まつさんタマゴ、医学生です。とても参考になります。ここまでお母さんが勉強されていることに驚き、勉強の励みになるような、小児科志望が怖いような、、、自分なりに少し勉強して意見を述べたくなり参加しました。>>病気に関しては、なにも百日咳などだけに限らず、風邪であろうと何だろうと、常に「死」のリスクが付随しています。これをゼロにすることはできません。乳児の百日咳は無呼吸になったり、肺炎から気管支拡張症になることがあるので、それは予防接種で防ぐと習いました。予防接種によるリスクとやらなかったときのリスクの詳しい数字は分かりませんが(まつさんの方が詳しいと思いますが)だいぶ違うのではないですか。>>ここは、免疫力が普通にある子供たちは予防接種を受けなくても大丈夫、ということを示唆しているように読めますが。免疫力があってもリスクの高い感染症は(それほど数は多くないと思いますが)予防接種をすべきなのではないでしょうか。>>残念ながら、過去数十年の経験では、「先天性、病気もち、アレルギーもち」に全く関係ない人たちにも副作用が起きています。これに関しては、どのようにお考えでしょうか? 以下の文章を読んでみると、副作用の存在自体を認めていないような印象を受けるのですが。結局は副作用と感染症のリスクの比較ということになるのではないでしょうか。おたふくかぜや、水痘なら病気に罹ってもたいして問題にならないかもしれませんが、はしかはやはり怖いと思うのですが。>>あと、効果についても、もう一度お調べになったほうがよろしいかと思います。どのような予防接種にも primary vaccine failure(予防接種をしても免疫がつかないこと)が存在します。一部の予防接種では、これが非常に高い(=効果が小さい)。primary failureの頻度が高いというのは言い過ぎなのではないでしょうか。治験の段階で集めたデータではほぼ0ではないでしょうか。特に生ワクチンに関しては問題にならないのではないでしょうか。>>医学の進歩の歴史は、失敗の歴史でもあります。ご専門ですからよくご存じだと思いますが、結果的に、「10年前の常識は今の非常識」となってしまうことが非常に多い。医療行為を行う側としては、その時点でのベスト・エビデンスに従っていれば医療行為が正当化されるわけですが、医療行為を受ける側としてはベスト・エビデンスなんかどうでも良くて、必要なのは「真実」のみです。予防接種でいえば、この「真実」が何なのか疑問に思うからこそ、予防接種に対して慎重な姿勢をとる人が後を絶たないわけです。後で、やっぱり間違えていました、では困るのです。医療を受ける側としては、「10年後・50年後の非常識」になるリスクを常に頭に置いているわけです。失敗もありますが成功の積み重ねもあります。はしかの予防接種は確立したものだと授業では教わりました。>>実際のデータを調べてみれば分かることですが、大半の病気は、予防接種が実施される前に、感染自体が大幅に減少しています。死亡者数も同様の傾向です。一般的に言われているのは、生活水準・衛生状態の改善です。全ての感染症を絶滅できる、とお考えでしょうか? 大半のウイルスの自然宿主は野生動物ですから、絶滅できる可能性はゼロだと思います。それとも、ハクビシンのように、人間にとって不都合な動物は、全て「処分」してもかまわないということでしょうか?ここは少し乱暴な論理ではないでしょうか。すべての感染症をなくすために予防接種しているわけでは、決してありません。感染症にはいろいろあり、予防接種で減少した感染症もありあます。天然痘はなくなってよかった感染症ではないでしょうか。はしかの宿主はひとだけですので、はしかは撲滅できる感染症です。>>予防接種の抗体は数年から数十年しか持続性がないことはご存じのことと思います。ですから、予防接種だけで抗体価を維持するには、数年おきにワクチンを接種しなければなりません。生ワクチンと不活ワクチンを混同されているようですね。予防接種と一括りにすると論点がぼけてくると思います。インフルエンザのような効果がほとんどないものと、はしかのようにどうしても必要なものとを同時に議論するのはいかがなものでしょうか。
タマゴさん 皆さん こんばんは!医学生さんが参加してくださって嬉しいです。よろしくお願いします!今携帯なので、まずはここから。> >>予防接種の抗体は数年から数十年しか持続性がないことはご存じのことと思います。ですから、予防接種だけで抗体価を維持するには、数年おきにワクチンを接種しなければなりません。> > 生ワクチンと不活ワクチンを混同されているようですね。予防接種と一括りにすると論点がぼけてくると思います。私もちょっと前まではしかワクチンは打てば長持ちすると思ってました。しかし、厚労省の予防接種検討会を傍聴して、ブースター効果のおかげだったことが分かり、認識を新たにしました。まわりにはしかウイルス(ワクチンと書いてたのに気付きました。訂正しますm(_ _)m)がないと抗体価が低下してしまいまうので、2回接種が必要だと検討してました。ぜひ、お時間あるときに検討会の議事録を読んでみて、医学の教科書と比べてみて教えて下さると嬉しいです。また来ますね!
> 私もちょっと前まではしかワクチンは打てば長持ちすると思ってました。> しかし、厚労省の予防接種検討会を傍聴して、ブースター効果のおかげだったことが分かり、認識を新たにしました。> まわりにはしかワクチンがないと抗体価が低下してしまいまうので、2回接種が必要だと検討してました。> > ぜひ、お時間あるときに検討会の議事録を読んでみて、医学の教科書と比べてみて教えて下さると嬉しいです。> 大変勉強されているお母さんにあまりお教えすることはない、釈迦に説法かもしれませんが、気になる点を指摘させてください。はしかの再接種が必要なのはアメリカのようにほとんどはしかが撲滅されているため、ほとんどブーストがかからない状況でさらに撲滅を目指す場合は再接種が必要となります。日本のように撲滅を目標に置いてない国に再接種は必要ないと思います。B細胞の記憶は弱くブーストがかからないと抗体がなくなることがあります。抗体がないと発病することはありますが、T細胞の記憶は半永久的に残ってますから、感染発病しても重篤な合併症をきたすことはないと、授業でならいました。
