私は、「はしかは冷やすな、温めろ、風にあてるな」という、日本に残る言い伝えのことが、ずーっと気になっています。別スレッドから引用させていただきます。haripo さん:> ところで話は変わりますが、水疱瘡の子を外に出さないことは、他への配慮でもなんでもない、実はそれが本人にとって重要なポイントであるといえます。> 皮膚に発疹がでるような感染症は、発疹を妨げる出来事があると経過が滞ります。> 皮膚の発疹を滞らせる出来事とは、例えば、「風に当たる」ということです。> 特に子供のように走り回って汗ばんで、その状態で風に吹かれると、気化熱で冷やされ、皮膚が縮み発疹が潜伏するような感じになります。この「水疱瘡の子は風に当てない」というのは、当然、はしか(麻疹)についても当てはまりますよね? なるほど〜と納得してしまいました。ここからが本題です。前半部分「冷やすな、温めろ」についてなんですが、東洋医学的な見地からは、どのように説明することができるでしょうか? (あるいは、できません?)こんな言い伝えにこだわっているのは、なぜ先人たちは、麻疹に限って「温めろ」という結論に至ったのかが不思議でならないからです。麻疹は「命定め」と名付けられているくらいですから、子供の病気の中では恐れられていたはず。それだけに、ひょっとしたら数百年にわたる経験から導き出された真実なのではないか、という気もしています。ちなみに、いろいろホームページを検索すると、「そんなの迷信だから、絶対に信じないこと。熱冷ましなどを使って快適に過ごせるようにすべき」と、一刀両断に否定する意見で占められています。一見もっともらしい意見なんですが、「苦しんでいるのは可哀想だから楽にしてあげよう」という表層的な発想から来ているような印象も受けます。いくつかの掲示板で質問したのですが、全て無視されました。それは違うよ、とも言ってくれません。
> この「水疱瘡の子は風に当てない」というのは、当然、はしか(麻疹)についても当てはまりますよね? なるほど〜と納得してしまいました。ご明察!その通りです。さて、東洋医学の見地というよりは、私の知りえたことを元に、冷やすなという意味などを考えてみたいと思います。1 発熱から免疫の働きからみて、発熱にはとても重要な役割があります。簡単に言えば免疫システムの活性化に関係するわけですね。「発熱と生体防御」(日本医事新報社)などを参考に考えると、39度程度までの発熱は、メリットが多く、ポジティブに捉えてよいと思われます。発熱を含め症状には 生体の自発的な反応 病原体からの操られ(無意味で不本意な)反応があるといわれます。発熱における解熱剤の使用は、おもに操られ反応の場合に適当と思われます。麻疹の場合の発熱は、おそらく自発的反応であり、免疫防御の仕組みからみても、重要な役割があると推察します。ですから、解熱剤の使用には慎重であるべきで、たんなる安楽のために、簡単に選択すべき手当てではないと考えます。2 発熱に水枕という発想日本人にとってのこの常識は、海外ではかなり特別な手法と思われる可能性があります。とくに水枕に関しては、海外ではあまり目にしないといわれます。発熱時にどのような対応をするのか。たとえばドイツなどでは、むしろ湯たんぽのようなもので体を温めるという話を、現地に滞在経験のある方から聞いた事があります。冷やすのが常識という発想の根拠を、みなさんもっとよく考えるべきだと思います。そもそも後頭部や頸部を冷やすことはあまりおすすめできません。冷やすという行為は、局所の機能を低下させることです。後頭部は、体の自律機能をコントロールする部位であり、疾病時には重要な働きを担います。どのような根拠でここを冷やすことになったのか、私にはその意味と効用が理解できません。(次に続く)
3 東洋医学から東洋医学には体のさまざまなものを発生学的性質で分類し、さらにそれを組にした考え方があります。その考え方では、皮膚は肺(呼吸器)と組をなし、それぞれが深い相互関係にあると考えています。アトピー性皮膚炎を薬で抑えたら気管支喘息になったというような話は、現代医学では否定されがちですが、東洋医学で「当然でしょうね」となるのは、この考え方によるものです。一方の症状を抑えると、その反動が逆側に反映されるという考え方からすれば、皮膚を冷やし、発疹を抑えることは避けるべきだと考えられます。冷えは症状の方向性を内方向(体の内部)へと向かわせ、それは病態の停滞や複雑化につながると考えられるわけなのです。
