昨日(11/28)、朝日新聞が1面トップと社会面を使って、麻疹(はしか)の予防接種について大きく報道しました。ホームページでも1面記事を読むことができます(リンク切れになるかもしれませんが念のため)。http://www.asahi.com/health/medical/TKY200311270390.htmlポイントを整理すると、○はしか(麻疹)予防接種を受けながら、麻疹にかかる例が多い○ワクチンメーカーも、予防接種の効果は5〜10年と認めている○はしか予防のために、2回接種体制に向けて努力すべき結論はさておき(さておきじゃない?)、以下のような疑問点を持ちました。○予防接種を受けても麻疹にかかる理由として以下の三つを挙げています。1. 流行が減ってブースターが得られにくくなった2. 日本のワクチンは副作用を抑えるために、効果を弱めている3. 型が異なるウイルスの流行が増えてきた2.は本当なのでしょうか?また、3.は私も興味を持っていたのですが、これまで調べた限りは(↓URL)、「現在の小変異ではワクチンの効果に全く影響はない」という結論だったのですが、最近は違ってきたのでしょうか? もしそうなら、いずれ大流行が起き、それに対する予防策は存在しないのでは?http://idsc.nih.go.jp/vaccine/1measles.vaccine.html○麻疹の予防接種率が今でも80%程度にとどまっている私の実感は、接種率はもっと高いと思っているのですが、今でもこんなに低いのでしょうか? 古い統計を使い回ししているような気がしてなりません。もし本当なら、接種しない20%の人は、どのような理由で接種しないのでしょうか?
まつさん 皆さん おはようございます namyです昨朝、電車で朝日新聞を読んでる人がいて、1面にでっかく「はしか 予防接種後も発症」という文字が飛び込んできました。慌てて乗換駅で朝日新聞を入手した次第です。朝日新聞で全国自治体に独自アンケートとは、「新聞社もなかなかやるな。」と思ったのが第一印象です。(普通、ニュースソースはほとんど通信社発信ばかりかと思ってたので。)早速、朝日新聞に電話して聞いてみました。このテーマの取材班は東京にあるのだそうですが、東京からではアンケートの回収率もあがらないことも多いので、各支局を通じて、アンケートの回収率を上げるのだそうです。次に、印象に残ったのが、1面の最後を飾る厚生省結核感染症課のコメントです。『これほど多いとは知らなかった。問題が現実的に突きつけられていると認識しなければいけない。』上記のコメントに対する私の率直な感想は、「え〜!今ごろそんなこと言ってるの???」でした。私の母にもこの記事のことを話してみたのですが、母も同じ感想。20年前、私のいとこが姉弟ではしかに罹ったそうです(予防接種済)。当時の小児科の先生には、「千人にひとりこういう事があるんです。でも予防接種をしてたから、この程度で済んだのですよ。」とのことだったそうで、今は亡き私の祖母は、彼らの看病をしながら、「千人にひとりがうちにはふたりも???しかも自分(および自分の子=つまり私の母達)が経験してきたはしかとさほど変わらない症状だわよ。」とかなり疑問に思っていたようです。で、気になることは、社会面で、「はしかワクチンの2回接種の立ち遅れ(聖マリアンナ医大教授のコメント)」と「はしか輸出国」の話でしめくくられていること。私の個人的感想は、安直に、複数回接種すればいいってわけではないということ。私が欲しいものは、複数回接種のワクチンや効果は上がるが副作用も上がるといったようなワクチンではなく、「安心して看病できる環境と体制づくり」です。その中で今注目しているのが、往診してくださる小児科のお医者さん。なかなか見つからないんですよ〜。そういう体制づくりを行政がバックアップしてくれるようになると嬉しです。みなさんはどう思います?