タマゴさん、こんにちは。くじらと申します。昨年、平成16年11月24日、第2回予防接種に関する検討会は議題が「麻疹」「風疹」の予防接種についてでした。・予防接種に関する検討会第2回議事録http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/11/txt/s1124-5.txt・「制圧」→「撲滅・排除」→「根絶」でいうと「日本は麻疹を排除する」のが目的とのこと。。・1回接種ではすべての免疫獲得ができない5%がいて、予防接種の効果が長続きしない。・年齢の幅を超えても予防接種の接種の機会を失っている方を救うためにも2回接種が望ましい。流行をなくし、疾病をなくす。当面の目的は今の米国並みにするということを掲げる。地域を0に!というWHOの目標によると日本を含むアジアは2012年。2001年の麻疹患者数の報告数(定点3,000)年間推計26.8万人。米国は同年年間116人。(北里生命科学研究所ウィルス感染制御? 中山哲夫参考人のまとめより)・麻疹の免疫能は不顕性感染を繰り返すことで維持されたと推定できる。・麻疹の流行規模が血作なると不顕性感染をうける機会が減少する。・閉鎖集団のなかで流行がなければ接種5年後から中和抗体が定価する児が出てくる・社会で麻疹の流行がなければ接種後6〜7年で集団の中和抗体陽性率が低下してくる・中和抗体が1:32以下で確実にブースター効果が期待できる・小学校1年入学時にの抗体保有状況から中和抗体1:32以下は50%を占める。・小学入学時に麻疹ワクチン追加接種が望ましい(・22の遺伝子タイプがあり、抗原性も少し変化している)としていました。ですが、検討会を聞いていて自分勝手に思ったのですが、例えば、1年生のクラスの30人で予防接種済みの子が25人いて、自然感染したい親の子の割合が5人いるとします。(そんなに多くはいないか…)3年後くらいに5人のうち1人が罹ると予防接種していない子はほぼ5人罹るかもしれない。予防接種済みの30人は症状がでて罹る子もいれば不顕性感染の子もいて、抗体価は上がる。一番恩恵受けるのは、不顕性感染の子でブースターもかかる。このときに予防接種をしても罹った子の親は、「予防接種したのに何で効かないのだろう」「何で予防接種しない子がいるのだろう」と思う。けれど、子どもの病気に対する親の考え方の意識を高めれば、予防接種ですべての感染症を防げるわけではない、共存していくという考えがあってもいいのではないか。予防接種に対して疑問を持つ親が3割くらいいれば、「何で予防接種しない子がいるのだろう」とは思わないのだろうかと思いました。麻疹に罹ったとして、合併症やSSPEなどは心配ではありますが、人間の一生を思うと大人で罹るより、子どものうちに罹った方がいい病気はやっぱり罹ってほしい。私は保育所で「文春」の記事のことや「クニミツの政」のことも掲示板に連絡させてもらっています。今回のタミフルに関しても気になる人はHP見てくれているので自分の近くの周りの人がカンガエルーネット見てくれるといいなと宣伝しています。でも、検討会では麻疹と風疹(MR)を一緒にしようと考え、風疹の接種率を上げるにはそうしたほうが望ましいと考えているようです。風疹の妊娠の先天性風疹症候群(CRS)が問題だとすると、本来なら中学生くらいでするのが望ましい。それなのに子どもの意志が出てくる中学生くらいになると自分の意志で受けたくない子もでてくるので、接種率が下がってしまう。だから就学前にしたほうがいいと話し合っているのを聞くと、ひとりの人間の一生を考えて検討しているように思えないのです。やはり説明が足りないからではないのかと思う。ギリシャでは予防接種を導入してかえって、成人の罹患率が上昇していたりする。子どものうちに罹って置いた方がいいとあらためて思いました。
くじらさんこんにちはタマゴです。予防接種委員会にも積極的に出席されてお勉強なさっている姿勢に深く感銘いたしました。予防接種反対派の方にこそ医療サイドは積極的に情報提供をしていくべきだと感じています。私のようなタマゴが無免許運転であれこれ発言するのはなんとなく気がとがめますが、たまたま、はしかで重篤な状態になったお子さんを見る機会があったので、少し発言させてください。> けれど、子どもの病気に対する親の考え方の意識を高めれば、予防接種ですべての感染症を防げるわけではない、共存していくという考えがあってもいいのではないか。> 予防接種に対して疑問を持つ親が3割くらいいれば、「何で予防接種しない子がいるのだろう」とは思わないのだろうかと思いました。麻疹に罹ったとして、合併症やSSPEなどは心配ではありますが、人間の一生を思うと大人で罹るより、子どものうちに罹った方がいい病気はやっぱり罹ってほしい。病気との共存は、大原則であることに異論はありません。しかし例外はいくつかあります。はしかはやはり共存できない感染症ではないでしょうか。小児期に感染してもやはりはしかは問題だと思います。> 風疹の妊娠の先天性風疹症候群(CRS)が問題だとすると、本来なら中学生くらいでするのが望ましい。それなのに子どもの意志が出てくる中学生くらいになると自分の意志で受けたくない子もでてくるので、接種率が下がってしまう。だから就学前にしたほうがいいと話し合っているのを聞くと、ひとりの人間の一生を考えて検討しているように思えないのです。やはり説明が足りないからではないのかと思う。> ギリシャでは予防接種を導入してかえって、成人の罹患率が上昇していたりする。子どものうちに罹って置いた方がいいとあらためて思いました。風疹の場合、予防接種率が50%前後だと、小児集団での流行がある程度抑制され、周期的に大流行してしまい、かえって先天性風疹症候群発症には悪い影響がでてしまいます。風疹は集団を基準とした対策が必要となります。しかしはしかに関しては個人レベルでの認識が必要なのではないでしょうか。小児科の病棟実習に回ったとき、5才はしかの女の子を担当しました。はしかの肺炎がひどく、呼吸困難が進行し生命の危険にまでいたりました。肺炎だけではなく、喉頭炎もひどく、浮腫で腫れ上がり呼吸困難がますますひどくなりました。こんな状態で気管内挿管すれば、喉頭、および気管軟骨が破壊され喉頭狭窄を起こすので、気管内挿管はしたくないとのことでぎりぎりまでいろいろな治療をしましたが反応なく、ついに気管内挿管に踏み切りました。その後予想どおり喉頭狭窄が進行し、ついに気管切開にまでいたりました。その後数週間で肺炎は治まりましたが気管狭窄はさらに進行し、発声すらおぼつかない状態になりました。今後も声を獲得するのは難しいだろうと耳鼻科ではコメントしています。父親は漢方治療の信奉者で、はしかの予防接種は漢方をやっているから大丈夫として受けていません。発病当初も漢方で大丈夫だと言って病院にはつれていきたがらなかったと、母親は話しているそうです。現在はしかそのものに対する治療法はなく、ただひたすら自然治癒を待つしかありません。予防接種接種はその自然治癒力を高める手段です。今回はそれをしていれば防げた合併症であり、残念に思います。
タマゴさん、こんにちは。> 病気との共存は、大原則であることに異論はありません。しかし例外はいくつかあります。はしかはやはり共存できない感染症ではないでしょうか。小児期に感染してもやはりはしかは問題だと思います。そうでしょうか?もちろん、タマゴさんの出会われたお子さんのように重篤になることもあると思いますが、自然感染しても後遺症の残らない治癒経過をたどる子供もたくさんいるんじゃないでしょうか?それでも、即「共存できない感染症」と言えるでしょうか?「中には重篤になる子もいる」ということでしたら、風邪でも何でも当てはまるような気がしてしまいますが・・・。> 予防接種接種はその自然治癒力を高める手段です。今回はそれをしていれば防げた合併症であり、残念に思います。ここはお聞きしたいのですが・・・予防接種が「自然治癒力を高める」とは思えないのですが、分かりやすく説明をいただけないでしょうか?「かかりにくくなる」=「自然治癒力が高まる」ではないですよね?予防接種が自然治癒力を高めるのであれば、熱があっても具合が悪くても、接種できるはずですよね。むしろ、した方がいい。それはまた、別の話になるのでしょうか?菌や重金属を血中に入れて、治癒力が高まると思えないし、それならばその病気にかかったときに接種するとすぐ治る、ということになりませんか?