こんにちは。タロです。ご無沙汰いたしておりました。感染に対する発熱について。生体・細胞という観点からご説明すると、以下の様になります。人間や他の多くの生物の細胞、そして細菌などにとって住みやすい温度は、37度前後といわれています。そのために人間の深部体温は常に37度前後に保たれています。ただし、37度というのは細菌にとっても住みやすい温度なのです。そのため、人間の皮膚や粘膜の防御を破られて細菌の侵入を許してしまった場合、人間の体内は細菌にとって非常に心地よい空間となります。これが感染してしまった状態です。そんな非常事態になってしまったとき、人間は自分の温度を高めることで、侵入した細菌を弱らせて退治しようとします。しかし、あまり体温を上げてしまうと人間のたんぱく質(細胞)も死んでしまいます。40〜42度を超えるような場合には、人間自身も危ないです。特に脳細胞は再生しないといわれていますし、ここがやられてしまうと重篤な後遺症を残したり命にかかわりかねないので、高温にならないように守ってあげる必要がある。これが頭を冷やしてあげる理由と思われます。
こんにちはタロさん。タロさんのおっしゃるように、概略はその通りで、かつて私もそのように考えていました。しかし、よく考えてみると疑問点があるのです。> 特に脳細胞は再生しないといわれていますし、ここがやられてしまうと重篤な後遺症を残したり命にかかわりかねないので、高温にならないように守ってあげる必要がある。これが頭を冷やしてあげる理由と思われます。1 水枕などで冷やす行為が、頭部深部の体温を下げるほどの効果があるだろうか。血管は、表面と深部で系統が違うために、近表面温度は低下しても、深部温度は下がらないのではないか。2 極端な高体温は、たんぱく質の凝固につながるので脳細胞にとってもダメージであるが、このような高体温になる場合には、すでに脳に深刻なダメージが発生していることが考えられる。部分をひやすことに実効力があるのだろうか。このあたりのこと、どのようにお考えになりますか?
こんにちは。タロです。> > 特に脳細胞は再生しないといわれていますし、ここがやられてしまうと重篤な後遺症を残したり命にかかわりかねないので、高温にならないように守ってあげる必要がある。これが頭を冷やしてあげる理由と思われます。> > 1 水枕などで冷やす行為が、頭部深部の体温を下げるほどの効果があるだろうか。> 血管は、表面と深部で系統が違うために、近表面温度は低下しても、深部温度は下がらないのではないか。この点については、じゅうぶんに冷やす効果はあると考えます。具体的な研究データなどはわかりませんので、推論の域をでませんが、むしろ側面にある頚動脈系よりも、延髄と椎骨動脈のほうをしっかり冷やせるのではないでしょうか。首の後面の組織はそんなに厚くないので、そう思います。あとは、自分が熱をだして寝込んだ時に、水枕だけは欲しくなるという、主観的なものも多分に含めて。また、これは関係ないかもしれませんが、事故などによって脳に傷害を受けた人に対しての治療で、「低体温療法」というのがあります。これは、全身を冷やすことによって脳の温度を低下させ、脳細胞の壊死を食い止めようという治療法です。ご興味のある方は「低体温療法」というキーワードで検索してみてください。脳死臓器移植問題に関しての面白い情報になると思います。> > 2 極端な高体温は、たんぱく質の凝固につながるので脳細胞にとってもダメージであるが、このような高体温になる場合には、すでに脳に深刻なダメージが発生していることが考えられる。部分をひやすことに実効力があるのだろうか。> > このあたりのこと、どのようにお考えになりますか?たしかに、そのような高体温は全身の細胞にとって危険な状態です。もちろん、いきなりそんなにひどくなるようだったら医者や救急車と思います。では、家で発熱した時に、まずはなにをするべきか?再生できない脳を最優先で守ってあげる必要があると思います。これは状況と優先順位の問題と思います。それから、たんぱく質の変性は、「全か無か」というものではなく、40度を越えたあたりから徐々に始まるのでしょうから、より安全な状態を保ってあげるべきと思います。(40度という温度については「なんとなくこの辺」と認識していますので、間違っていたらごめんなさい。)