今晩は! 朝日新聞読者として久しぶりに、いや初めてかもしれないうれしい一面記事でした。ずっと、思っていた事、親達の時間のなさが子供達の予防接種をエスカレートさせている、それをわかりやすく、namyさんがおっしゃってくだすってますますうれしい私です。往診の医者の需要、ということは私は考えてみた事は今までありませんでしたが、確かにそうですね。待ち合い室での隔離、出入口の差別化、など往診で解決できる事は多い。時間を稼ぐために身体に負荷をかけてまでしてきた予防接種も本当の効果をしり、多少の時間をかけても、本来の病気とのつき合方をしていっていいいんではないかと、考えていい時代になってきたのかもしれませんね。
doburoqueさん みなさん おはようございます namyです初書き込みありがとうございます!!とっても嬉しいです。今後ともどうぞよろしくです。> 今晩は! 朝日新聞読者として久しぶりに、いや初めてかもしれないうれしい一面記事でした。あ、定期購読されてたんですね〜!最近、新聞の定期購読してなかったのですが(古新聞がすぐ溜まっちゃうから)、今回の1面記事では、私の中の朝日株はかなり急上昇しました。でも、社会面の内容で、ちょっとトーンダウンってかんじです。> ずっと、思っていた事、親達の時間のなさが子供達の予防接種をエスカレートさせている、それをわかりやすく、namyさんがおっしゃってくだすってますますうれしい私です。そう言ってくださる人がいらっしゃって私も嬉しいです。日常接する可能性のある専門家の方々(小児科のお医者さんや保健センターの職員の方々)と話す機会があるとき、自分が超疑り深くてへんくつな人間なのでは???と思えてしまうことがあります。だから、同じような価値観を共有できる方がいらっしゃること、ホント心強いです。「お母さん、考えすぎよ。」と一笑に伏されても、今の自分の子どものこと、80年後の子どものこと、200年後の子孫のこととかまで考えてしまうんですよ。ついつい。うちなんか、日常的に保育園と家族のヘルプで成り立っているので、まさに看病できる時間と自信はないのだけれど。。。確かに、看病できる時間と自信がないから予防接種を受けておこうっていう方も多いとは思うのだけど、○かわいい我が子を病気から守るには→予防接種が必須○他のお子さんにうつす原因になっちゃいけない→予防接種が必須って思考回路で、きっちりスケジュールを守って接種されてる方々も結構多いような気がしています。これは、予防接種実施主体から提供される情報があまりに貧弱で、偏っていて、自分で情報を仕入れない限り疑問に思う余地がないためではないでしょうかしら?> 往診の医者の需要、ということは私は考えてみた事は今までありませんでしたが、確かにそうですね。待ち合い室での隔離、出入口の差別化、など往診で解決できる事は多い。> 時間を稼ぐために身体に負荷をかけてまでしてきた予防接種も本当の効果をしり、多少の時間をかけても、本来の病気とのつき合方をしていっていいいんではないかと、考えていい時代になってきたのかもしれませんね。まさにそうですね。介護休暇も制度化されているわけですし。(といっても、育児休業を既にいっぱい取ってる私にはちょっと取りにくいですが。。。(汗))はしかに罹ったとき、どうしたか?って情報を口伝えで聞きまくっていると、昔は「往診でお医者さんに来てもらった」ってよく聞くんです。患者は移動しないから、感染を広げる心配も少ないし、何より体力の弱ってる本人にも必要な体制ではないだろうか?と思うのです。入院を要する重篤な症状なのか、どういうことに気をつけて看病する必要があるのか、自宅でサポートしてもらえたら非常に心強いだろうなぁ〜と。