海ちゃんのママさん タマゴさん くじらさん みなさん こんばんは> > 予防接種接種はその自然治癒力を高める手段です。今回はそれをしていれば防げた合併症であり、残念に思います。> > ここはお聞きしたいのですが・・・予防接種が「自然治癒力を高める」とは思えないのですが、分かりやすく説明をいただけないでしょうか?「かかりにくくなる」=「自然治癒力が高まる」ではないですよね?タマゴさんの私へのレスに書いていただいた>>B細胞の記憶は弱くブーストがかからないと抗体がなくなることがあります。抗体がないと発病することはありますが、T細胞の記憶は半永久的に残ってますから、感染発病しても重篤な合併症をきたすことはないと、授業でならいました。という部分がミソなんですよね。きっと。一度予防接種で免疫部隊が訓練されているので、ホンモノの麻疹ウイルスに遭遇したときにも速やかに対処できる可能性があるということを「自然治癒力を高める」と簡単な表現をされたんだと思います。(抗原抗体反応ですよね。)私の場合は、予防接種も自然感染もある程度のリスクはあると認識しています。両者のリスクに1桁ぐらいの違いがあったとしても、5桁分の1ぐらいのオーダーになってしまうと一般の母としてはあまり違いがあるとは感じられません。その統計にはかなりのバイアスも含まれてると思いますし。私自身がはしかの予防接種を受けていて、現在抗体検査の結果ある程度の抗体を保っています。検査に応じてくれた医師は、「麻疹ワクチンは優等生だから」とおっしゃっていましたが、たかだか1本の注射で約30年も???と感覚的には?マークが頭の中に。くじらさんがレスに検討会の内容を載せてくださっていますが(くじらさんありがとう)、結局身の回りではしかのウイルスと接触する機会があったからなんだということを予防接種検討会の参考人医師の話から得て妙に納得しました。その時にブースター効果で発症せずに免疫が訓練されていた、まさに予防接種の恩恵を受けまくった世代です。私の母は自然感染歴ありです。では、私の子ども達の時代はどうなっていくのでしょうか?2/13のワクチントークin東京で、山田医師に講演のあと、はしかのお子さんは年間何名ぐらい受診していますか?とお聞きしてみました。年間1人ぐらいだということです。母数までは確認できていませんが、すでにかなり稀な感染症であるということが分かります。自然のブースターがかからなければ、場合によっては予防接種を数年おきにするなどして免疫を維持しなければ麻疹ウイルスに弱い集団ができあがります。自然感染しても、自然のブースターがかからない環境だと免疫は低下して行くとも言われています。自然感染=一生ものの免疫が獲得できるといえない時代が来るのかもしれません。時代とともに状況は変わっている。一母にはなかなか悩ましい難題です。
通りすがりの内科医です> > > 予防接種接種はその自然治癒力を高める手段です。今回はそれをしていれば防げた合併症であり、残念に思います。> > > > ここはお聞きしたいのですが・・・予防接種が「自然治癒力を高める」とは思えないのですが、分かりやすく説明をいただけないでしょうか?「かかりにくくなる」=「自然治癒力が高まる」ではないですよね?横からレス入れてすみませんが、感染の防御ってのは、ひとつには感染源から遠ざかる、というのがもっとも肝腎ですが(たとえば人ごみに行かないとか、学級閉鎖ですね)、感染源に暴露されても、感染が成立しないようにする(自分でできることはうがい、手洗いですね)、ということ、あるいは感染が成立しても発症しないようにする(常日頃からの規則正しく健康的な生活ってことでしょうか)、ということが大事です。で、体の機能として、感染の成立の防御と発症の抑制は必ずしも独立していない(さっきのTだとかBだとかのリンパ球、つまり免疫がかかわっている)ため、はっきり分けるのは難しいことが多いです。本当のことをいえば、感染成立の防御と発症することはほとんど同じ意味(説明する自信ナシ??)だったりもします。言葉の問題みたいになってしまいますが、要は、ウイルスがたとえば喉にくっついても、即座に体が排除する、というのは自然治癒力が働いている、と言えると思います。自然治癒力、という言葉はきわめて曖昧ですので感覚の不一致がおきただけのことと思います。こういうのが、病院に来た患者さんとのすれ違いを生むんですよね。言葉って難しい。あと、自然治癒力を高める、ていう民間療法には十分気をつけましょう。ものすごーく怪しいものが多いです。受ける人によっては効果のでそうなのもありますけど。> という部分がミソなんですよね。きっと。> 一度予防接種で免疫部隊が訓練されているので、ホンモノの麻疹ウイルスに遭遇したときにも速やかに対処できる可能性があるということを「自然治癒力を高める」と簡単な表現をされたんだと思います。(抗原抗体反応ですよね。)そういうわけで、正解といっていいと(私の知るところでは)思います。> 私の場合は、予防接種も自然感染もある程度のリスクはあると認識しています。両者のリスクに1桁ぐらいの違いがあったとしても、5桁分の1ぐらいのオーダーになってしまうと一般の母としてはあまり違いがあるとは感じられません。その統計にはかなりのバイアスも含まれてると思いますし。違いがあるとは感じられない、というのは正直でよいと思います。しかし、統計のバイアスとはかみ合わない議論と思います。バイアスというのはきわめて難しいものです。それに人間で行えば、必ずかなり(かなりってのも曖昧なんですけど)存在しています。たんに、本当ではないかもしれない、という表現の方が良いと思います。ご存知と思いますが、全ての統計は本当ではないかもしれない確率(あるいはもっと極端に差がつく確率)を含んでいます。それをみなさん、効果があったとか、無かったとか、1か0で議論したいわけです。何か方針を決定しないといけないから。だから、統計は参考にして、違いがあるとは感じられない、というのは正しいですが、どうやら総合すると有効そうである、と言われている統計が存在する予防接種に関して、予防接種を受けないことがどうやら自分の子供にいくばくかリスクを増やし、自分と同じような人が増えた場合には他人様に迷惑をかけるかもしれない、ということも考えた場合、受けといたらどうかなーと、一児の父としては思います。まあ、何かあったときの救済措置がどうなっているか調べておいて不十分なら受けない、ていうのがじつは一番理にかなっている、と思いますけどね。そういうことなら勝手とも言い切れない。> 時代とともに状況は変わっている。一母にはなかなか悩ましい難題です。そこが一番の悩みどころですよね。100%を要求したくなる気持ちは良くわかります。10年、20年後に覆る処置、治療は受けたくないと。しかしまあ、みなさんテストで全教科満点をとられたことはテストを受け始めてからそうそうないと思いますが、そのテストを出題してきた人たちが訴訟などで窮地に立たされているわけです。人間の知能なんてそんなもんです。常に発展途上で。人が作ればcomputerにだってたくさんバグがありますよね。それを信じられないと全て切り捨てるのはいいんですが、それは他人からは時に身勝手と感じられます。また他の人に比べて明らかに損をしていたり、他人に迷惑と感じるようなことをすることになります。統計で物事を論じている世界なので、真実が真実であることを知ることはできませんので、理論的に真実に近いと考えられない治療はもちろん排除されていくべきですが、自分たちが医者なり厚生省をつっつきながら望ましい治療を作っていくつもりで議論されると良いかと思います。医者も被害を出したくてやっている訳でもなく、どんなにやる気がなくても無難に済ませたいし、やる気があればよりよい医療を創っていきたいと思っています(悪質な犯罪者は除く)。なんかわかりにくかったですね。もちろん非難するつもりとかまったくありませんので、医者で一児の父(しかもこちらは新米)が思ってること、ということで。長々と失礼しました。