> この点については、じゅうぶんに冷やす効果はあると考えます。> 具体的な研究データなどはわかりませんので、推論の域をでませんが、むしろ側面にある頚動脈系よりも、延髄と椎骨動脈のほうをしっかり冷やせるのではないでしょうか。> 首の後面の組織はそんなに厚くないので、そう思います。タロさん。お返事ありがとうございます。でもこの点、やはり懐疑的です。椎骨動脈をしっかり冷やせるというのはどうでしょうね。首の後ろの組織は確かに厚みはないですが、椎骨動脈は頚椎の構造内にあり、むしろ熱伝導の影響は受けにくいと思います。また、かりに延髄を冷やせても脳を冷やすことにはならない。体温の大部分は筋肉で作られます。ということは、熱はほぼ体幹で生産されるわけですね。であれば、体温を下げるには体幹部を冷却しなければならないわけです。低体温療法でも、体ごと冷やすわけで、頸部や脳だけを低温下におくわけではない。水枕で効率的に冷やすことができるとすれば、水まくらの温度など熱交換の結果として、すぐにぬるくなってもよさそうなものです。しかし、現実にはかなり長時間持っている。これは、効率的に熱交換ができていない証拠で、物理学的にカロリー計算すればきっと結論がでると思います。> また、これは関係ないかもしれませんが、事故などによって脳に傷害を受けた人に対しての治療で、「低体温療法」というのがあります。これは、全身を冷やすことによって脳の温度を低下させ、脳細胞の壊死を食い止めようという治療法です。記憶は不確かですが、この療法は、高温の体温が問題なのではなく、外傷や血管障害で損傷した脳細胞が、連鎖的に崩壊するのを防ぐために、低温環境で代謝を低下させ、炎症反応などを抑制することが目的であったと思います。つまり、平温(正常な体温)でもだめなわけで、感染症で高体温での脳へのダメージを考える上では、すこし離れすぎたイメージと思います。脳を高温から守るという発想は否定しませんが、その方法論にやはり無理を感じる私でした。
タロです。こんにちは。> 椎骨動脈をしっかり冷やせるというのはどうでしょうね。> 首の後ろの組織は確かに厚みはないですが、椎骨動脈は頚椎の構造内にあり、むしろ熱伝導の影響は受けにくいと思います。> また、かりに延髄を冷やせても脳を冷やすことにはならない。首の表面から脊髄、椎骨動脈までの距離はおよそ3〜5cm、僕はこの距離は冷却効果のある範囲と思います。ただし、相も変わらず推論です。それから、延髄を冷やすことができれば、当然のように脳脊髄液も冷やせているわけですから、脳にも温度の変化が出ると思います。> > 体温の大部分は筋肉で作られます。> ということは、熱はほぼ体幹で生産されるわけですね。> であれば、体温を下げるには体幹部を冷却しなければならないわけです。> 低体温療法でも、体ごと冷やすわけで、頸部や脳だけを低温下におくわけではない。その通りと思います。脳を最大限冷やすためには、全身を冷やしてあげるのが最も効果的です。ただし、あくまで目的は脳を冷やすことでしょう。そして、全身をひやすために、いくつか効果的な場所として考えられるのが、頚部・腋窩・そけい部などで、低体温療法でもここを重点的に冷やします。> > 水枕で効率的に冷やすことができるとすれば、水まくらの温度など熱交換の結果として、すぐにぬるくなってもよさそうなものです。しかし、現実にはかなり長時間持っている。> これは、効率的に熱交換ができていない証拠で、物理学的にカロリー計算すればきっと結論がでると思います。確かに、水枕はすごく長持ちしますよね。でも、水枕の素材は中が氷水の割には「ちょっと冷たい」くらいにしか感じません。おそらく、ある程度断熱性にすぐれた素材によって、「長時間のやさしい冷却」を可能にした優れものなのだと思います。 ここでちょっと脱線しますが、捻挫などをした時に、長時間の効果的な冷却にお勧めの方法があります。たとえば足首だとすると、「濡れタオルを足首に巻き、扇風機で風を当て続ける。」非常に原始的な方法ですが、捻挫の時には受傷から24時間くらいを冷却・圧迫(挙上・安静)できるかが回復の早さの鍵になりますので、捻挫してしまった晩などにこの作戦を実行すると、非常に効果的です。> > > また、これは関係ないかもしれませんが、事故などによって脳に傷害を受けた人に対しての治療で、「低体温療法」というのがあります。これは、全身を冷やすことによって脳の温度を低下させ、脳細胞の壊死を食い止めようという治療法です。> > 記憶は不確かですが、この療法は、高温の体温が問題なのではなく、外傷や血管障害で損傷した脳細胞が、連鎖的に崩壊するのを防ぐために、低温環境で代謝を低下させ、炎症反応などを抑制することが目的であったと思います。> つまり、平温(正常な体温)でもだめなわけで、感染症で高体温での脳へのダメージを考える上では、すこし離れすぎたイメージと思います。確かに、haripoさん・まつさんにご指摘いただいた通り、高体温→脳細胞壊死というのはちょっと極端な発想だったかもしれません。ご指摘ありがとうございます。