にかかって死亡する確率は、交通事故で死亡する確率と同じくらい。私たちは、普通に、こうしたリスクと隣り合わせに生きているわけですね。

三つ目。ブースター効果が得られないかぎり、予防接種の効果は確実に低下していくため、将来にわたって何度も予防接種を受ける必要がある。もちろん、いずれ麻疹ウイルスが根絶されることが確実なら、予防接種を受けておいてもいいかもしれません。でも、根絶できるという確たる展望は開けておらず、自分の子供が大人になったときにも小流行が続いている可能性が高そう。なにより、大人になって麻疹にかかると、重篤化して入院間違いなしといわれている。だったら、何度も予防接種を受けさせるより、子供のうちに自然感染する方がベター。そもそも、大人になって麻疹の予防接種を受けようという人が少ないから、2000 〜 2001 年のように、麻疹による死亡者が、子供と成人とで半々の割合になってしまうのです。

一方、妻は、麻疹の予防接種は受けるべきだと判断しました。理由は一つ。たとえ低い確率でも、少しでも死亡するリスクを下げることができるのであれば、積極的に下げるべきだ、というわけです。もともと、妻は、ちょっと風邪をひいただけ、って分かっていても、あれやこれやと悪いことばかり想像してしまう過度の心配性です。確かに、予防接種を受けることにより確実にリスクは低下しますし、予防接種の副作用で亡くなる確率と、麻疹に罹って亡くなる確率を比べても、後者の方が圧倒的に高いと思います。

このように、二人の意見は正反対でしたが、結局は、予防接種を受けることにしました。最終的に結論を下したのは、合理的な判断などではなく、「えいやっ」です。つまり、(1)実際に子供を産んだ母親としての直感を信じて、(2)妻の不安を和らげるため、の2点から、私が自分の考えを引っ込めました。

しかし、私は、いまでも予防接種は受けなくてもよかった考えています。そして、できれば Primary Vaccine Failure(ワクチンによって抗体価が上がらなかった)であって、いずれ自然感染してほしいと密かに願っています。

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No.219 : Re: 麻疹(はしか)の予防接種を受けた理由
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 namy  母親母親 [お子さん2人] - 2003/10/30(木) 05:44

まつさん みなさん おはようございます namyです

> 私の子供は、麻疹(はしか)の予防接種を受けています。でも、最終的に「受ける」と決めるまでには、いろいろと調べ、考え、悩みました。参考になることがあるかもしれないので、そのときの経緯を書いてみます。


こういう体験的なお話って、日常生活ではなかなか聞けないのですごく嬉しいです。
しかも、統計的な根拠もすごく分かりやすく示していただいて、ありがとうございます。縦軸が対数ですから、かなりの角度で分母が急上昇している(つまり、死亡率は急激に減少している)ってことですよね。

4年前、予防接種に疑問を持ちはじめたころは、副反応率や死亡率などの数字を追うことが多かったのですが、どうも、1万分の1と10万分の1などの一桁の違いってあまりピンとこなくて。10万分の1よりも1万分の1の方が10倍高いと数字上では言えます。しかし、実際の統計値を取るための分母と分子のデータの取り方を考えると、実際上はあまり違いはなかったりして。。。と思うようになりました。

今は、私もこちらの話題に興味があります。

> 三つ目。ブースター効果が得られないかぎり、予防接種の効果は確実に低下していくため、将来にわたって何度も予防接種を受ける必要がある。もちろん、いずれ麻疹ウイルスが根絶されることが確実なら、予防接種を受けておいてもいいかもしれません。でも、根絶できるという確たる展望は開けておらず、自分の子供が大人になったときにも小流行が続いている可能性が高そう。なにより、大人になって麻疹にかかると、重篤化して入院間違いなしといわれている。だったら、何度も予防接種を受けさせるより、子供のうちに自然感染する方がベター。そもそも、大人になって麻疹の予防接種を受けようという人が少ないから、2000 〜 2001 年のように、麻疹による死亡者が、子供と成人とで半々の割合になってしまうのです。


実際、私は予防接種組みです。自分も弟もはしかに罹った経験はありません。子どもの看病ができるだけの抗体を持っているのかどうかと思い、抗体検査を受けた結果は、かろうじて今は陽性でした。たぶん看病要員として大丈夫でしょうというと言われました。まだ、私の幼少期には周辺に麻疹ウイルスと接触する機会があった時代なのでブースター効果が得られたのだと解釈しています。