doburoqueさん、namyさん みなさん こんばんわ。くじらです> これは、予防接種実施主体から提供される情報があまりに貧弱で、偏っていて、自分で情報を仕入れない限り疑問に思う余地がないためではないでしょうかしら?同感です。受けるのが当たり前なので、「疑問」を持つ自分がおかしいのかな〜なんて思うのです。> はしかに罹ったとき、どうしたか?って情報を口伝えで聞きまくっていると、昔は「往診でお医者さんに来てもらった」ってよく聞くんです。> 患者は移動しないから、感染を広げる心配も少ないし、何より体力の弱ってる本人にも必要な体制ではないだろうか?と思うのです。namyさんも聞いているのね年輩の保育者にきいたり、同じよ。自分が麻疹にかかっていたときはどうしていたのか?母に根ほり葉ほり聞いてみたら、私は麻疹にかかったときには往診してもらったそうです。母は「風にあてるな」ということを守って、なんと雨戸まで閉めていたらしく、往診に来てくれた先生に「雨戸はいいんだよ」を早速、空気の入れ換えを指示されたようですよ。それで、私には3つ違いの弟がいますが、私が3歳に罹っているからうつったのか?うら覚えの母は「うつった」と言い張っていたのですが、母子免疫もあるはずだからほんとにうつったのか疑わしかったのです。母子手帳を確認してみたら、(私 s=昭和)●麻疹 s46●水疱瘡 s48.1●風疹 s48.5●おたふく s.48.5 s.55.5 (なぜ2度なんだ!)(弟)●麻疹 s53(予防接種)s55.5●水疱瘡 s48.1●風疹 s48.4●おたふく s.48.なんと今さら気がついたのですが、私の麻疹は弟にはうつらず、予防接種をうったにもかかわらずワクチンは2年で切れて、本物にかかっていたようなのです。それと、私はs48.5におたふくと風疹の誤診で2度やっているのです。母曰く「風疹と麻疹の誤診も多かったよ」ともいっており…。それにしても、s48の春は大変だったんだろうな〜。みなさんも一度確かめてみるといいのでは?
まつ です。こんにちは。> > はしかに罹ったとき、どうしたか?って情報を口伝えで聞きまくっていると、昔は「往診でお医者さんに来てもらった」ってよく聞くんです。そういえば、ウチも来てもらっていたような気がします。> 母は「風にあてるな」ということを守って、なんと雨戸まで閉めていたらしく、往診に来てくれた先生に「雨戸はいいんだよ」を早速、空気の入れ換えを指示されたようですよ。なるほど〜。麻疹に罹るひとが少なくなっていますから、両親・祖父母の実際の看病経験って、とても貴重ですよね。今度、聞いてみよう。
http://www.asahi.com/national/update/1130/007.htmlはしかの予防接種をしても、抗体ができず、発症者が続出したのは、あるメーカーの作ったワクチンに問題があったとのこと。まつさんのいうところの2副作用を抑えるために、効果を弱めているが本当に起こりえるのかもしれません、
まつさん みなさん こんばんは namyです。はしか記事、シリーズ物だったのですねぇ。(今日のharipoさん紹介で気がつきました。)なんだか厚生労働省の予防接種キャンペーンの一環記事のように思えてきました。。。(28日の1面はブースター効果のことも取り上げていて、おお!と思わせるものでしたが、28日社会面→29日情報→30日情報とかなりトーンダウン(涙))> ○麻疹の予防接種率が今でも80%程度にとどまっている> > 私の実感は、接種率はもっと高いと思っているのですが、今でもこんなに低いのでしょうか? 古い統計を使い回ししているような気がしてなりません。まつさんの疑問に対しても、参考になる情報では?29日の記事↓(はしか対策強化、接種「生後15カ月内」に 厚労省)http://www.asahi.com/national/update/1129/008.htmlそもそも、今までこの接種率の出し方がまかり通ってたこと自体がおかしくありません?『同省は「1歳代前半の接種率95%以上」を目標にしているが、国の現在の接種率算定方法は、1年間に公費負担で接種した子ども数を、1歳代の人口で割る方式。このため、2歳から7歳半までの接種児も入ってしまい、接種率が「実際よりかなり高く出ている」(厚労省)。