(書き込みが多くなってくると、どこにどう書き込んでよいかわからなくなってきますので、お二人にまとめて。)でも、極端ではあるけど、完全な間違いでもない。いまだにそう思っています。頑固者でしょうか・・・ 前回の書き込みで低体温療法の名前を挙げたのは、あくまで脳の温度を下げるために身体を冷却するという例として挙げたつもりです。 それから、僕の友人が一人、脳死状態になったことがあるもので、運ばれる病院によって、「救命する病院」と「ドナーにしたがる病院」があるという現状と、移植推進派の医師に大きな疑問を感じています。そういう部分で、このWEBを見ているみなさんに、少しでも良い情報になってくれれば、そう思います。
まつ です。> でも、極端ではあるけど、完全な間違いでもない。いまだにそう思っています。頑固者でしょうか・・・いいえ、とんでもないです。私は自分でそう考えているだけですし、これが本当のことかどうか分かりませんから、いろんな角度からの意見はとても参考になります。> それから、僕の友人が一人、脳死状態になったことがあるもので、運ばれる病院によって、「救命する病院」と「ドナーにしたがる病院」があるという現状と、移植推進派の医師に大きな疑問を感じています。いざというとき運ばれる病院って大事ですよね。子供が産まれてから、一度だけ、救急病院に駆け込んだことがあります。昼間に子供が頭を思いっきり打って、そのときは大丈夫そうだったので様子をみていたのですが、夜中になって突然吐き出したためでした。駆け込んだ病院では、脳神経外科の先生とレントゲン技師が夜勤をしていたので、みてもらうことができましたが、違う病院に駆け込んでいたらどうだったのでしょうか?ちなみに、そのときの診断は「たまたま、お腹の風邪と重なっただけ」でした。
まつ です。こんにちは。> では、家で発熱した時に、まずはなにをするべきか?> 再生できない脳を最優先で守ってあげる必要があると思います。> これは状況と優先順位の問題と思います。> > それから、たんぱく質の変性は、「全か無か」というものではなく、40度を越えたあたりから徐々に始まるのでしょうから、より安全な状態を保ってあげるべきと思います。> (40度という温度については「なんとなくこの辺」と認識していますので、間違っていたらごめんなさい。)発熱については、「42 度を超えると、脳に障害を与えることもあり得る」と説明されることが多いようですね。ただ、子供の病気では、熱の高さ自体が問題になることはあまりないようです。発熱は原因ではなく症状ですし、もともと大人に比べて高熱に強いというのもありますし。。我が家の場合は、子供に体温計を使うことはほとんどありません。首筋の血管が通っているあたりに手を当てて、だいたいの体温を確認するのみ。むしろ、顔色(目の色?)に注意しています。
> 発熱については、「42 度を超えると、脳に障害を与えることもあり得る」と説明されることが多いようですね。ただ、子供の病気では、熱の高さ自体が問題になることはあまりないようです。発熱は原因ではなく症状ですし、もともと大人に比べて高熱に強いというのもありますし。。そーですね。高熱時の脳の障害も、熱とは関係なく、脳に炎症が発生し、それによって障害されるという説が有力になってきているようですし。> 我が家の場合は、子供に体温計を使うことはほとんどありません。首筋の血管が通っているあたりに手を当てて、だいたいの体温を確認するのみ。むしろ、顔色(目の色?)に注意しています。その「勘」が一番たよりになる指標かもしれませんね。
haripoさん、こんばんは。> 一方の症状を抑えると、その反動が逆側に反映されるという考え方からすれば、皮膚を冷やし、発疹を抑えることは避けるべきだと考えられます。> > 冷えは症状の方向性を内方向(体の内部)へと向かわせ、それは病態の停滞や複雑化につながると考えられるわけなのです。発疹は冷えることによって抑えられ、そうすると内攻して肺炎などの症状を引き起こす、と読んだことがあります。冷えると皮膚が縮むので、というのが理由だった気がしますが…。皮膚症状がでて、例えば痒い場合なんかは冷やすととりあえずは楽になりますよね?暖めると余計痒くて辛い気がしますけど、そして子供など我慢が出来ないのでかきむしるような状況になった場合は、どういう対処をするのが良いのでしょうか?冷やさず楽に経過させてあげる方法ってありますか?そもそも麻疹の発疹は痒いものでしたっけ?水疱瘡は痒いですよね…。それにちょっとずれてしまって申し訳ないのですが、例えば蕁麻疹などの皮膚症状も冷やさない方がいいんでしょうか?