しかし、このご時世、なかなかはしかに罹患する機会もなくなってきています。で、自分は予防接種組みにも関わらず、自分の子の予防接種には躊躇中です。なぜなら、周辺の状況を考えても、ブースター効果が得られる状況ではないと思われますし、じゃ数年おきにワクチンを打ち続けるの???と疑問符だらけなのです。
(うちのかかりつけのお医者さんに質問したときは、打ち続ければいいとの回答でした。そこまでキッパリ言っていただけるとすっきりします。日本の方針として明確に今後のはしか撲滅までのアクションプランがあれば、きっとスッキリするんだろうなと思います。あ、日本の方針があればうちの子どもたちの接種に踏み切るかどうかは、考える材料が増えるので、また別の話になりますが。)

> このように、二人の意見は正反対でしたが、結局は、予防接種を受けることにしました。最終的に結論を下したのは、合理的な判断などではなく、「えいやっ」です。つまり、(1)実際に子供を産んだ母親としての直感を信じて、(2)妻の不安を和らげるため、の2点から、私が自分の考えを引っ込めました。


やっぱり、どっちを選択するにせよ、最後は「えいやっ!」なんですよね。なにも疑問に思わず、スタンプラリーのように着実に接種をクリアしていけたらどんなに楽だろうと思うこともあります。しかし、自分の子どものことですから納得した上での選択をしていきたいと思います。

まつさん家でのこの一連の協議(?)は、「それができる環境であること」でいらっしゃるのが一番すばらしいことではないかな〜と思います。ストレスが一番いけないと言いますし。(くよくよ悩むんでストレスによるダメージを受けるよりは、接種して晴々したほうがいいと)
今のご時世で、予防接種受けないを(ドクターストップではなく)個人で判断するということは、大変なストレスがかかります。

> しかし、私は、いまでも予防接種は受けなくてもよかった考えています。そして、できれば Primary Vaccine Failure(ワクチンによって抗体価が上がらなかった)であって、いずれ自然感染してほしいと密かに願っています。


はしかワクチンにそれを期待することはかなり諦めが悪いですねまつさん(^ ^)(ひやかしモード)
自然感染する機会があれば、ブースターがかかる(未接種で自然感染する確率=接種してブースターがかかる確率と仮定して)のでは?それとも、「未接種で自然感染する確率」>「接種してブースターがかかる確率」なのかしら???

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No.220 : Re2: 麻疹(はしか)の予防接種を受けた理由
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 まつ  父親父親 [お子さん1人] - 2003/10/31(金) 07:15

レスありがとうございます。

> > しかし、私は、いまでも予防接種は受けなくてもよかった考えています。そして、できれば Primary Vaccine Failure(ワクチンによって抗体価が上がらなかった)であって、いずれ自然感染してほしいと密かに願っています。

>

> はしかワクチンにそれを期待することはかなり諦めが悪いですねまつさん(^ ^)(ひやかしモード)


むむ。。
ネットでいろいろ検索していると、「95%以上が免疫を獲得する」という文章に良く出会いますから、数%の希望は持ってもいいと思います。少なくとも、麻疹の死亡率よりは、はるかに高い確率です。(笑)

> 自然感染する機会があれば、ブースターがかかる(未接種で自然感染する確率=接種してブースターがかかる確率と仮定して)のでは?それとも、「未接種で自然感染する確率」>「接種してブースターがかかる確率」なのかしら???


同じですね。

問題は、ブースターが得られたかどうか知ることが困難だという点です。予防接種による抗体価は徐々に低下するといわれていますが、低下のスピードには個人差が大きいと思います。10年間以内に極端に低くなる人もいれば、30年くらい高い値を維持する人がいるかもしれない。小学生でも予防接種を受けたのに感染することがありますが、これは、抗体価の低下が速かったからでしょう。一方、5年前、「日本からの麻疹輸出」と騒がれたアラスカでのケースでは、ブースターが全くない(現地では既に撲滅)にもかかわらず、感染者は 30 人にとどまりました。感染を免れた多くの人は、予防接種による免疫がしっかりと残っていたのでしょう。---ですから、大人になって受けた抗体検査で「陽性」と出ても、それが予防接種だけによるものか、自然株でのブースターによるものか、判別するのは難しいと思うんです。ひょっとしたら、“これまでは”予防接種による免疫が残っていたけど、“これから”低下していくかもしれない。

自然感染なら、麻疹にかかったことが一目瞭然です。

この問題は、BCG既接種者のツベルクリン反応をどう解釈するか、に通じるかも。

それに、「予防接種後にブースター」という方法って、なんか人の道から外れているような気がしてイヤです。「我が家は予防接種を使って安全策でいくけど、みなさんは自然感染して我が家のブースター元になってね」という考えが背後にあるようで。。。

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