最初に入ったのは、ファーストフード。そして、最初に買ったのはソフトクリームとコーラ。外のベンチで食べる。ソフトクリームは巨大だが、とてもなめらかでおいしい。ハワイに来てから一番おいしい食べ物だという点でパパとママの意見が一致。普段、ダイにはめったに与えないが、2日間ほとんどカロリーを摂取していないため、好きなだけ食べさせる。ソフトクリームの食べ方をママに教わり、コーンの底まできれいに平らげる。近くで売っている fish and chips(魚とポテトのフライ)も、ホテルの食事に比べたら、とてもおいしそうに見える。
ママが Luis Vuitton に入り、店員に勧められるままキーケースを買ってしまう。はぁ。ママがあれこれ物色している間に、ダイはパパの肩を枕に眠ってしまう。ビーチ・サンダルがいくつか置いてあったが、これはいいかもしれない。女性用・男性用、両方あり、200ドルくらいから。ダイの洋服が足りなくなるかもしれないので、衣料品店に入り、イルカの刺繍入りの安いTシャツとズボンを購入。
お腹が空いていたので、近くをブラブラしながら昼食の場所を探す。ハワイ島での苦い思い出が刻み込まれているので、ママは最初から期待しておらず、どこでもいいと言う。そこで、目に付いたステーキハウス(Big Island Steakhouse)に入る。背の高いウエイターがテラス側に案内してくれ、にっこり笑いながらメニューを手渡してくれる。日が当たって暑いけれど、気持ちはいい。パパは Ahi Kabob(マグロと野菜の串焼き)、ママはサーロイン・ステーキを注文し、ビールも頼む。まず運ばれてきたのが、金魚鉢のようなグラスに入ったビールで、ママは目が点になる。グラス自体が重いため、パパも最初は両手で抱え込むようにして飲む。そして、料理が運ばれてくる。ステーキは予想通り堅めだったが、味はまぁまぁいける。ただ、ソースがあまりおいしくなかった。マグロの串焼きは柔らかくて、おいしく食べられる。しかし、ダイは、肉・魚にはほとんど見向きもせず、ひたすらフライドポテトを食べ続ける。ハワイに来てから、確実に偏食が進んでいる。料理の味は平均以上で、値段も安く、サービスも良しと、ハワイ島での1回目の食事とは格が違う。