Akiさん みなさん こんばんは namyです。率直な一児のパパさんのご意見ありがとうございます。実は、このHPを立ち上げた時に、密かに私が持ってた野望の中に、いちパパさんママさんとして医学的知識をお持ちになった方も訪れてくださるかもしれない♪というものが個人的にありました。日々の子育ての苦悩も共有できると嬉しいです。> 違いがあるとは感じられない、というのは正直でよいと思います。しかし、統計のバイアスとはかみ合わない議論と思います。バイアスというのはきわめて難しいものです。それに人間で行えば、必ずかなり(かなりってのも曖昧なんですけど)存在しています。たんに、本当ではないかもしれない、という表現の方が良いと思います。ご存知と思いますが、全ての統計は本当ではないかもしれない確率(あるいはもっと極端に差がつく確率)を含んでいます。それをみなさん、効果があったとか、無かったとか、1か0で議論したいわけです。何か方針を決定しないといけないから。だから、統計は参考にして、違いがあるとは感じられない、というのは正しいですが、どうやら総合すると有効そうである、と言われている統計が存在する予防接種に関して、予防接種を受けないことがどうやら自分の子供にいくばくかリスクを増やし、自分と同じような人が増えた場合には他人様に迷惑をかけるかもしれない、ということも考えた場合、受けといたらどうかなーと、一児の父としては思います。まあ、何かあったときの救済措置がどうなっているか調べておいて不十分なら受けない、ていうのがじつは一番理にかなっている、と思いますけどね。そういうことなら勝手とも言い切れない。私も仕事中は、統計値や基準値などの数字も用いることがあります。やはり、何かを決めたり何かを進めたり、だいたい何をするにもそういう数値は重要な参考情報です。ですから、その数値の根拠や算出過程には十分注意を払っていますし、予防接種の有効性に関する統計値などもそういう配慮の元に算出された数値だと信じたいと思っています。Akiさんのおっしゃるとおり、私のいち感想にすぎません。仮に、「Aワクチンは副作用による重篤な症状が10万人に1人出ます。A感染症に罹ると1万人に1人が重篤な合併症になります。」と言われたとしても、「じゃ、確率の低い予防接種を選ぼう」とは思えないんです。実際のところ。救済措置がいくらしっかりしていても、それを理由に「えいや!受けてしまおう!」とは私には思えないんです。もちろん、十分な救済措置は制度としては必要なことだと思っています。お母さん、そこまで考えなくても。。。と言われちゃうとは思いますし、うまく説明できる自信はないのですが、書いて見ます。数字の問題よりも、予防接種の性質によるものが私には大きく影響しています。仮の話ですが、[幼少期は重篤な合併症を引き起こしやすい(ということであると仮定して)ので、ある程度大きくなって体力つくまで予防接種で時間を稼ぎましょう。ワクチンによる免疫が切れた大人が発症することによって、子ども達が不顕性感染の恩恵を受けれるかもしれません。]といったような構想なら理解できるのです。予防接種により獲得した免疫はその有効期限も短く、周りにその感染症が少なくなればブースター効果も期待できないので、数年おきにワクチンを接種しなくてはある程度の免疫を維持できません。母体から移行する免疫も少なくなるので、生後間もない赤ちゃんが重い感染症に罹る可能性も高くなると思います。地球上に存在する一生物として、弱い集団がどんどん形成されているように思えるんです。話は変わりますが、麻疹などの死亡者数は予防接種の普及する前から激減するベクトルの中にいて、それは公衆衛生の向上や戦後の生活安定、子ども達の体力向上などによるのでは?という解釈も妙に頷けてしまう訳です。もちろん医療関係者の皆さまの日々のご健闘による成果でもあると思っています。> > 時代とともに状況は変わっている。一母にはなかなか悩ましい難題です。> > そこが一番の悩みどころですよね。100%を要求したくなる気持ちは良くわかります。10年、20年後に覆る処置、治療は受けたくないと。しかしまあ、みなさんテストで全教科満点をとられたことはテストを受け始めてからそうそうないと思いますが、そのテストを出題してきた人たちが訴訟などで窮地に立たされているわけです。人間の知能なんてそんなもんです。常に発展途上で。人が作ればcomputerにだってたくさんバグがありますよね。それを信じられないと全て切り捨てるのはいいんですが、それは他人からは時に身勝手と感じられます。また他の人に比べて明らかに損をしていたり、他人に迷惑と感じるようなことをすることになります。統計で物事を論じている世界なので、真実が真実であることを知ることはできませんので、理論的に真実に近いと考えられない治療はもちろん排除されていくべきですが、自分たちが医者なり厚生省をつっつきながら望ましい治療を作っていくつもりで議論されると良いかと思います。医者も被害を出したくてやっている訳でもなく、どんなにやる気がなくても無難に済ませたいし、やる気があればよりよい医療を創っていきたいと思っています(悪質な犯罪者は除く)。100%を求める、つまりゼロリスク症候群ですね。これには陥りたくないと思っています。しかし、ちょっと考えれば分かること、疑問に思うことを解消せずに納得せずにメジャーに居れば安心とは私には思えないんです。メジャーにいれば、非難される確率も少なく、生きやすいとは思うのですが。納得できないことにはいちいちひっかかってしまう損な性格だと思います。代替案の提示というのはとても大切なことだと思います。今の体制は多数派の意見を中心にデザインされていて、そのおかげで日々の生活が回っているのも確かな事実ですから、さらにどうやったら多様な価値観が共存できるのか、具体的な提案ができるようになりたいです。予防接種法も改正されて、親の判断がより重要とされているわけですし、もうちょっと親にもいろいろ公正な判断材料が容易に入手できるようになってもいいのでは?と思っています。やる気がある方々といろいろ意見交換をして、自分なりのブレイクスルーを見出していきたいです。よろしくお願いいたします。
難しいところですが、麻疹の接種率がいまいちだったころは、しょっちゅう麻疹が流行して、ワクチンを受けた人もブースターがかかっていた、ところが、ワクチンが普及してくると流行が減ってブースターがかかりにくくなって、中途半端な流行と、成人以降の感染が増えることになってしまいました。つまり今は一番中途半端な状況になってしまったわけで、押さえ込むか以前のような流行にまかせるか、という分かれ道にいます。当然、世界の流れは押さえ込みたい、ということで、麻疹で言えば集団の抗体陽性率を95%以上に維持する必要がでてくるわけです。絶対に受けない人と、なんとなく忘れてしまったり、親がいなかったりで、100%にはならないため、現状では爆弾を抱え続けている状況でしょう。