> 皮膚症状がでて、例えば痒い場合なんかは冷やすととりあえずは楽になりますよね?暖めると余計痒くて辛い気がしますけど、そして子供など我慢が出来ないのでかきむしるような状況になった場合は、どういう対処をするのが良いのでしょうか?冷やさず楽に経過させてあげる方法ってありますか?そーですね。かゆみに対して、裏技的よい方法をご存知の方がいれば聞いてみたいです。ただ、冷やすくらいなら、かいたほうがよいと思います。水疱瘡なら壊れて痕になるかもしれませんが、その他のものは実害が少ないでしょう。そもそも、かきむしるなどというのは、高熱でうなされているときではなく、比較的回復して元気が出てきたときでしょう。まあ、我慢できる範囲だと思うのですがどうでしょうか。かゆみとは、痛みの一種だと習いました。「軽微な痛み」が「かゆみ」なのです。皮膚の表面を擦ると、この軽い痛み(かゆみ)が軽減される。というより、脳に伝わるかゆみの情報量より擦る刺激の量が勝って、症状が軽くなった錯覚がおこるものだと思います。(そのほかにゲートコントロールセオリーなどの専門的仮説もありますが、ここでは触れません)私としては綿棒を使ったある方法を試行錯誤しています。効果があると確信がもてたらご紹介いたします。> 例えば蕁麻疹などの皮膚症状も冷やさない方がいいんでしょうか?その通りです。いろいろ理屈もありますが、突き詰めて理屈を知りたいならば、例えばホメオパシーの本を読んでみたらいかがでしょう。症状は、意味のある反応です。皮膚症状を冷やして見えなくすることは、通常デメリットが大きいと考えます。
haripoさん、こんばんは。> そーですね。かゆみに対して、裏技的よい方法をご存知の方がいれば聞いてみたいです。> ただ、冷やすくらいなら、かいたほうがよいと思います。水疱瘡なら壊れて痕になるかもしれませんが、その他のものは実害が少ないでしょう。なるほど…。掻き壊しで心配なのは、とびひですね。とりあえず、対処としては爪を短く切っておく、くらいの策しかなさそうですね。皮膚症状からくる痒さも、発熱と同様にむやみに抑える(下げる)ことはあまりよくないということでしょうか。> かゆみとは、痛みの一種だと習いました。「軽微な痛み」が「かゆみ」なのです。> 皮膚の表面を擦ると、この軽い痛み(かゆみ)が軽減される。> というより、脳に伝わるかゆみの情報量より擦る刺激の量が勝って、症状が軽くなった錯覚がおこるものだと思います。昔、虫刺されで痒い時は全然違う個所をつねって、その痛みに紛らわせて痒さを忘れさせる、なんてことしたことがありましたっけ…。> 私としては綿棒を使ったある方法を試行錯誤しています。> 効果があると確信がもてたらご紹介いたします。期待してます。> いろいろ理屈もありますが、突き詰めて理屈を知りたいならば、例えばホメオパシーの本を読んでみたらいかがでしょう。> 症状は、意味のある反応です。> 皮膚症状を冷やして見えなくすることは、通常デメリットが大きいと考えます。ホメオパシーの本、積読書がたくさん詰まってる本棚にあるような気が…、探してみます。そういえば長男は一時期、鼻風邪をひくと蕁麻疹がでる時がありました。なんの発疹かわからなかったし、病院で診てもらい原因不明の蕁麻疹と診断され、処方された坑ヒスタミン剤を飲ませると、あっというまにおさまりました。蕁麻疹がおさまったら薬は飲ませることはなかったのですが、その次にまた発疹が出た時も坑ヒスタミン剤を飲ませておさえました。そうこうするうち、風邪で蕁麻疹がでることはなくなりましたが、それ以後風邪をひくとほぼ気管支がやられます。これも何か関係があるのかなぁ…。