実際、01年度の接種率は105.8%という奇妙な数字となっている。同省が「95%以上」という目標を立てても、現在の算定方式では評価できない。』今まで「分子と分母が合ってなかった」ってことですよね。む〜ん。過去のことをとやかく言うより、今後の対策案が重要だとは思うのですが、どうも、目先の対処療法的な扱いをされているように思えてなりません。天然痘のように、はしかを世界的に撲滅しようとしているのか?もし、そうだとしたら、すごく時間のかかることだろうと思います。長期的なアクションプランはどこにあるのか?とりあえず、1歳児の接種率をあげる。とりあえず、2回接種を推進する。これだけでは、問題の先送りになってるだけに思えます。ブースターのかからない集団になったら、5〜10年おきにはしかワクチンを接種しつづけなければ、海外からはしかが持ち込まれたらたちまち子どもだけでなく、予防接種の免疫の切れた大人達がバタバタと罹患していく。5〜10年おきの定期接種にしなければ、老人ホームとかでも集団発生が起こるでしょうね。(今のご老人達は終生免疫を獲得されているからそんな心配はありませんが、これが50年後には、70年後にはどうなっているのか・・・)うちの小児科の先生のように、きっぱり「そうなったら、5〜10年おきに打ち続ければいいのです。」って言い切ってもらったほうがすっきりするんですが、そういう長期的なビジョンって、政策にも必要じゃないかなぁ〜と思うのです。
一面でしたね。私も驚きましたが、日頃予防接種に関心のない主人が最初に気づき教えてくれました。小児科に行けば、「麻疹の誕生日が来たら、ワクチンのプレゼントを」というポスターは目にしますし、診察でも「麻疹の予防接種は済みましたか?」と聞かれます。接種率アップと2回接種体制にするためのことなのでしょうか?この記事を読んでA.麻疹のワクチン接種の回数をアメリカと同様に増やせばよい。B. 麻疹にかかり終生免疫を得た方がよい。AとBのどちらを選びますか?私は大変だけれども麻疹は人間が成長するうえで、必要な病気なのではないのかなと思ってしまうのです。先日自分の母子手帳を母からもらいました。(予防接種は「種痘」もやっている。全部やっている)麻疹には3歳のときに罹ったようで、おたふく、水疱瘡、風疹は5歳(幼稚園入園して一気だわ)とあるから、一番最初が麻疹だったようです。> ○麻疹の予防接種率が今でも80%程度にとどまっている> > 私の実感は、接種率はもっと高いと思っているのですが、今でもこんなに低いのでしょうか? 古い統計を使い回ししているような気がしてなりません。なんだか、「ワクチン、予防接種」という言葉に敏感になってしまっている私で、今年の9月に朝日新聞でこんな記事がありました。「100%超に見える怪」(2003.9.12 朝日新聞)ジフテリア101.6%、百日咳101.4%、破傷風101.6%…。厚生労働省が発表した00年の予防接種の実施率には、こんな100%を越える不思議な数字が並んでいる。さかのぼると、97年の風疹の実施率が、114.7%だ。こんな例は毎年いくつかある。 厚生省結核感染症課の説明はこうだ。実施率は「実施人員」÷「対象人口」で計算する。対象は予防接種を推奨している1〜2歳の子供だ。謎を解くカギは実施人員数。90ヶ月までの子への接種はすべて公費負担なので、実施人員に数えられる。そのため対象とする1〜2歳を越える3〜7歳への接種も実施人員として報告され、その結果、実施率が100%を上回ることがあるという。本当の実施率はどれくらいか。同課の小林秀幸予防接種専門官は「マイナス10ポイントぐらいの違いがあるのではないか」と話す。ポリオ91%、麻疹97.6%、日本脳炎84.9%といった実施率は実は、80%前後になる。(後略)なんだか、接種率の数字ってはっきりしないようなのですね。今回の記事の「80%前後」の数字だと思います。。私みたいに悩んで、厚生労働省の奨めるスケジュールからはずれる人が多くなるとあやふやになるってことですね。