よたろうさん 皆さん こんばんは namyです。> つまり今は一番中途半端な状況になってしまったわけで、押さえ込むか以前のような流行にまかせるか、という分かれ道にいます。当然、世界の流れは押さえ込みたい、ということで、麻疹で言えば集団の抗体陽性率を95%以上に維持する必要がでてくるわけです。> 絶対に受けない人と、なんとなく忘れてしまったり、親がいなかったりで、100%にはならないため、現状では爆弾を抱え続けている状況でしょう。厚生労働省の予防接種検討会第二回に麻しん予防接種についてが議題にあがっています。議事録はこちらです。http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/11/txt/s1124-5.txt半休とって、途中から傍聴させてもらったのですが、専門用語も多くて、???の部分もありながら、だったので、早く議事録出ないかな〜と思ってました。しかし、なかなかこの長文読む勇気もなく。。。よたろうさんのおかげで重い腰を上げてみました。その中で、こんなやりとりがあります。***一部引用***○中山参考人 おはようございます。北里生命科学研究所の中山と申します。(中略)これは東京都内の小学校ですけれども、1学年130人ぐらいです。1982年から、ずっと入学したときの血清抗体価を測定しています。このブルーがHI抗体の陽性率で、1990年代からずっとHI抗体の陽性率が下がっています。小学校1年生に入るときにほとんどの子どもたち、98%の子どもたちが麻しんのワクチンをやっている私立の小学校です。1996年以降ではHI抗体陽性率が下がってくるんですが、中和抗体で見ますと98%陽性ですから、いいじゃないかと思ったんですけれども、2001年になりますと、入学時の中和抗体の陽性率が80%を切っております。2001年に入学した子どもたちは1996年、1997年ぐらいにワクチンを受けています。その後、流行はほとんどかぶっていないわけですから、この間にboosterを受けている機会がなければ、先ほどと同じように、集団でも大体80%の陽性率、大体20%が低下してくるのではないかと思います。(中略)○中山参考人 secondary vaccine failureの発症の時期が大体10年前後が多いわけですけれども、実際に免疫能として中和抗体の免疫が落ちてくるのは、やはり6〜7年ぐらい経つとなくなる子どもたちが出てくる。ただ、中和抗体がなくなることで感染は起こすんですけれども、発症を抑える細胞性免疫能は残っているわけですから、その時代は感染はしても発症しない、それから、もっと免疫能が落ちてくることによって9年、10年経ったぐらいに細胞性免疫能も落ちてきて、発症する子どもたちが増えてくるのではないかと思います。○加藤座長 ありがとうございました。 どなたか御質問ございますか。○川名参考人 booster効果で高くなったとしたら、今度はどのくらいもつと考えますか。○中山参考人 外国のデータから見ても、その辺のデータはやはり少ないです。やはり2〜3年経つと、同じタイプのウイルスで測ってみますと1年半ぐらいで下がってきます。そこのところでboosterをかけるという意味合いが、また細胞性免疫能に刺激をかけるわけですから、液性免疫だけではなくて、細胞性免疫能にもboosterがかかるわけですから……。それは限界がありますから、2回接種したからといって万全ではないわけです。アメリカでも、やはり2回接種しても大学生には麻しんの患者さんは出ているわけですので、そこのところを3回目をどうするかということになると、我々が考えなければいけないかどうかはわからないですけれども、そこのところは個人の責任において免疫能が落ちているのだったら、個人防衛の考え方で・自己負担で……ということではないかと思います。***引用ここまで***「集団の抗体陽性率を95%以上に維持する」とは、大人も含めた日本の集団の抗体陽性率を95%以上に維持するとおっしゃっていると仮定します。「2001年に入学した子どもたちは1996年、1997年ぐらいにワクチンを受けています。その後、流行はほとんどかぶっていないわけですから、この間にboosterを受けている機会がなければ、先ほどと同じように、集団でも大体80%の陽性率、大体20%が低下してくるのではないかと思います。」ということが本当だとすると、ワクチンだけで、抗体陽性率を95%以上に維持することはものすごく大変なことではないのでしょうか?ほぼ100%が数年で約80%になってしまうのですから、少なくとも、今検討されている2回接種で解決されるものではないと思っています。しかし、現在の厚労省の予防接種検討会に参加された参考人の方の一意見ですが、その次のことを検討する場ではないと認識してらっしゃるわけです。そんな場当たり的なプランでいいのか?と正直思ってしまいました。はしかウイルスをelimination(排除)するための第一ステップのアクションプランがとりあえず2回接種なのだとしたら、その次のステップではどうするべきか何通りもシュミレーションした上で日本オリジナルのシナリオを提示してもいいのではないかと思います。それが仮に、[5年から10年おきにはしかの予防接種を行う]というアクションプランだと仮定します。その場合、ひとりの子どもが生涯に受ける予防接種の回数とそのリスクももちろん検討された上で日本の方針を決めるべきではないのでしょうか。しかし、それはあくまでも方針であって、予防接種法を改正しない限り強制することはできないということも念頭に置くべきでしょう。まとまりませんが、もし、厚労省でパブリックコメントが募集されれば、いち親の意見を何か書いてみたいと思います。専門家のご意見も、いち親のご意見もいろいろ伺ってみたいなと思っています。
詳細なご報告ありがとうございます。麻疹に限らず、追加接種の理想をいいだしたら、きりがありません。最近は成人の百日咳が増えています。だとしたら、12歳の二種混合を三種にすることで予防効果があがるかもしれません。ポリオは生2回ですが、本来は3回が望ましい、けど、日本で不都合が起きていない。日本脳炎も5-10年ごとに追加が望ましいけど、それほど不都合がない。結局、追加のコスト、リスクと、メリットのバランスでしょうね。家や車でも、安全にかけるコストや保険で、完璧を求めると高い、じゃあ、このくらいは最低限必要、との計算から決まるでしょう。中にはいくらでもいいから、安全に、なんて人もいるかもしれませんが、そうなると防弾ガラスの車、007の世界です。
よたろうさん こんばんは namyです。> 詳細なご報告ありがとうございます。すいません。なにぶん、素人なので、元出展の行間などが読み取れず、困ってます。> 麻疹に限らず、追加接種の理想をいいだしたら、きりがありません。私もそう思います。でも、まずは、「排除」なり「撲滅」なりの目標をあげるなら、それに向けた理想論は必要だと思います。(できるできないは別として)そして、その理想論が実現でる手段がとれないのであれば、その目標は達成されないわけですから、その目標を目指すこと自体がナンセンスなことになりませんか?そもそも、目標は「子どもの健康」であったはずでは?http://www.mhlw.go.jp/topics/bcg/guideline/2.html「子どもの健康」には、「排除」なり「撲滅」しか選択肢はないのでしょうか?> 最近は成人の百日咳が増えています。だとしたら、12歳の二種混合を三種にすることで予防効果があがるかもしれません。私が破傷風単独接種を検討した際、成人の百日咳の話を知り、びっくりしました。子ども特有の病気なのかと思い込んでいたので。大人だとあまり重篤な症状が出ず、咳のカゼぐらいで済んでウイルスをばら撒いていることもあるらしいですね。12歳で追加された百日咳ワクチンのブースターがどれほどまで免疫を持続させるのかによると思います。> ポリオは生2回ですが、本来は3回が望ましい、けど、日本で不都合が起きていない。日本脳炎も5-10年ごとに追加が望ましいけど、それほど不都合がない。> 結局、追加のコスト、リスクと、メリットのバランスでしょうね。バランス感覚って重要ですよね。過度にどちらからに傾くとゼロリスク症候群に陥りがちですし。予防接種の制度を決める際に、これらの費用便益的な検討ってされるもんなんでしょうか?それとも、そういう検討に適した題材ではないのかな?しかし、ホントに必要なことであれば、少々余分にコストがかかってもやるべきだと思います。次世代は、将来の財産なんですから。
