| |   | Re3: こんにちは 1児の母 05/06/17(金) 12:15 No.3444 |
No.3296 : Re2: 私の考え |  | 返信 |  |
| 黒豹 父親 - 2005/06/02(木) 19:16
| > うっしいさんおへんじありがとうございます。たしかに5ヶ月後と言うのは因果関係を証明させるのは難しいですよね!でも子を持つ親としては、自分の子供がなぜ急性散在性脳脊髄炎になってしまったのか、原因の一つとして、予防接種ではなかったのだろうか?とすっきりしないまますごさなくてはならない所がつらいです。
いぶきさん、はじめまして。
いぶきさんのお子さんのことが気になったので、書き込みいたします。
【1】No.3225で「予防接種をして5ヶ月後の発症だったので・・・問い合わせた所因果関係はなしという返事だった」「ホントに病気の発症は接種後2週間以内なのか疑問」と書かれていましたね。 ちなみに、病院や厚生省からは、接種後2週間以内でないと因果関係はないと言われたのでしょうか。だとすると、事実を偽った不当な説明を受けたことになりますよ。
厚生労働省は、副反応報告の報告基準として、DTP、DT、日本脳炎、インフルエンザの各ワクチン接種後の脳炎、脳症の発症時期は「7日以内」と定義しています。 (報告基準はhttp://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/09/dl/s0924-4a.pdf) 7日以上過ぎた後の発症は、他の原因が考えられ、予防接種が原因とはいえないというスタンスのようです。しかし、この定義が、予防接種による健康被害を矮小化するための策動であることは言うまでもありません。 5ヵ月後の発症という報告があったかどうか、これから論文をいろいろ調べてみますが、少なくとも、接種後3〜4週経過してからの脳炎、脳症事例は日本脳炎ワクチンに関して多数報告されており、そのことは厚生労働省自身が公表しています。具体的には、
厚生労働省では、主治医などから報告されたワクチンの副反応事例を毎年集計し、予防接種後副反応報告集計報告というのを発表しています。 ホームページにも公表されており、平成15年度のものは以下に載っています。 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/09/s0924-4.html
そのうち、 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/09/dl/s0924-4b.pdf の第5-1表に、日本脳炎ワクチンの副反応を接種後発症までの日数別に分類されています。 それによると、ADEMを含む「脳炎、脳症」は平成15年には8件報告されたうち、接種後発症までの日数が4〜7日までの人が3名、8〜14日までの人が3名、15〜28日までの人が2名報告されていることがわかります。
このように、接種後3〜4週以降でも脳炎、脳症の重症副作用が発生しているにも関わらず、「7日以内」という基準を厚生労働省は変更しようとしません。それによって、どのような事態が発生しているかというと、健康被害の実態の過小評価につながっています。
というのは、日本脳炎ワクチン接種後2〜3週間以上たってからADEMを発症した場合に、多くの医師は「国の報告基準からはずれているので、他に原因があるのだろう。ワクチンが原因ではない」と判断し、父兄にもそのように説明しているはずです。(さらにレベルの低い医師では、そもそもワクチンとの関連自体を気にかけないかも知れません) ですから、実際に厚生労働省まで報告されている患者数は、健康被害の実態の氷山の一角なのです。おそらく、実態は上記集計報告書で公表された患者数の数倍から1桁程度多い患者は予防接種後に発生しているはずです。
【2】No.3235でお子さんの症状について、「左目がみにくいと訴え・・・視神経炎を起こした」と書かれていますね。実は、視神経炎というのも日本脳炎ワクチンによる神経障害の典型例の一つで論文にもいくつか報告されています。
医学中央雑誌という日本国内の医学論文検索システムで「日本脳炎ワクチン」と「視神経炎」で検索すると次の2本の論文がヒットしました。
日本脳炎ワクチン接種後に視神経脊髄炎を発症した一例 著者:古川裕(金沢大学 神経内科), 駒井清暢, 山田正仁 雑誌名・巻号:臨床神経学(0009-918X)44巻6号 Page405(2004.06)
急性散在性脳脊髄炎と関連した小児の視神経炎の2症例 著者:松下美鈴(鳥取市立病院), 桶川了二, 仁熊恭子 雑誌名・巻号:日本眼科紀要(0015-5667)48巻9号 Page1166-1170(1997.09) アブストラクト: 症例1は5歳の男児に発症した感染後ADEMで,両眼性の球後視神経炎と,発熱,髄液細胞増多,上下肢の腱反射亢進,協調運動障害を認めた.頭部磁気共鳴画像診断(MRI)検査では,散在性の脱髄病変を思わせる所見が検出された.副腎皮質ステロイド薬の内服治療によって治癒した.症例2は5歳の時にADEMの既往がある10歳の女児で,日本脳炎ワクチン接種の9日後,左眼に予防接種後視神経乳頭炎を発症した.炎症所見や視神経炎以外の神経学的異常所見は認めなかった.頭部MRI検査で異常を認めなかった.ステロイドパルス療法によって視力は(1.2)に回復したが,視神経に萎縮を残した.ADEMと同様の中枢神経系に対する自己免疫反応の関与が疑われた
【3】No.3249で「日本脳炎の注射に問題があるのではなく製薬会社が問題だったのでは」と書かれていますが、その認識は間違いのようです。 現在、日本脳炎ワクチンを製造しているメーカーは5社ありますが、特定のメーカーのワクチンの品質が悪いのではなく、少なくとも複数のメーカーのワクチンからADEMなどの重症健康被害が発生しているようです。(詳細は調べられる範囲でこれから調べます)
詳細は別に書き込む予定ですが、日本脳炎ワクチンはマウスの脳の中でウイルスを増やすことによって作っていますが、出来上がったワクチンの中には微量とはいえマウスの脳成分が残存しているのです。ワクチンに含まれる脳組織成分が、ワクチン接種を受けた人の神経細胞と免疫反応を起こしてADEMを発症すると考えられているます。 この事実は厚生労働省自身も認めています。 予防接種に関する検討会第7回の資料2を参照のこと。 http://www.wam.go.jp/wamappl/bb14GS50.nsf/0/49256fe9001ace7b49256fcf002bb2ee/$FILE/siryou_all.pdf
さしつかえなければ、教えてください。 いぶきさんのお子さんの件で、健康被害救済の申請はされたのでしょうか。申請はしたけれども却下されてしまったのでしょうか。それとも現在は回復したので、健康被害救済を申請する必要はないとお考えなのでしょうか。
厚生労働省に直接聞いたら、因果関係はないと言われたとのことですが、予防接種の直接の実施主体である市町村の窓口でも相談されたらいかがでしょうか。 もしこれまで申請されていないのであれば、申請することにより厚生労働省や、これまで日本脳炎ワクチンを強力に推進してきた御用学者にプレッシャーをかけることができると思います。
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