> 皮膚症状からくる痒さも、発熱と同様にむやみに抑える(下げる)ことはあまりよくないということでしょうか。かゆみそのものには、抑えていけない意味合いは少ないかもしれません。かゆみは、反応として積極的にでている症状というより、結果として起こっている付随的なものとかんがえられるからです。ただ、かゆみを抑えるための薬は、炎症反応の一過程を抑える働きによるものですから、かゆみ以外の何かも抑えてしまう可能性がありますね。> そういえば長男は一時期、鼻風邪をひくと蕁麻疹がでる時がありました。なんの発疹かわからなかったし、病院で診てもらい原因不明の蕁麻疹と診断され、処方された坑ヒスタミン剤を飲ませると、あっというまにおさまりました。蕁麻疹がおさまったら薬は飲ませることはなかったのですが、その次にまた発疹が出た時も坑ヒスタミン剤を飲ませておさえました。そうこうするうち、風邪で蕁麻疹がでることはなくなりましたが、それ以後風邪をひくとほぼ気管支がやられます。> これも何か関係があるのかなぁ…。そーですね。私には「関連がある」ように思えます。そもそも、蕁麻疹を「見た目に見えなくする」手当など意味がないと思うのですが、皮膚症状が消えると多くの人は安心する。それは、目を閉じて見ないようにしているのと同じで、蕁麻疹をだすような「状態」には、改善がなされていないと思うのです。いずれにしても、関連があれば、気管支炎が良い方向へ根本改善するときに、再び蕁麻疹が出てくるようなことになるかもしれませんね。
haripo さん、ありがとうございます。> ですから、解熱剤の使用には慎重であるべきで、たんなる安楽のために、簡単に選択すべき手当てではないと考えます。はい、これはインフルエンザのときも同様ですよね。> 後頭部は、体の自律機能をコントロールする部位であり、疾病時には重要な働きを担います。> どのような根拠でここを冷やすことになったのか、私にはその意味と効用が理解できません。なるほど。よくよく考えてみると、「後頭部を冷やす」ようになったのは、ゴムの加工技術が発展し、家庭でも手軽に氷を利用できるようになってからですから、ごく最近のことなんですよね。昔の人たちは、どのように対処していたんでしょうか? やはり、テレビで良く出てくるシーンのように、濡れ布巾(?)を額にペタリでしょうか。> 一方の症状を抑えると、その反動が逆側に反映されるという考え方からすれば、皮膚を冷やし、発疹を抑えることは避けるべきだと考えられます。こういう考え方って、とっても大事なのに、現代医学では「目の前の症状を軽減する」ことに、あまりにも傾斜しすぎていると思います。> 冷えは症状の方向性を内方向(体の内部)へと向かわせ、それは病態の停滞や複雑化につながると考えられるわけなのです。分かったような分からないような感じなのですが、一つめは、冷やしてしまうと強い免疫ができないかもしれない(抗体産生が不十分)、二つめは、他の病気の原因になってしまうかもしれない、ということでしょうか。タロさん:> しかし、あまり体温を上げてしまうと人間のたんぱく質(細胞)も死んでしまいます。40〜42度を超えるような場合には、人間自身も危ないです。ごぶさたです〜子供に関しては、熱自体 41.? 度までは大丈夫だから、それほど気にしなくてもいい、というのをどこかで読んだ記憶があります。でも、さすがに 39 度を超えてくると、熱性けいれんの心配や、髄膜炎の可能性なんかを警戒してしまいます。
> 分かったような分からないような感じなのですが、一つめは、冷やしてしまうと強い免疫ができないかもしれない(抗体産生が不十分)、二つめは、他の病気の原因になってしまうかもしれない、ということでしょうか。いいえ、ちょっと難しい概念なのですが、症状の矛先が変わる「転化」が起こるかもしれないということです。アトピーの皮膚炎を抑えて気管支喘息が起こるとか、下痢を抑えて蕁麻疹が起こるとか、そのようなケースのことです。説明の容易な簡単な転化ならよいのですが、思っても見ない複雑な転化が起こることは、たいてい重症化の方向性です。しかも現状分析がむずかしくなり治療すすみません。まとめ)冷やすなどということで、症状の矛先をかえないようにという意味ですね。