> 私も仕事中は、統計値や基準値などの数字も用いることがあります。やはり、何かを決めたり何かを進めたり、だいたい何をするにもそういう数値は重要な参考情報です。ですから、その数値の根拠や算出過程には十分注意を払っていますし、予防接種の有効性に関する統計値などもそういう配慮の元に算出された数値だと信じたいと思っています。そうだったんですね。しかし、医学的には予防接種の有効性、とくにインフルエンザに限って言うと、はっきり言って不明、というのが一番正しいと思います。不活化ワクチンならなおさらのようですね。原文読んでなくて申し訳ないですが、最近のレビューでは北米では2歳以上なら効果アリ、それ以下は不明、となっていたようです。「効果アリ」は一定の尺度に基づいており、それでは不十分、と感じる方がいても不思議ではないです。国策だったころはそれでもやってくれ、ということで一定の効果がでて(一定の副作用がでて)評価できていたんですが、今の状況はねぇ・・・。> Akiさんのおっしゃるとおり、私のいち感想にすぎません。仮に、「Aワクチンは副作用による重篤な症状が10万人に1人出ます。A感染症に罹ると1万人に1人が重篤な合併症になります。」と言われたとしても、「じゃ、確率の低い予防接種を選ぼう」とは思えないんです。実際のところ。> 救済措置がいくらしっかりしていても、それを理由に「えいや!受けてしまおう!」とは私には思えないんです。もちろん、十分な救済措置は制度としては必要なことだと思っています。そういう方もけっこういますよね。受けるのをお勧めする側としては残念に思うはずなので、病院とかでは冷たく言われちゃうかもしれないですね。どっちも合併症にあえば後悔するでしょうけど。正直、考えて拒否される方はともかく、忙しいとか理由なしで拒否される方がいるので、そこが効果の程をわかりにくくしている、研究の質を下げている、と思います。単純にいうと、全例接種したときと全例接種しないときで比較できないですからね。言っても仕方ないですけどね。> 仮の話ですが、[幼少期は重篤な合併症を引き起こしやすい(ということであると仮定して)ので、ある程度大きくなって体力つくまで予防接種で時間を稼ぎましょう。ワクチンによる免疫が切れた大人が発症することによって、子ども達が不顕性感染の恩恵を受けれるかもしれません。]といったような構想なら理解できるのです。話は違いますが、インフルエンザを例に出せば、大人の感染は子供から回ってくる、という話もあるので、恩恵をうけるのはむしろ大人の可能性もありかと。それが広い意味で子供を守ることにもつながる。ということも考えられます。ワクチンで評価されるのは、おそらく発症の減少と症状の軽減の2点であり、副作用や費用と比較して、このいずれかが有効と認められる証拠が出る限りはうつべし、という流れになるのではないでしょうか?そして疑わしきでもどちらかというと効果アリならば、理論上正しいとされていれば、一度はじめたものは続けてみることになる、というのが一般論です。そして小児では大人以上にデータが集まりにくく、統計での検出力が低いので、大人で効果があり、小児で明らかに有害でなく、小児で有効と考えられる要素が部分的であれあれば(学校で集団感染すると明らかにデメリットで、それを抑制するとか)小児にも行う、ということに。正直、小児の予防接種に関してはかなりこの掲示板をもとに勉強した部分がありますf^^;。> 予防接種により獲得した免疫はその有効期限も短く、周りにその感染症が少なくなればブースター効果も期待できないので、数年おきにワクチンを接種しなくてはある程度の免疫を維持できません。母体から移行する免疫も少なくなるので、生後間もない赤ちゃんが重い感染症に罹る可能性も高くなると思います。ワクチンの能力にもよるため一概に言えない気がします。> 地球上に存在する一生物として、弱い集団がどんどん形成されているように思えるんです。どうでしょう?どっかで聞いたこともある表現ですが、抽象的すぎませんか?感染症でいうと、新しい感染症がいつか出たり、その強さ次第で人間の強さ/弱さが決まるという相対的なものだから、ここであんまり包括的に考えようとしても仕方ないかと。抵抗力を上げよう、というのはそれはそれですすめるべきですが、どういう状態が抵抗力があるか、その時になってみないとわからない面もあるでしょう。先進国は衛生面の改善と体脂肪増で結構抵抗力が上がったと思いますが、同時に肥満で生活習慣病を増やしたり、一方で公害(冷蔵庫のフロンとか)も増えました。話が逸れすぎましたが、本当にいいワクチンができれば、理論上はその疾患に関しては撲滅できるくらい、人間の体はいまだに機能を保っていると思いますが。> 話は変わりますが、麻疹などの死亡者数は予防接種の普及する前から激減するベクトルの中にいて、それは公衆衛生の向上や戦後の生活安定、子ども達の体力向上などによるのでは?という解釈も妙に頷けてしまう訳です。もちろん医療関係者の皆さまの日々のご健闘による成果でもあると思っています。公衆衛生の向上に勝るものなしですよね。冷蔵庫が出来て病気が激減した、ていうのは医学部の最初の方の授業でならうことです。麻疹も上記のように評価されていることは事実ですね。> 100%を求める、つまりゼロリスク症候群ですね。これには陥りたくないと思っています。しかし、ちょっと考えれば分かること、疑問に思うことを解消せずに納得せずにメジャーに居れば安心とは私には思えないんです。メジャーにいれば、非難される確率も少なく、生きやすいとは思うのですが。納得できないことにはいちいちひっかかってしまう損な性格だと思います。それは正直大変ですね。その分野を研究される方なら良いのですが。揚げ足取りじゃないんですけど、ちょっと考えてわかる、というのは人によりますよね。もうちょっと学校で勉強できなかったか?と思う(事情はあるかもしれませんが)方もいれば、そんなに調べたら恐ろしくなるだろうに、と思う方もいて、調べたところで納得するかどうかはそれこそ性格にもよるかとは思います。> 予防接種法も改正されて、親の判断がより重要とされているわけですし、もうちょっと親にもいろいろ公正な判断材料が容易に入手できるようになってもいいのでは?と思っています。だいぶ情報が増えたとは思いますよね。昔より、色々なことが伝わるようになったと思います。その分、実は実際に使われている判断材料がアヤシイものであることがバレてきました。そんなに公正な判断材料がないことに気づきだした、というのが現状ではないか、と感じています。手術法とか学生時代の私が素人判断でもろくでもないな、と思っているものは実際どんどん変わってきました。進歩というか、変化が常にある業界に、他の分野の方がきっちりついてきているわけです。インターネットって怖いです〜。ただ、出ているデータに限界があると知りつつやっていくのと、そうでないのとでは予防接種にしろ何にしろ、見方が違ってくると思います。予防接種に関しては、任意接種にして国が責任を逃れた、という以外の何者でもないですよね。お金かけて非難されて訴訟になったのではタマラナイ、というもっともだがあんまりな態度だと思います。話はさらに逸れるのですが、こういう判断材料をきちっと求める方々が、安易に民間療法に流れないでいただきたいな、と思う次第です。高価でなかったり、行っている医療と拮抗しなければ効果がある限りはやっていただけばと思うのですが、矛盾だらけでデータも薄い割には相当売れてますよね。不景気じゃなかったのか??と思うくらいです。代替案であるからにはそれなりのデータが欲しい。人の弱みに付け込んでいるとしか思えない。慢性疾患を診ることが多いので、そこは常々大いに不満に思うことです。そして、たいてい、良心的を装っていざおかしくなったら無理せず病院へ、とのたまう治療が多いので、そりゃそうなんだろうけど無責任だよな、と思うんです。死ぬまでこの治療で面倒見るから、問題あったら訴訟でも何でも、というのが筋でしょうに。かといってここまでしか面倒が見れないとも言わないし。ちょっと愚痴でしたね。なんか抽象的な話ばかりでした。予防医学はすぐ机上の空論になるので難しいです。
Akiさん 返信ありがとうございます。namyです。> 「効果アリ」は一定の尺度に基づいており、それでは不十分、と感じる方がいても不思議ではないです。国策だったころはそれでもやってくれ、ということで一定の効果がでて(一定の副作用がでて)評価できていたんですが、今の状況はねぇ・・・。国策だった頃はとおっしゃるのは、我々が体育館で学童接種を受けていた頃の話でしょうか?その頃の予防接種については何か評価をされていたのでしょうか?もし、情報をお持ちだったら教えてください。また、私が申しました「その数値の根拠や算出過程には十分注意を払っていますし・・・」というのは、「その時点でできる限り十分な」という意味であって、「それで全て完璧な」というわけではありません。当然、『一定の尺度』ということになります。> 正直、考えて拒否される方はともかく、忙しいとか理由なしで拒否される方がいるので、そこが効果の程をわかりにくくしている、研究の質を下げている、と思います。単純にいうと、全例接種したときと全例接種しないときで比較できないですからね。言っても仕方ないですけどね。すいません。この、「研究の質を下げる」理由が良く分かりません。考えていても考えていなくても未接種は未接種ですよね。同じ人間で接種した場合と接種しなかった場合を比較できないということならば分かるのですが。お時間のあるときに、素人用に噛み砕いていただけるとありがたいです。> 話は違いますが、インフルエンザを例に出せば、大人の感染は子供から回ってくる、という話もあるので、恩恵をうけるのはむしろ大人の可能性もありかと。それが広い意味で子供を守ることにもつながる。ということも考えられます。ワクチンで評価されるのは、おそらく発症の減少と症状の軽減の2点であり、副作用や費用と比較して、このいずれかが有効と認められる証拠が出る限りはうつべし、という流れになるのではないでしょうか?そして疑わしきでもどちらかというと効果アリならば、理論上正しいとされていれば、一度はじめたものは続けてみることになる、というのが一般論です。そして小児では大人以上にデータが集まりにくく、統計での検出力が低いので、大人で効果があり、小児で明らかに有害でなく、小児で有効と考えられる要素が部分的であれあれば(学校で集団感染すると明らかにデメリットで、それを抑制するとか)小児にも行う、ということに。この内容は、「学童防波堤論」に通じますか?http://www.kangaeroo.net/D-maebashi-F-view-r-R-no-200408_admin_message.htmlそれとも、また別の内容ですか?> 正直、小児の予防接種に関してはかなりこの掲示板をもとに勉強した部分がありますf^^;。え〜!意外です!!例えばどんなことなんでしょう???> > 予防接種により獲得した免疫はその有効期限も短く、周りにその感染症が少なくなればブースター効果も期待できないので、数年おきにワクチンを接種しなくてはある程度の免疫を維持できません。母体から移行する免疫も少なくなるので、生後間もない赤ちゃんが重い感染症に罹る可能性も高くなると思います。> > ワクチンの能力にもよるため一概に言えない気がします。そうそう、私も一概には言えないと思います。しかし、はしかですらhttp://www.kangaeroo.net/D-bbs-F-thread-threadno-2149-no-2149-update-1110327883.html#2354こんな感じですから、他のワクチンによる抗体はブースターなしにどのくらい持続するものなのだろう???と思ってしまっています。> > 地球上に存在する一生物として、弱い集団がどんどん形成されているように思えるんです。> > どうでしょう?どっかで聞いたこともある表現ですが、抽象的すぎませんか?感染症でいうと、新しい感染症がいつか出たり、その強さ次第で人間の強さ/弱さが決まるという相対的なものだから、ここであんまり包括的に考えようとしても仕方ないかと。ホント、読み返すと何が言いたかったのだろう???という感じですね。反省。はしかの流行しない地域に居る集団は、はしかウイルスに弱い集団が出来上がる。ということが言いたかったのです。外国などから、はしかウイルスが一度入れば、もろくも発症者が急増してしまう集団です。> 本当にいいワクチンができれば、理論上はその疾患に関しては撲滅できるくらい、人間の体はいまだに機能を保っていると思いますが。すいません。 「本当にいいワクチン」と「人間の機能」の関係が良く分かりません。それは自然感染による免疫獲得じゃダメなんですか?それとも、「本当にいいワクチン」=「副作用のないワクチン」ということでしょうか?> 公衆衛生の向上に勝るものなしですよね。冷蔵庫が出来て病気が激減した、ていうのは医学部の最初の方の授業でならうことです。麻疹も上記のように評価されていることは事実ですね。そうなんですね〜!医学的の教科書的にも当たり前のことだったんですね〜!(目から鱗)私の今まで会った小児科医さんのほとんどは、そういう話をしてはくださいませんでした。まず、予防接種の有効性と自然感染のリスクの説明ばかりです。> > 100%を求める、つまりゼロリスク症候群ですね。これには陥りたくないと思っています。しかし、ちょっと考えれば分かること、疑問に思うことを解消せずに納得せずにメジャーに居れば安心とは私には思えないんです。メジャーにいれば、非難される確率も少なく、生きやすいとは思うのですが。納得できないことにはいちいちひっかかってしまう損な性格だと思います。> > それは正直大変ですね。その分野を研究される方なら良いのですが。はい。同情していただいているとおりです。(納得できないことを流してしまう方がストレスになります。)信頼できる研究者や専門家にお任せしたいところです。なかなか見つかりません。> 揚げ足取りじゃないんですけど、ちょっと考えてわかる、というのは人によりますよね。もうちょっと学校で勉強できなかったか?と思う(事情はあるかもしれませんが)方もいれば、そんなに調べたら恐ろしくなるだろうに、と思う方もいて、調べたところで納得するかどうかはそれこそ性格にもよるかとは思います。その辺が、リスクコミュニケーションを難しくしているところだと思います。知らないでいれたほうが幸せと感じる人もいるのも事実だと思います。しかし、情報公開のこの世の中、知りたいと思う人には適切な情報提供がされるべきだと思います。また、情報を出しっぱなしではなく、その情報が何を意味するのか、自分の欲しい情報とどうリンクするのかなど、橋渡しをしてくださる専門家やコーディネーターがいることが理想ですね。> だいぶ情報が増えたとは思いますよね。昔より、色々なことが伝わるようになったと思います。> ただ、出ているデータに限界があると知りつつやっていくのと、そうでないのとでは予防接種にしろ何にしろ、見方が違ってくると思います。私も同感です。どんなデータにも不確実性はつきものだと思います。だから、どのくらいの不確実性があるものなのか、不確実性が大きいようであれば、追跡調査をするように配慮するなど、うまく付き合って行くべきだと思います。> 話はさらに逸れるのですが、こういう判断材料をきちっと求める方々が、安易に民間療法に流れないでいただきたいな、と思う次第です。高価でなかったり、行っている医療と拮抗しなければ効果がある限りはやっていただけばと思うのですが、矛盾だらけでデータも薄い割には相当売れてますよね。不景気じゃなかったのか??と思うくらいです。代替案であるからにはそれなりのデータが欲しい。すいません。私の言いたかった「代替案の提示」とは、「代替療法」のことではないです。私が言いたかったのは、例えば、病気をもらいたくない人と病気をバンバンもらって小さいうちにいろんな免疫を付けたい人との棲み分けみたいなことができないかなぁ〜。多様な価値観が共存できるように、今の「子どもの感染症」=「悪」と思われているような単一の価値観&制度にどうやったら風穴として代替案を提示できるのだろう???ということなんです。> なんか抽象的な話ばかりでした。予防医学はすぐ机上の空論になるので難しいです。いえいえ、日頃のご苦労も伝わってきます。ありがとうございます。我々親にとって、目の前の子どものことですから、日々悩みながらも選択をしていく現実なんですよね。ご自分のお子さんに対して、机上論をどのようにあてはめてギャップを埋めてらっしゃるのかな〜と興味津々です。
タマゴさん、ありがとうございます。 私が麻疹はかかったほうがいいのではないかと言っても、身近で見たことがないのです。自分が麻疹が罹ったことはもちろん覚えていないし、母や母くらいの年代の人に「どうだったの?」と看病体験を思い出してもらう程度なのです。今、麻疹にかかることのほうが珍しい。ですから、現場の方からのお話が聞けるのはとても嬉しいです。これからも色々と教えて下さい。 予防接種委員会にも積極的に出席されてお勉強なさっている姿勢と書いて下さってますが、そんなことないです。誰でも事前にファックスで申し込みさえすれば、傍聴できますし、行けなければ厚労省に資料がほしいと電話でもすれば送ってくれるものなんです。それに、製薬会社の方やワクチントークの方も来ていますよ。でも、ワクチントークのみなさんお仕事もあるし(私も仕事をしていますが、フリーランスなので時間の調整が自分次第です)、多くは傍聴できないのは「発言できない」からだと思います。きっとストレスがたまるのでしょう。余談ですが、母里さんも委員になったことあるのですが、事前に用意したことを言わない(!?)ので1年で変わったそうです。。。 私は、「ふ〜ん、そういうことなのか〜?各先生方もパワーポイントで説明してくれて、こういう発表の場もあるのか〜」とへんなところに感心していたり、きっと筒抜けのところが多いからストレスになっていないのかもしれません。あさっても行くつもりですが、最初は第一回だけの参加のつもりでした。でも、こんな風に現場を見ていくだけでも自分にとっては、推進する先生方の顔も見えるし、身近に感じられるようになったから傍聴しているのです。勉強なんてそんなものではないです。でも、出産し、子育てしていく上で悩んだ「予防接種」「病気」について自分のなかでもこんなに深く関わると思っていませんでした。流れてしまえばいいのかもしれません。でも、最近は、仕事も大切ですがもっと大切にしなくちゃいけないことだと思っています。> 病気との共存は、大原則であることに異論はありません。しかし例外はいくつかあります。はしかはやはり共存できない感染症ではないでしょうか。小児期に感染してもやはりはしかは問題だと思います。私も保育園に子どもを預けていますから、保育園の人たちにもいろいろ聞いたり、話せる人に話したりすると麻疹に罹っている人はいるんですよね。・先輩ママ達にきいたのですが、整体士のお子さんがSSPEになった話しを聞き、麻疹受けたことも聞きました。話し合える環境に感謝。・父親で罹った人がいて、どうしても耐えられなくて救急車呼んだケース。この息子さんは予防接種しておりうつらなかったようです。でも、ブースター罹っているのではないかな。・子どもが百日咳に罹っているときに在籍していた子(弟は予防接種していたそうです)のお兄さんが麻疹にかかったことを聞きましたが、看病したお母さんいわく「ちょっとやせたけど大丈夫よ」言ってました。学校では誰にもうつらなかったそうです。麻疹に罹るケースは人それぞれではないかなというのがやっぱり私の印象です。
保育園に十年位勤めています。かけだしママ保育士です。いろいろあって、わが子に予防接種を受けさせてません。いつもお医者さんは集団生活のなかで予防接種を受けさせないで病気を移すのは悪だとばかりに言われますが、水疱瘡やおたふく風邪など、保育園ではなく、同じかかりつけ医で広がっているのをみたりしていると、病院の方が悪なのでは?と思ってしまったりします。予防接種といい、薬といい、あまりにも万能のように受け取られています。ここ数年で、食後などに忘れずに子どもに投薬することが毎日の(毎日です)保育の仕事のひとつになってきました。大抵の子は1才児でも口をあけて、サラサラ飲めちゃいます。それだけ回数をこなしてきているということです。大人のビタミン剤感覚のような気もします。ここのサイトに来られる方と違って、一般的には、副作用のことなんて気にしてない人がほとんどです。病気予防に100%はないのに、予防接種を受けない選択をする人は認めてもらえず、100%接種を目指す医療って…?予防接種週間で、何かイライラして、とりとめのない愚痴っぽい話しになってしまいごめんなさい。
いろいろな環境、境遇で見方が違うことは仕方がありません。予防接種を絶対受けない人がいるのも仕方がないことでしょう。ただ、他のスレッドでもありましたが、もしも受けなかった場合でもかかったらちゃんとみてほしい、という認識だと、どうしてもギャップが埋まりません。つまり、治しようがない状況になる場合をみていると、罹ってからではどうしようもない。はしかの脳炎やSSPE、水痘の将来帯状疱疹での痛み、おたふくの難聴など、代表的な合併症です。お酒を飲んで車を運転しても、ちゃんとできるから、と言われても、そうではないことをみていれば、飲酒運転は怖いわけです。受けない選択はありますが、罹っても治る、としか思っていないなら、それは甘いなあ、という気持ちです。もちろん、治る場合が多いのは事実ですが、そうではないことがあるために、予防接種が開発されたのでしょう。かかったほうがいいのなら、誰もワクチンなんて勧めない。
> お酒を飲んで車を運転しても、ちゃんとできるから、と言われても、そうではないことをみていれば、飲酒運転は怖いわけです。受けない選択はありますが、罹っても治る、としか思っていないなら、それは甘いなあ、という気持ちです。もちろん、治る場合が多いのは事実ですが、そうではないことがあるために、予防接種が開発されたのでしょう。感染症にかかった患者に、熱が下がっても○日は、移る可能性があるから人ごみに出ないように、と伝えず人込みに送り出すお医者さんこそ、飲酒運転を薦めてるように思いますけど…。
> 感染症にかかった患者に、熱が下がっても○日は、移る可能性があるから人ごみに出ないように、と伝えず人込みに送り出すお医者さんこそ、飲酒運転を薦めてるように思いますけど…。そうですね。解熱に限らず、発病前にウィルスがたくさん出ている可能性もあります。病気との接触でどのくらい感染しやすいかはしっかり判明していないのですが、麻疹や水痘などで20分くらいとも言われています。同じところでの接触が長いとうつりやすいのは当然です。人混みのような通りすがりでの感染はやむを得ない範囲かとは思いますし、個々の行動を制限するには限界があります。 ご希望の回答とすれば、何となく体調が悪いと感じたら、同じ人との接触を2日間は10分以上さけなさい、なんてことでしょうか。まあそれを守ることがどこまで期待できるかどうかです。むしろ大人の方が仕事も休めない、という可能性がありますね。どうしても非現実的な助言になってしまうので、無理ではないかなあ。